江戸時代人は遊び上手で、芝居や茶の湯など様々な芸能を楽しんだ。今日、伝統文化とよばれるこれら遊びの世界の原像を探る。
reinouさんの感想
2017年1月20日
1993年刊行。タイトルどおり、現在の伝統芸能に関する江戸期の実相を解説。個人的に、歌舞伎、狂言、浄瑠璃に詳しくないのはもとより、華道・茶道・謡曲など歌舞音曲、文学や絵画・書画にも詳しくない私には、本書は難しすぎた。ただ、江戸時代のパトロンは、特定の人に金を提供・援助するというよりは、「場」を設置し、其処に有望な人材を集める、という方法論を採用していること、企業が文化事業に対する金銭的援助を渋る傾向の淵源をここに見る点は、新奇。
不軽青蛙さんの感想
2012年11月27日
第11巻 伝統芸能の展開