キミト、ドコカへ　Vol.1 小湊鐵道×貫地谷しほり/JR飯田線×小林涼子/上信電鉄×藤井美菜

著者 : 谷郁雄

• マーブルトロン (2006年8月30日発売)

感想・レビュー・書評

[うえつじラスカルさんの感想 · 2010年5月6日]

息苦しい本ばかりレビューを書いているので、たまにはこういう本も紹介してみようということで、写真集。それもローカル鉄道と若手新進女優さんのコラボレーションというユニックな写真集です。ローカル鉄道の風景と綺麗な女優さんの組み合わせって、なんだか絵になるなあ、なんだかいいなあとほほえましく楽しむための写真集です。

【１】小湊鐵道×貫地谷しほりさん

純和風美人であられる貫地谷しほりさんと千葉は内房線を走る小湊鐵道のコラボ。貫地谷しほりさんは最近ドラマによく出演されておられるし、何より名前にインパクトがあるのでご存知の方も多いでしょう。小湊鐵道では昔懐かしい赤とクリームのツートンカラーを施したディーゼルカーが駆け抜けます。自動改札はなく、今でも駅員さんが切符にハサミをパチンと入れるそうです。

【２】上信電鉄×藤井美菜さん

現役美人女子大生・藤井美菜さんと上信電鉄のコラボ。藤井美菜さんは、まさに才色兼備。雰囲気もとても好きな女優さんのひとりです。一方、上信電鉄は、富岡製糸場や群馬サファリパークなどの動物がプリントされた、地元密着型レトロトレイン。

【３】ＪＲ飯田線×小林涼子さん

小さい顔に大きく綺麗な瞳がとても印象的な小林涼子さんとＪＲ飯田線のコラボ。小林涼子さんはティーンズ向けファッション誌のモデルから女優へ転向した、僕期待の女優さんのひとりです。一方、ＪＲ飯田線は愛知の豊橋から長野の辰野までを結ぶ長い路線で、天竜峡などを通る絶景満載の路線です。

ローカル鉄道や風景写真を楽しむもよし。女優さんのたたずまいを楽しむもよし。何はともあれ、すてきな写真集です。

[umimachiさんの感想 · 2010年4月4日]

妄想写真集。こんな可愛い女の子とローカル線の旅に出られたら・・・というコンセプトの写真集。中には実践できている人もいるのでしょうね。

著者プロフィール

1955年三重県生まれ。同志社大学文学部英文学科中退。90年『死の色も少しだけ』（思潮社）で詩人デビュー。93年『マンハッタンの夕焼け』（思潮社）がBunkamuraドゥマゴ文学賞候補に。詩集に『自分にふさわしい場所』（写真・ホンマタカシ）、『定員オーバー』（写真・長島有里枝）以上、理論社。『実況中継』（写真・浅田政志　実業之日本社）、『空を見上げる』（写真・石川直樹　武田ランダムハウスジャパン）、『君のとなりに』（写真・谷今日子　角川学芸出版）、『思春期』（写真・青山裕企　ピエ・ブックス）、『無用のかがやき』（写真・リリー・フランキー　実業之日本社文庫）、『透明人間⇄再出発』（写真・青山裕企　ミシマ社）ほか多数。

「2011年 『谷郁雄エッセイ集　日々はそれでも輝いて』 で使われていた紹介文から引用しています。」