幸せな家族 そしてその頃はやった唄 (中公文庫 す31-1)
- 中央公論新社 (2023年9月22日発売)
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感想 : 319件
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784122074187
作品紹介・あらすじ
朝日新聞「売れてる本」(2024年9月28日/杉江松恋)
静岡放送「サクヤのプレゼンしまSHOW」(2025年2月21日)
BSテレ東「あの本、読みました?」(2025年4月10日)
など、各メディアで話題!
昭和末期の少年少女に衝撃を与えた「トラウマ児童文学」が今、再び注目を集めています。
書店員のポップから火が点き、全国の書店でランキング入りし累計12万部を突破。
実在の歌を元にした驚愕の物語に、ハマる令和の読者も続々。
あなたも聞いてください。
この戦慄のメロディーを――
***
「これからつぶやくひとふしは とても悲しい物語……」
舞台はバブル期。
保険会社のコマーシャル・キャンペーン《幸せな家族》のモデルに選ばれた中道家。
しかし頑固者かつ多忙な父親の影響で、撮影はなかなか進まない。
そんな中、父親の死体が密室で発見される。
やがて不気味な唄の歌詞にあわせたかのように、次々と家族が死んでゆく――
伝説のジュヴナイル・ミステリ長篇、奇跡の復刊。
みんなの感想まとめ
家族の幸せをテーマにした物語が、意外な展開とともに読者を引き込む。舞台はバブル期、保険会社のCMモデルに選ばれた中道家が、父親の死をきっかけに次々と不幸に見舞われる様子が描かれている。登場人物たちの複...
感想・レビュー・書評
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会社の同僚が、この本を買ったからまきちゃん読んで無かったら貸すよ〜!と言ってくれました。
読んで無かったのですが、今は燃えよ剣を読んでいるし(-。-;
この本はブクログの評価も低かったので、今回は遠慮する的な返事をしたんです。
私は皆さんほど読むスピードが速くないので、どうせ読むなら面白い本だけ読みたい!って思ってしまうのですよね^^;
つまんない本に時間かけたくないのです。゚(゚´ω`゚)゚。
でも彼女は、これは違う意味でビックリするからどうしても読んで欲しいなぁ〜と。
珍しくそこまで推すのであればと読んでみました( ̄▽ ̄)
それは、数ページ目でわかりました。
登場人物に、退職した元上司の名前が(笑)
フルネーム、
漢字まで一緒!ウケるっ!( ̄▽ ̄)
これは同じ会社じゃないと味わえない感動ですね!
私の読書を邪魔してくる部長Aと、部長Bにも見せてあげたらオオウケしておりました(笑)
そして、その元上司も死んだっ!( ̄▽ ̄)
マジかぁー!
写真撮って、部内のLINEで回さなくてはっ!
ブクログの評価が低かったので、全く期待しておりませんでした。
仕方ないから読むかぁ、そんな感じ(^^;;
が!
これ、しっかりクローズドサークルのフーダニットでした(笑)ホワイダニットもありました。
思いがけず大好物のやつ!
評価が低いのは、まぁ、そうだよねーっていう犯人で、二転三転全然せず、あっさり終わってしまったからかも(^◇^;)
私は嫌いじゃないですが、でも、もう少し何か欲しかったなぁ。。。
物足りない感が半端ないε-(´∀`; )
元上司が登場していなかったら、星は一つ少なかったりして(⌒-⌒; ) -
鈴木悦夫『幸せな家族 そしてその頃はやった唄』中公文庫。
児童文学作家の鈴木悦夫が1989年に刊行した伝説のジュブナイル・ミステリーの復刊。刊行以来、全国各地の少年少女に衝撃を与えて来たという伝説のトラウマ児童文学。行きつけの本屋のレジ前のキャンペーン棚に山積みされていたので、ついつい購入してしまった。
確かに少年少女に向けた小説にしては刺激が強過ぎる。直接的には描かれてはいない残酷さやエロさ、近親相姦というタブーの匂いがプンプンする。
ジュブナイル・ミステリーと言うよりもイヤミスと言った方が良いだろう。作中に描かれる『そしてその頃はやった唄』が兎に角、不気味で気持ち悪い。
プロローグでは既に児童文学にしてはあり得ない程の悲劇が起きたことが明らかにされる。1年の間に中道家で、父親で写真家の勇一郎、兄で中学2年生の行一、母親の由美子、姉で高校2年生の一美、親友の柴田浩が相次いで死に、次男で小学6年生の省一だけが生き残るのだ。
賢明な読者ならプロローグを読んだだけで犯人の正体が解ってしまうのだが、それを信じたくないからこそ本編を夢中になって読んでしまうのだろう。
保険会社のコマーシャル・キャンペーン『幸せな家族』のモデルに選ばれた中道家。写真家の父がの勇一郎が仕事を行うためのスタジオを備えた新築の家に父親の勇一郎、母親の由美子、長女の一美、長男の行一、次男の省一の5人が引っ越し、コマーシャルの撮影隊がやって来て、撮影がスタートする。
しかし、父親が多忙なために撮影は進まず、まるで不気味な『そしてその頃はやった唄』をなぞるかのように家族が1人、また1人と死んでいく。
果たして……
トラウマ児童文学と言って思い出すのが、天沢退二郎の『光車よ、まわれ!』だ。こちらは正統派の少年少女向けのホラー・ファンタジー小説である。小学生の頃、図書館から借りて、余りの面白さに時間が経つのを忘れ、教室の片隅で読んでいると知らぬ間に外は真っ暗となっていた。
ふと背後に人の気配を感じて後ろを振り返ると女性が立っていた。突然のことに驚いて、固まっていると……
女性から「その本、凄く面白いでしょう。」と声を掛けて来た。女性は違う学年で国語を担当する先生だったのだ。あの時は本当に肝を冷やした。
社会人になって、ちくま文庫から『光車よ、まわれ!』が復刊されたのを機会に再読してみたのだが、やはり非常に面白かった。
本体価格900円
★★★★ -
昭和末期の少年少女に衝撃を与えた『トラウマ児童文学』。伝説のジュヴナイル・ミステリ長篇、奇跡の復刊。と、以前新聞広告で見て気になっていた。もう少年時代からだいぶ経ったけど、ようやく読了。
保険会社のテレビCM《幸せな家族》のモデルに選ばれた中道家。しかし頑固者かつ多忙な父親の影響で、撮影はなかなか進まない。そんな中、父親の死体が密室で発見される。やがて不気味な唄の歌詞にあわせたかのように、次々と家族が死んでゆく…
中道家の次男、小学6年生の省一が語り手となり物語が進んでいく。淡々と。正直、ミステリとしてはそれほど意外性もなく少し物足りなさを感じたけれど、幸せな家族の雰囲気から一転、不穏な空気が漂う展開は、確かに小学生の頃に読んでいたらトラウマものかもしれない。
現在、中央公論新社の特設サイトで『その頃はやった唄』がフルコーラスで配信されていたので聴いてみたら、思っていたよりもポップで不気味さが増した。 -
悪くはないと思います、ただ、帯と書店の平積みがハードルをかなり上げているのは間違いないなと。勢いで買っちゃうんですよねー。。。83年の出版当時は恐らく衝撃作の部類とされたと思いますが、昨今のミステリー飽和時代というか、かなり衝撃的などんでん返し系が数多ある中で目が肥えてしまったのか。本作も普通かというと普通ではない、かなりミステリーな状況、展開です。ただ、読んでいて、読み終わっての感想としては、ある程度予想通りの終わり方だな、と思ってしまいました。ただ時代感は多少感じるものの、読みやすくてそんなに時間を要さず読み終えることもでき楽しめました。作品については賛否あると思いますが、いずれにしても帯煽りの影響って大きいなと改めて感じた次第です。
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テレビで紹介されてて読んでみました。その時、児童文学だけど児童文学ではない…みたいな事を言ってたのかな。それどういう事?と気になって確かめてみました。確かに人が思っている以上に死んでる。主人公の小6の省一がプロローグで"たいくつ病"がどうたらこうたらと言っている時点で、ヤバいなと思った。そして見事に私が思い描いていた児童文学のイメージが崩れましたね。でも何となく結末が分かってしまいました。
"幸せな家族"というテーマのCM制作のためにモデルになったのが、省一たち家族。読み進めていくとこの家族、"幸せな家族"なのか?と思えてきて、私はイライラします。その原因は男ども。父の勇一郎は有名なカメラマンだけど、絶対に何かやらかすであろうと思わせる危険なモラハラ男。兄の行一は弱い立場の者には態度がデカくなり威張り散らす目立ちたがり屋。この2人がどうも好きになれない。でもこの2人の存在が"幸せでない"という伏線であり、その伏線がそこら中に散らばっている。それらを回収していくと、そういうことか‼︎となります。で、最後は怖いとなるのかな?これが帯に書かれていた『じわじわと10万部突破!』に繋がるのかな?
この家族が唯一家族らしいと思えたのが、家族で観天望気をやるところ。天気予報をするのだけど、そこはほのぼのしてて良かったな。全然関係ないけどこの箇所を読んでると、雨が降って欲しいなと強く思いました。私の住んでいる地域の観天望気をして欲しい。
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本屋でおすすめされていた本を読んでみました。
ミステリーというより、どちらかというと軽いホラーのように感じました。
犯人が分かった瞬間、ゾクッと背筋が凍る…。そんなストーリーです。
一見、幸せそうに見える家族。でも、本当にそうなのでしょうか?
物語では、流行した歌の歌詞の順番通りに、家族が一人、また一人と亡くなっていきます。
しかも、歌詞と同じ方法で…。これは事故なのか、それとも殺人なのか。
家族の死を「事故」だと思っている間は、まだ「幸せな家族」と言えるかもしれません。
でも、そう簡単にはいかないのが、この小説の面白さです。
そもそも、犯人の動機とは何だったのでしょう?
実は、すべての出来事の裏には、歪んだ家族の関係がありました。
「幸せな家族」—。
外から見てどうであれ、家族の一員が「幸せ」と感じているなら、それは幸せな家族と言えるのかもしれません。
とはいえ、どの家庭にも何かしらの問題はあるもの。ただ、それが表に出ていないだけなのです。
幸せとは何か。
改めて考えさせられる一冊でした。 -
その頃はやった唄…なんとも不気味な歌詞ですね。
割と早くに犯人はわかりますが、どうやって犯行を成し遂げたのかを推理しながら読みました。
なんとも言えない悲しい結末でした。 -
殆どが一人称的な文章で読みやすくはあった。
ただ初めから最後まで淡々とした文章が逆に気味悪さ
を増していました。
初めから犯人が文章の流れから推理出来て、推理モノ?
児童文学?どの分類になるのでしょう。 -
4月放送の『あの本、読みました?』でこの作品を知り、この番組を見た後、どうしても気になり、本屋に行き購入。それから、合間合間に読んで、やっとのことで読了。
もう、これが児童文学というのに、ビックリ!!
確かに、帯の「トラウマ児童文学No.1」というのが納得。これ映像化したら、凄いと思う。
少しずつ歯車が狂い出し、いつの間にか、落ちていく・・・幸せな家族。
もう、あの唄がおそろしい。
『そして誰もいなくなった』の中に出てくるマザーグースを思い出してしまった。 -
-
この本が話題になってるみたいだよと母から教えてもらい、図書館で予約してみました。
予備知識なしで読み始めて、つい最近刊行された作品にしては文章が少し古くさい?と感じたのですが、元々は昭和末期に発表されたものが二年前に復刊されたんですね。
自分が生まれる前の作品だと知り、今になってこれほど注目されていることに驚きました。
家族が一人、また一人と死んでいくのに、深刻さがまるで無いというか、むしろ平穏な日常感さえ漂っているような不気味な作品です。
最後の一行が衝撃!という売りのようですが、期待していたほどの衝撃は受けなかったかな。
ただ、久しぶりにゾクゾクするようなミステリの世界に浸れて楽しめました。
ちょっと消化不良みたいな感じもあるので、もっとミステリ小説を読みたい欲が高まります(笑) -
謎の死??、期待をこめてなんとか最後まで読みましたが、今までこんなに読んで後悔した作品はなかった。税抜900円高い…。
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読みやすかった。
新聞にも大きく広告が出ていて、読むのを楽しみにしていた。
連続して不審死が発生し殺人なのか事故なのか?
殺人なら犯人は?動機は?
色々考えながら読んでいたが、主人公の心理がきちんと理解できなくて、すっきりしなかった。
まあそのような小説なんだろう。
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序盤で犯人は検討つく展開なんだけど、
どうやって、とかその犯行の内容は意外だったりもして(最初の方)面白かった。
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打ちのめされる一冊。
タイトルもいいじゃない、表紙もいいじゃない。
なのに…うわっ!本当に児童書なのか?と打ちのめされるこの読後感。
このギャップがすごい。
テレビCMのモデルに抜擢された5人家族。
それは絵に描いたような幸せ家族のはずだったのに…一人また一人と家族が死んでしまうなんて。
しかも歌の歌詞になぞらえたような死に方はミステリとして心掻き立てる展開。
なんとなく直視したくないもの、それをまざまざと見せられたら嫌なもんだよな…そんなことを思う。
これってかなりヤバいチッチッチ。
忘れられないチッチッチ仲良し家族。 -
児童書としては☆5相当の衝撃。
誰が殺されるかは冒頭でわかるので、そこに至る経緯を楽しみましょう。 -
謎解き系ミステリ…ではなく
謎解明系ミステリ。
そんなジャンルがあるのかないのか…
知らんけど。┐(´-`)┌
保険会社のCMモデルに選ばれた、絵に描いたような“理想の家族”。
著名な写真家の父
家庭的で控えめな専業主婦の母
美しく聡明な姉
目立ちたがりの兄
そして語り手の「僕」。
そこへ撮影クルー4名が加わったところこら、不穏な事件が次々と起こり、理想の家族の形が崩れていく。
鍵となるのは〝その頃はやった唄〟
「子どもは父を憎んでた〜」
ん?
どう考えても流行りそうにない歌なのだけど(笑)これが物語の種明かし。
面白さはある。
けど——
大人には物足りず、子どもには読ませにくい。
なんとも微妙な立ち位置の作品。
児童文学作家である著者
子ども向けミステリという枠があったのでこの展開になったのか…。
むしろ唄が軸になるなら、思い切ってこれは大人向けとして“大人の事情”をガツンと入れ込んで描いても良かったのかもと思った。
不完全燃焼。
そんな読後感。
今年の19冊目 -
題名が「幸せな家族」そしてその頃はやった唄 とあり、 う~ん、これは反面の題名なのかな、と思いながらページを開くと、とうとうぼくはひとりになった。この1年のあいだに、ぼくの家族はぽつりぽつりと死んで、最後に、ぼくひとりが残った。初めは父だった・・ と続き、兄、母、姉、親友、が死んだとくる。終始ぼくは、で語られる。その死をなぞる。いやはやなんとも。これが子供向けの本なんだろうか。
ぼくの父は写真家。父の友達から、さる保険会社のCMに「幸せな家族」のモデルになってくれ、と言われ承諾したという。そして父の友人、CM作成の人たち3人が家に撮影にやってくる。その中の一人が「その頃はやった唄」を歌うのだが、これがマザーグースっぽい死人の出る唄。
鈴木悦夫氏はもともとは児童文学者で、解説にある鈴木氏の言葉の断片は「・・その少年の完全な自由を阻害しているおとなが少年に向かって何か書こうとするならば、少年の現在的な自由の問題を自己に問い詰める作業をしなくてはならないと思うのです・・」という部分がある。
鈴木悦夫:1944~2003.8.10 熱海生まれ。1967早稲田大学卒業あかね書房入社。大学では少年文学会に在籍。1969年「祭りの日」で第二回日本児童文学者協会新人賞受賞。その後あかね書房を退社し、NHK「おかあさんといっしょ」、フジテレビ「ピンポンパン」のメインライターとして活躍。その後小田原で一人暮らしを始める。
「その頃はやった唄」は実際にあり、巻末に詩と楽譜が載っている。詩:山本太郎、曲:越部信義
・山本太郎 1925-1988 「覇王記」1969に所収
表紙の下には「THE BLESSED FAMILY ・・AND THE OLD DEAR SONG」の英語。
雑誌「鬼が島通信」第1号~第12号1983~1988連載
偕成社Kノベルス1989年刊
2023.9.25初版 図書館 -
登場人物が若干多く感じる点、若干冗長に感じる点、そのあたりは短所かな。面白い題材にはなっていながら最後は投げた感じがするのは、独白だから仕方ないのか。伏線だったり、タイトルが上手く効いてくる構成だったら好きだったかもしれない。ミステリーとは違う感覚や独特な雰囲気もあるんだけど、それが乗り難い要因かもしれない。主人公の気持ち面に関しては、結構こんな話もないではないんではないか。
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いやー
ミステリー好きではない私が読んだのが間違えだった。
しかも、なぜ読んでしまったのかさえ謎だが…
なんともくらいお話しだ…
鈴木悦夫の作品

ジュヴナイル小説みたいです。
難しい文字もなく、少年が主役です。
挿絵もあったりして、確かに少年少女向けの小説かもしれ...
ジュヴナイル小説みたいです。
難しい文字もなく、少年が主役です。
挿絵もあったりして、確かに少年少女向けの小説かもしれません(⌒-⌒; )
ちょっと、いやだいぶ??物足りなかったなぁ。。。(-。-;
死んじゃいました!
しかも殺される理由なんてないのに(ー ー;)
可哀想過ぎました。゚(゚´ω`゚)゚。
部内グル...
死んじゃいました!
しかも殺される理由なんてないのに(ー ー;)
可哀想過ぎました。゚(゚´ω`゚)゚。
部内グループラインにアップしておきます(笑)
以前読んだ本で、隣の叔母の旧姓時代の同姓同名が出てきて、叔母と語り合ったことがありましたが、今回初めて会社の、しか...
以前読んだ本で、隣の叔母の旧姓時代の同姓同名が出てきて、叔母と語り合ったことがありましたが、今回初めて会社の、しかもアクの強い元上司の同姓同名で、かなりウケました(笑)
ブクログの評価最低でしたからね^^;
読む前から、絶対面白くないよなって分かってましたから、期待もそれほどせずに読めたのが良かったです( ̄▽ ̄)
応援ありがとうございます(*´꒳`*)
やっと燃えよ剣終わりました〜!!
これで簡単な本が読める〜♪♪