落窪物語―マンガ日本の古典 (2)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784124032802

感想・レビュー・書評

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  • 落窪物語の概要は、ウィキペディアには次のように書かれています。

    題名の「落窪」は、主人公の薄倖な女君が置かれた居室の名前に由来する。美しい容貌を持つ主人公の落窪の女君が、その名の通り寝殿の隅にある、畳の落ち窪んだ陋屋(ろうおく)に住まわされ、継母からのいじめにあうという、シンデレラとも似通った構図を持つ継子いじめ譚。

    『落窪物語』は『源氏物語』に先立つ中古の物語で、『枕草子』にも言及がある。恩讐のけじめをはっきりさせているやや単純な筋ながらも、継子いじめの筋を軸に、当時の貴族社会を写実的に描写した物語として評価されている。

    書き出しは、次のとおり。

    今は昔、中納言なる人の、むすめあまた持給(もたま)へるおはしき。
    大君(おほいぎみ)、中(なか)の君(きみ)には婿(むこ)取りして、
    西の対(たい)、東(ひんがし)の対に、華々(はなばな)として住ませたてまつりたまふに、
    三(さん)、四(し)の君(きみ)に裳(も)着せ奉(たてまつ)り給はむとて、かしづきそしたまふ。

    また時々通ひたまひけるわかうどほり腹(ばら)の君とて、母もなき御(おほん)むすめおはす。
    北の方、心やいかがおはしけむ、仕(つか)うまつる御達(ごたち)の数にだに思(おぼ)さず、
    寝殿の放ち出(い)での、また一間(ひとま)なる落窪なる所の、二間(ふたま)なるになむ住ませたまひける。
    君達(きんだち)とも言はず、御方(おほんかた)とは、まして言はせたまはむべくもあらず。
    名をつけむとすれば、さすがに、おとどの思す心あるべしと、つつみたまひて、
    「落窪の君と言へ」とのたまへば、人々もさ言ふ。

  • たしかに日本版シンデレラ!

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  • 平安時代に書かれた作者不詳の『落窪物語』を花村えい子さんがまんが化したもの。

    継子いじめ系のお話だったよ。
    いじめられていた落窪のお姫さま(床が窪んだダメダメな部屋に住まわされているのでこの名前がある。)は最後に幸せになるんだけれど、旦那になった良いところのお坊ちゃんは執拗に落窪さんの家に復讐する男らしくないタイプでした。

    まぁ、身分が高くて顔が悪くなければ、良い夫なのかもね。
    他に女性をたくさん持てる地位にあるのに、落窪さんひとすじって設定なだけで、この時代は十分ってことなのかも…。

    宮家の血をひく美しい娘さんを出世の駒にしないで継母のいじめたい放題にさせている父親の中納言もだらしないし、平安貴族の男性ってそれほど魅力がない感じだなぁ…。

  • マンガ日本の古典シリーズで何度も読み直した大好きな作品。
    日本版シンデレラ。

    亡くなった正妻の娘、由緒正しきやんごとなきお姫様が
    継母とその子供たちに苛められて
    落窪んだ部屋に追いやられ
    裁縫などの雑用をやらせて、あまつさえ典薬助をおしつけられそうになる。

    そこにあらわれるイケメン貴族に彼女は見初められさらわれる。
    そして結ばれる。


    で、そのあともあるのがこの物語の素敵なところ。
    マンガできれいな絵で読みやすい。

  • 気持ち良いくらいハッピーエンド。
    阿漕かっこいいな。旦那可愛い。

  • いつ読んだか忘れたが読了直後のメモによると、「漫画家がヘタクソすぎる」と酷評している。
    いま現在では内容も絵のタッチも漫画としての技量も全く記憶にない。

  • 図書館の本

    日本の文学は弱いので、軽い気持ちで借りたんですがとても読みやすかった。有名どころはこのシリーズで読んでみてもいいのかも。

    もともとの古典作品は作者不詳。

  • 初めて読んだ古典でしたー

  • 図書館利用。

    古典作品で一番好き。
    なんだろうか、古典的なシンデレラストーリーで先が読めてしまうというのはあるかもしれないが、継母とかが悔しがってる姿を見てとてもスッキリとした気分になる。

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著者プロフィール

日本漫画家協会理事。SNBA(フランスの伝統ある美術サロン)正会員。漫画家。1959年、大阪で貸本漫画『虹』でデビュー。代表作に『霧のなかの少女』『花影の女』『花びらの塔』などがある。最近刊では、マンガ古典文学『源氏物語 全3巻(2013年 小学館)』がある。

「2014年 『再び大阪が まんが大国に甦る日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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