日本の名著 10 世阿弥

著者 : 世阿弥

制作 : 山崎 正和 

• 中央公論新社 (1969年10月1日発売)

感想・レビュー・書評

[ナオさんの感想 · 2006年8月12日]

家のは新潮文庫版。
「世阿弥」がものすごく好きです。

人の目の中の影法師でしかないと、義満に言い放たれ、綾の鼓（絹の鼓：鳴らない）を打たされて、いかに本人が鳴っていないといおうとも、将軍が鳴ったといえば、それがとおってしまう。
影法師にさせられた世阿弥が、義満の死に際して、「今夜から世阿弥は、われから選んでなった影でございます。」
と言い放つ。

…舞台で観たい作品。