波のかたみ 清盛の妻 (中公文庫)

  • 中央公論新社
4.33
  • (2)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 38
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122075382

作品紹介・あらすじ

政争と陰謀の渦中に栄華をきわめ、西海に消えた平家一門を、頭領の妻を軸に綴る。公家・乳母制度の側面から平家物語の時代を捉え直す。〈解説〉永井 紗耶子

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 平家の繁栄と滅亡までを、清盛の妻時子の目で追う。何とか盛って名前ばかりで、途中迷う。

  • 政争と陰謀の渦中に栄華をきわめ、西海に消えた平家一門を、頭領の妻を軸に描く。公家・乳母制度の側面から平家の時代を捉え直す。〈解説〉永井紗耶子

  • 面白かった。清盛の妻の視点から清盛や一族がどのように、のしあがりそして滅亡したかが語られる小説。清盛が愛嬌のある人物として徳子が意志を持たない人形のような人物として書かれているのが興味深い。ある程度は残っている資料からの人物像ですよね?おっとりとした雰囲気の時子だが安徳天皇との最期は女性ながら恐い。安徳天皇の命乞いすることは考えなかったのだろうか。それにしても、もし少年頼朝の命を奪っていたら、、。歴史って後に結果が変わる重要な出来事が必ずあるのかもしれない。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

(ながい・みちこ)1925~。東京生まれ。東京女子大学国語専攻部卒業。小学館勤務を経て文筆業に入る。1964年、『炎環』で第52回直木賞受賞。1982年、『氷輪』で第21回女流文学賞受賞。1984年、第32回菊池寛賞受賞。1988年、『雲と風と』で第22回吉川英治文学賞受賞。1996年、「永井路子歴史小説全集」が完結。作品は、NHK大河ドラマ「草燃える」、「毛利元就」に原作として使用されている。著書に、『北条政子』、『王者の妻』、『朱なる十字架』、『乱紋』、『流星』、『歴史をさわがせた女たち』、『噂の皇子』、『裸足の皇女』、『異議あり日本史』、『山霧』、『王朝序曲』などがある。

「2021年 『小説集 北条義時』 で使われていた紹介文から引用しています。」

永井路子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×