江戸川乱歩座談 (中公文庫 え24-1)

  • 中央公論新社 (2024年9月19日発売)
3.57
  • (1)
  • (2)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 126
感想 : 3
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784122075597

作品紹介・あらすじ

戦前、孤高の「人嫌い」として知られた作家・江戸川乱歩は、戦後、日本探偵小説界の名ホストとして活躍した。
森下雨村・横溝正史ら雑誌「新青年」の立役者たちから、小林秀雄・幸田文ら文壇の著名人まで――探偵小説の魅力を共に語り尽くす、夢の饗宴!
乱歩の参加した主要な座談・対談をセレクトした文庫オリジナル。

生誕130年記念刊行

〈解説〉小松史生子

【1 座談篇】
●探偵小説座談会(1929):大下宇陀児/加藤武雄/甲賀三郎/浜尾四郎/森下雨村
●明日の探偵小説を語る(1937):海野十三/小栗虫太郎/木々高太郎
●乱歩氏を祝う(1954):木々高太郎/戸川貞雄/城昌幸
●探偵小説新論争(1956):大下宇陀児/大坪砂男/木々高太郎/角田喜久雄/中島河太郎/春田俊郎
●文壇作家「探偵小説」を語る(1957):梅崎春生/曽野綾子/中村真一郎/福永武彦/松本清張
●「新青年」歴代編集座談会(1957):城昌幸/延原謙/本位田準一/松野一夫/水谷準/森下雨村/横溝正史

【2 対談・鼎談篇】
●E氏との一夕(1948):稲垣足穂
●幽霊インタービュウ(1953):長田幹彦
●問答有用(1954):徳川夢声
●幸田露伴と探偵小説(1957):幸田文
●ヴァン・ダインは一流か五流か(1957):小林秀雄
●樽の中に住む話(1957):佐藤春夫/城昌幸
●本格もの不振の打開策について(1958):花森安治

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「江戸川乱歩の美女シリーズ」瓦版~文豪の足跡をたどる~ | BS松竹東急(2024/9/1~)
    https://www.shochiku-tokyu.co.jp/special/ranpo/

    江戸川乱歩名作朗読劇『少年探偵団』2024年9月3日(火)〜
    https://rodokugeki.com/shonentanteidan/

    いま、改めて読みたい!<br>江戸川乱歩のおすすめ作品10選|メイジノオト(2021/12/03)
    https://www.meijimura.com/meiji-note/post/rampo-10selections/

    『書簡/対談座談』(江戸川 乱歩,平井 隆太郎,中島 河太郎,安彦 勝博,天野 喜孝)|講談社BOOK倶楽部
    https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000166966

    江戸川乱歩座談 江戸川乱歩(著/文) - 中央公論新社 | 版元ドットコム
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784122075597

  • 江戸川乱歩の生誕130年記念で刊行された、文庫オリジナルの江戸川乱歩の座談・対談・鼎談集。中公文庫から出るというのは意外だが、江戸川乱歩の小説や随筆は現在でも比較的容易に読むことができるが、座談や対談・鼎談などは単行本に収録されることは希で読むことが難しい。現在でも入手可能な光文社文庫版の江戸川乱歩全集には座談や対談・鼎談は収録されておらず、光文社文庫版全集の前に出た講談社の江戸川乱歩推理文庫の64巻は「書簡 対談 座談」ではあるが、収録されているのは本書にも収録されている長田幹産、徳川夢声との対談、佐藤春夫・城昌幸との鼎談の3編のみのうえ1989年刊なので新刊での入手は難しいだろう。それ以前となると言わずもがな・・・

    という訳で、江戸川乱歩の座談、対談、鼎談が全て網羅されている訳ではないが、文庫オリジナルである程度まとまった形で書籍化されたのは大変ありがたいことだ。

    収録されている中では、「『新青年』歴代編集長座談会」が面白い。博文館の雑誌「新青年」の初代編集長だった森下雨村から横溝正史、延原謙、水谷準といった歴代編集長経験者に、長年、表紙を描いてきた松野一夫らを招いての座談会で、戦後に行われたものだが皆、キャッキャウフフと当時を楽しげに回想しているのが良い。特に横溝正史と松野一夫のくだけた感じの語り口が良い。ちょっとイメージと違う感じの・・・

    あと、幸田文との対談「幸田露伴と探偵小説」もすこぶる面白かった。まだ、露伴が探偵小説好きだったという話しは判るけど、幸田文も好きで父親の「新青年」を読んでいたとか、少女時代、父の露伴と来客の様子から来た道のりなどを推理して遊んでいたなんていうシャーロック・ホームズみたいなエピソードまで飛び出して、自分の中での幸田文の好感度が爆上がりですよ。今市子あたりが、少女自体の幸田文と父露伴が主人公の怪異ミステリを書いてくれないかしら。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

江戸川乱歩の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×