新装版 国境事変 〈ジウ〉サーガ4 (中公文庫 ほ17-21)

  • 中央公論新社 (2024年3月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (424ページ) / ISBN・EAN: 9784122074996

作品紹介・あらすじ

新宿で在日朝鮮人会社社長が殺害された。被害者を内偵中だった公安外事二課は、密かに捜査を開始。だが、事件背後の不審な人脈を手繰っていた捜査一課の東警部補が、彼らの前に現れる――。CIAも血眼で行方を追う「アイアン」とは何か。激しく対立する刑事と公安の男たち。国境の島・対馬で彼らを待っていた恐るべき真実とは。〈解説〉宇田川拓也

みんなの感想まとめ

複雑な正義の葛藤を描いた本作は、警視庁捜査一課と公安外事二課、さらには離島の刑事が織りなす緊迫した物語です。特に、在日朝鮮人の殺害事件を背景に、各刑事の職務に対する思いが交錯し、個人の犠牲や国益のため...

感想・レビュー・書評

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  • ジウシリーズと歌舞伎町シリーズを繋ぐスピンオフとしての位置付けになるのだろうか。

    警視庁捜査一課、警視庁公安外事二課、離島の刑事生安課、3人の刑事が登場するが、三者三様それぞれの職務に対する正義の矛盾と葛藤が描かれる。

    姫川玲子シリーズよりもハードボイルド色が強く個人的には非常に好ましい。

    大局の正義のためには、個人の犠牲はやむなし。
    国益の為には、死するもやむなし。

    長崎県対馬市が舞台となる本作では、警察のみならず陸自も登場し、大きなスケールとなる。

    公安警察の葛藤する心中が、実に胸を打つ。

    もう一度シリーズ一作目から読み直して一気読みしたくなりました。

  • ジウから2年後 在日朝鮮人殺害の事件で
    ジウで美咲ともに 活躍した東刑事と
    公安外事2課の川尻との ヒリヒリなやり取り
    そして切ないラスト。 映画を観たような読後感。

  •  「国境事変」はジウ三部作に続くジウ・サーガシリーズの第4弾となります。ジウ三部作に登場した東刑事のスピンオフ作品となるようです。
     ジウ・サーガシリーズ作品の読む順番は次の通りです(たぶん)。
    1.ジウⅠ
    2.ジウⅡ
    3.ジウⅢ
    4.国境事変
    5.ハング
    6.歌舞伎町セブン
    7.歌舞伎町ダムド
    8.ノワール硝子の太陽
    9.歌舞伎町ゲノム
    10.ジウⅩ
     私はシリーズモノだとわからずに過去にランダムに何冊かは読了していますが、再読になることも承知で順番通りに読んでいきたいと思います。次は「ハング」ですね。
     皆さんは過去に読んだ本のタイトルを言えばストーリーとか思い出せますか?私は結構思い出せません。最近読んだ本ならともかく、例えば数年以上前に読んだミステリー小説のトリックだとか犯人だとかすぐには思い出せないことが殆どです。私だけかな?歳のせい?

  • なんだかイマイチだった。
    東ってこんなキャラだったっけ。

  • 誉田氏の小説は読みやすくグイグイ読み進められる。
    大好きな作家さん
    でもこの本は違った
    北朝鮮の問題や日本人の危機意識、犯罪を取り締まり治安を守る警察のの在り方。少し私には難しいとさえ思えた。
    しかし物語後半、第四章、五章はノンストップ。
    刑事捜査、公安捜査、無視できない問題を抱えながら正義とは何かを考えさせられた。
    作家の熱量を感じた一冊。

  • 公安と東と対馬の刑事
    朝鮮半島情勢も絡めた話が進む
    ラストは意外、というかヘッ?てことに
    東の公安嫌いの原点の説明
    なるほど公安えげつなし
    前作までの女性2人は共に出てこない
    残念

  • 読んでいる

  • なかなか噛み合わなくてもどかしい刑事と公安、北朝鮮の存在から考えさせられる日本の現状。
    終盤にかけての熱量は面白かったけど、ちょっと消化不良。

  • ジウシリーズの4作目。

    目の前の危機を防ごうと動く刑事に対し、大局的視野で判断して動く公安。歩む方角は同じだろうに、視座が違うだけで火花を散らし合う関係にハラハラ。

    本格的に両者が絡み合う終盤は、刀で切り結ぶかのようなヒリヒリする展開が印象的な作品でした。

    シリーズものなので、追い続けたい!

  • 連続する殺人事件に、警察vs公安、日本vs北朝鮮など、双方の駆け引きや陰謀が複雑に絡み合う展開で個人的に好きな内容でした。警察の東の不適さと不気味さと泥臭さ、公安の川尻の奮闘の中の葛藤。この作品の結末は初見さんには唐突(⁈)かもしれませんが、楽しく読みました。

  • 刑事警察、公安警察
    街を守る、国を守る
    キレイゴトでは済まない現実
    ひとが直面する現実と理想の矛盾
     現実社会でも、平和ボケした大半の日本人の一切気が付かないところで、こんなことが起こっているに違いない。
    映画“A few good men” のジャック ニコルソンが凄んだセリフが忘れられない。国を守るって….
    まさしく国境事変

  • 面白い。島国を、うまく利用した描写ですね

  • 在日朝鮮人会社社長殺人事件の捜査で対立する公安外事二課と捜査一課の男たち。銃声轟く国境の島・対馬で、彼らを待っていた真実とは。〈解説〉宇田川拓也

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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