- 本 ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122075443
作品紹介・あらすじ
直木賞作家・今村翔吾を作った真田家傑作選7編
信濃の土豪から身を立て、武田信玄の幕下で名を揚げ、主家滅亡後に大名として自立。関ヶ原では昌幸と次男信繁(幸村)が西軍、長男信幸(のち信之)が東軍と袂を分かったのが功を奏し、戦後、徳川家康の下で信幸が九万石を得る。そして大坂の陣では――。
『真田太平記』を読んで作家となり、真田愛溢れる歴史巨編『幸村を討て』を著した直木賞作家が、敬愛する泰斗が真田家の波瀾万丈を綴った珠玉短編から選りすぐった傑作選。
〈編者解説〉今村翔吾
感想・レビュー・書評
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真田の話なのに真田色が強くなく、色々な切口から真田の話が楽しめる一冊。
戦国の世の真田の絆の強さを感じながら、一気に読んでしまいました!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
さすが真田を語らせれば今一番の今村氏による短編選です。どれも良かったですが、個人的には池波正太郎の信濃大名記が刺さりました。
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山田風太郎が読みたくなった。やはり、真田家が好き。
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大御所7人の真田家をあつかった作品集。さすがの大御所って感じ。今村さんの解説が楽しい
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同氏のダイヤモンド社「教養としての歴史小説」の実践編ともいうべき1冊。
『真田家』とそれにまつわる史実を、様々な歴史小説家がどのように作品に描くか。
作家それぞれのフィルターを通して、またそれぞれ異なる角度から見て、幸村がヒールにもなればヒーローにもなる。
「教養としての歴史小説」では、”史実の見方を提示するのが歴史小説家の仕事”と語っていたが、実際にそれを提示しているのである。
「ね?歴史小説って面白いでしょ」と、編者の声が聞こえてくるようである。
歴史小説読者の裾野を広げにきたな(イコール新たな自分の読者の新規獲得狙ってる?!)と思える1冊だった。 -
解説が一番好きかも。
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「真田太平記」を読んで作家となり、真田愛溢れる歴史巨編「幸村を討て」を著わした直木賞作家が、敬愛する泰斗の珠玉の短編から選りすぐった真田家傑作選。
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「皆、大好き!真田家!」を今村さんが選んだアンソロジー。
少し古くなってきた作品もあるけれど、様々な角度から真田が描かれていて、興味深い。
表紙は、茂本ヒデキチさん。昌幸を描いてるってとこが、また良いっ! -
今村翔吾氏の作品は掲載されていないが、今村翔吾氏が選んだ真田の作品が掲載されている。
海音寺潮五郎、山本周五郎、柴田錬三郎、井上靖、山田風太郎、司馬遼太郎、池波正太郎。
そうそうたる作家であり、一冊の本でまとめて読めるのが嬉しい。 -
『真田太平記』を読んで作家となり、真田愛溢れる歴史巨編『幸村を討て』を著した直木賞作家が、敬愛する泰斗の珠玉短編から選りすぐった真田家傑作選。
著者プロフィール
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