世界の名著 (32)ロック ヒューム(中公バックス)

制作 : 大槻 春彦 
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (574ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784124006421

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  • 内容的にはロックが3分の2を占め、ヒュームは3分の1程度だが、いずれも主著の『人間知性論』と『人性論』が抄訳であるので、入門編といった位置づけになると思われる。とはいえ上下二段組で500頁強、イギリス経験論のエッセンスは充分味わえる。

  • 「所有権」の成立根拠を知りたくて、ジョン・ロックの「統治論」を再読。
    結局「土地をはじめとする自然は神が人間に平等に与えたもので、誰の所有物でもない。他方、オレの身体はオレのもの。ゆえにオレの手の動き、足の運び、その他オレの体の動きはオレのもの。つまりオレの労働はオレのもの。したがって労働が加わった自然物はすべてオレのものだと主張してよい」。

    以上、アングロサンクソン流の所有権成立過程でした。最後の「したがって」のところ、少し飛躍してないか?

  • ロック
     「人間知性論」(抄訳)
     「統治論」
     「寛容についての書簡」
    ヒューム
     「人性論」(抄訳)
     「原始契約について」
    解説「イギリス古典経験論と近代思想」

  • ロック/ヒューム

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著者プロフィール

ジョン・ロック(JOHN LOCKE, 1632-1704)
 17世紀の英国の哲学者。当代のヨーロッパ「学問共和国」の一員としての自負を持ち,
英仏をはじめとする絶対主義諸国の暴政に対して,
著作及び実践を通じて人間の尊厳を尊重する社会実現のために身命を賭した。
 主著は,『人間知性論』『寛容書簡』『キリスト教の合理性』『利子・貨幣論』,
それに本訳書『統治論』など多数。
現在オックスフォード大学出版局から,クラレンドン版「ジョン・ロック著作集」
The Clarendon Edition of the Works of John Locke が刊行中。

「2020年 『改訂版 全訳 統治論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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