僕たちは編集しながら生きている (マーブルブックス)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784123900638

作品紹介・あらすじ

この時代をサヴァイヴァルするための、「生活編集術」と「編集生活術」。編集者・後藤繁雄が主宰するワークショップ「スーパースクール」の講義を完全収録。

感想・レビュー・書評

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  • 蔵書整理で手放すので、再び出会い読む日もあるか

  • 学生のときに買ったっきりずっと積ん読だったシリーズ。今になってざっくり読む。八年前とも思えないような中身もちらほら。
    買ったときにちゃんと読んどけばまた違ったかもなぁ。

  • 僕たちは編集しながら生きている、
    まさにそうだと思います。

    自分という人間の体が、口に入れたものでできているように、
    取り入れた情報、
    見聞きしたこと、
    出会った人、
    過ごした時間、
    考えたこと、
    その一つ一つが自分をつくっていきます。

    編集者というのは、何も本や雑誌を生み出す人だけではないでしょう。

    生活を、自分を、きちんと編集できているか、
    そう考えると楽しみなことも多いです。

    編集術としてインタビューの心得やワークショップの開催方法などもありますが、
    これらも、日常の出会いや人との会話をどうやって豊かにするか
    というものに近いです。

    生活することそれ自体が、編集することなのだという視点で読みたい1冊です。

    “この本のタイトルもそうですけれども、私は生きること自体が「編集」だなってすごく思っているんです。自分が気持ちいいと思う暮らしを選んでいくこと。それは誰もが許されていることであって、同時に、重要なことだと思います。”

  • 日々勉強しかないという現実。

  • 知人がスーパースクール出身というのをきき(本書にもでてる)
    読んでみました

    あーなるほどなるほどと その人をみて思う

  • 編集という仕事に就いたものの、
    もやんもやんしていましたが、

    やっぱりもやんもやんしたものなんだと、
    安心しました。



    ただ、そのもやんもやんは、
    言語化しておいた方がすっきりするということがわかりました。

  • 独学者であれ。
    答える力より問う力を磨くこと。
    あきらめなければ、何が起きるかわからない。
    負けなければ勝ったことになる。
    自分を信じろ。
    動かないと堕落する。
    天国の未知を知りたく場、地獄の道を熟知せよ。

  • 非常に読みたい。優先度高い。

  • 価値とは、力
    価値を作っていく。他と差別化する「編集力」で差をつけ、
    価値の転覆 cf. パンク(ヴィヴィアンウェストウッド&マルコムマクラレン)
    価値はどのようにして決まるのかということを知った上で、勝負に出て行く勇気
    編集とは、コトバとビジュアルを「組み合わせ」て、より「価値」の高い情報へ加工していくための技術

    編集を考えるときの価値のベクトル
    エクスタシー(官能)
    オブセッション(妄想)
    エスケイプ(脱自)
    アウトサイダー(他者)
    ストリート(外へ)
    アンビエント(環境)
    アタラクシア(快適)
    シンクロニシティ(共益性)

    小器用に編集の技術を学ぼうとする前に「伝える」こいうことをもっとロマンティックに捉えることが必要
    手紙を書く時に、どんな紙で、どんな字で、どんなタイミングで、人に送るかを考えることと同じで、自分の恋を成就させたいのであれば、ただ一方的な想いの強さだけではなく、相手に分かってもらえる工夫を考える。封筒に、小さな葉っぱが入っていて、そこに「Love」とだけスタンプされていてもいい

    編集という術は、いかに「異質性」をつくり、「力」や「美」を生み出すかという技術だと思う
    メディアはメッセージである(マーシャルマクルーハン)
    メディアの特性を掴むということ、メディアの機能以上に、メディアのテクスチャーに敏感たれ

    価値が変動する時代に、編集という技術を使い、コミュニティをつくったり、表現者として生きていったり、つまり、「どう生きていくのか」

    バブルがはじけ、垂直的な差別力は失効した→水平力 コトバで論理化して判断するのではなく、気持ち良さを重視していくこと
    共感モデル いかに微妙なことに厳密になれるか

  • 生活編集術をみにつけよう。
    生活とは時間と空間を編集すること。人生とは自分を編集すること。編集という言葉は、人間にとって本質的で非常に汎用性の高いものだ。
    生活編集術があれば、日々がきっと楽しくなる。
    そんなことを教えてくれた大切な1冊です。

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著者プロフィール

編集者・クリエイティブディレクター、アートプロデューサー、京都造形芸術大学教授。1954年大阪府生まれ。坂本龍一、細野晴臣、篠山紀信、荒木経惟、蜷川実花、名和晃平らのアーティストブック、写真集を編集。展覧会のキュレイション、若手アーティストの発掘・育成・サポート、アートスタッフの育成などにも力を入れ、幅広く活躍している。

「2019年 『現代写真アート原論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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