- 中央公論新社 (2024年2月22日発売)
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感想 : 11件
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784122074842
みんなの感想まとめ
登山と料理をテーマにした物語が展開され、主人公たちの人生や人間関係が深く描かれています。レストランを舞台に、オーナーシェフの登麿と従業員の美玖、中学生の瑛太が織りなす物語は、彼らの過去や苦悩を少しずつ...
感想・レビュー・書評
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髙森美由紀さん、二冊目。『ちゃっけがいる移動図書館』が良かったなあ好きだなあと思っていたら、古本屋で目に飛び込んできたので、さして吟味せず購入。
冒頭の方を読む限り、主人公は『ちゃっけ』のときと相当違って、だいぶおめでたい感じの女の子(二十歳)である。そして第二の人物は非の打ち所のないイケメンシェフである。前に読んだのとはずいぶん雰囲気が違って甘々だぞどうしよう、とはじめのうちこそ思ったものの、時折アクセントのように顔を出す苦味や酸味に惹かれて読み進めていった。中身は決して甘々ではなかった。お話の最後に出てくるジョミ入りトリュフチョコレートのようだった(ジョミって何、というのはまあ読むか調べるかしたらわかろう)。商業映画的な都合の良い展開もあるが、私にとってはそれが特にマイナスとも思われず、私はやっぱりこの本も好きだと思った。嬉しい。
登山や、生き物の命をいただくことが描かれる作品だったという点も、ここ最近の読書傾向との偶然の一致を見せ、驚いた。
ユーモアと騒がしさと品の良さが同居する筆致は『ちゃっけ』と変わらず。続編もあるようだ。きっと読むだろう。
レストランが舞台の作品なので、味見をするシーンがたくさん出てくる。こうで、こうで、こういうところが美味しい、でもこういう感じが足りない、そうだ胡椒を足そう、というような味見シーンだ。以前どこかで、料理が下手な人というのは味見をしないのだと聞いたことがある。確かに、このように、味わって分析して足りないものを見つける技術こそが、何度も実践して身につける価値のあるものなのだろう。レシピの分量を覚えることではなく。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小柄ながら、もと柔道部の青木美玖、レストランのオーナーシェフ明智登麿、甥っ子の中学生(不登校)瑛太の3人が営む、葵岳の麓にあるレストランの四季。
美玖にも、登麿にも、瑛太にも人生の辛いことが胸にある。物語の中で次第に明かされていく。登麿や瑛太の家族、常連客の佐々木の爺さん、美玖の父親、父の友人市川さんたち、そして登山にやってくる人たちと紡がれる物語が5つ。
キセキレイのきみちゃん、どのお話にも現れるけど、これはもしや?
なぜ美玖の父親が山に登る美玖を心配するのか、山で取れたものに手をつけようとしないのか、それが次第に明かされていく過程はなかなか良かったけど、登麿に関してはまだ問題が解決していない気がする。続編に続く。 -
青森県の低山の葵岳(仮名)の麓のレストランの店長と従業員の女性との話。登磨(店長)と美玖、それぞれの事情を抱え、最後に登磨の塩むすびを食べた美玖が母と行ったスナックのママの作った塩むすびから登磨の素性がわかる。この場面はあっと思った。そして、美玖の母への想いと父が妻を亡くした葵岳への拘りがやるせない。登磨が美玖のことを「うちの店の空腹を満たす以外のことを担当してくれる大事なスタッフ」の言葉に他にも意味を感じ取った。メニューの丸文字が可愛らしくておしゃれだなと思った。
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苦しすぎる描写も切ないところもあったけど、
登場人物がみんなあったかくて
救いもあって最後まで読みきった頃にはこの本自体が好きになっていた。
みくちゃんの人生に、幸せが続きますように。って本気で思う -
山に登って、頂上からの景色眺めながら食べるお弁当は、さぞかし美味しかろう。
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青森の情景が目に浮かぶような感じだと思ったら著者はやはり青森の方のようだ。経験しないと書けない物語なのかもしれない。山の麓にこんなレストランがあったら登山客だけでなく地元の人が集まる場所になるだろうなぁ。ヒロインとなる美玖の過去が少しづつあかされるあたりは読者を惹きつけるのに効果的で自分もどうにか読了出来た。
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美味しくて、面白可笑しいお話かと思っていたら、主人公の美玖やレストランに訪れる人達の山への想いが重い(ToT)でも山はイイ!(о´∀`о)
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青森県南部の和久井岳をモデルにした葵岳。その登山口にあるレストランが舞台の小説。主人公の親友の愛情溢れるけど、すごく鋭いツッコミがとてもいい(笑)
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イケメンシェフの登磨と、へっぽこ従業員・美玖がお届け! 青森のご当地食材がじゅわっと染み入る、絶品&感動のお料理小説。『山の上のランチタイム』改題。
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