吾妻鏡(下)―マンガ日本の古典 (16)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784124032949

感想・レビュー・書評

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  •  なんやかんやでやっと読みました。人の名前を追いかけるのは難しいですね。テレビというきっかけがあってやっと読める物語だなと思います。各章のはじめや途中に原本の言葉が紹介されているけれども,やっぱり古文は難しいなあ。
     本書の特筆すべき部分は,作者の竹宮恵子さんの「あとがき」が読めることですね。この「マンガ日本の古典」シリーズは,いろいろな漫画家さんが描かれていて,絵にもそれぞれの漫画家の特徴がでていてとてもおもしろい。「あとがき」には竹宮さんがこの『吾妻鏡』を引き受けたわけや,そのあとの「産みの苦しみ」について書かれています。

    初めは少々むずかしくても「よく読めば描けるだろう」くらいの軽い気持ちだった。それが細かい活字がびっしりと並んだ五巻本の「全譯本」を受け取ったとたん,後悔に変わったのはいうまでもない。(270ぺ)

     そして,国会図書館まで走り回り(走ったのは担当者だけれども),資料をかき集めて描き上げた作品だそうです。
     こんなことを知ると,もっとちゃんと読まないとな,と反省したりします。

     義時って脚気(享年62歳)で死んだんだなあ。白米ばかり食っていたのかな。
     『吾妻鏡』は,西暦1266年,第6代将軍宗尊親王が京へ送還されて終わります。
     なお『吾妻鏡』は,2度の元寇の後で編纂され始めたそうです。

  • 鎌倉幕府が源氏から執権北条家に権力が移る様が描かれていて、思いの外面白い。。

  • 第十四章 朝廷政変
    第十五章 二代将軍
    第十六章 蹴鞠百か日
    第十七章 頼家謀殺
    第十八章 時政失脚
    第十九章 もずの早贄
    第二十章 和田の乱
    第二十一章 欣求浄土
    第二十二章 右大臣実朝
    第二十三章 上皇謀反
    第二十四章 新時代

  • 読了 20220628

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  • 鎌倉幕府初代将軍の源頼朝さんから6代までの歴史書を竹宮惠子さんが3冊のまんがにまとめたもの。

    この巻では、なんだか根暗なまんまの頼朝くんが成功したんだかイマイチだったんだか微妙な状態で死んで、次の息子の頼家くんは困ったヤツなので誅殺され、次いで3代めはインテリな良い人だけど厭世的で結局は兄の遺児に暗殺されるという「親の因果が子に報い~」の典型的ストーリーでした。

    4代め以降については、サラっと書かれていたよ。
    よく知らないので、逆にそのあたりを詳しく知りたかったんだけどな…。

    ただ、吾妻鏡は執権北条家の権力が確立した後に、その意向を大きく受けて編纂されたらしいので、ライバルの比企さんちが乳母だったり妻だったりした頼家くんに厳しいんじゃないかな…と思って読みました。

    だって、めっちゃ使えないワガママ勘違い男に描かれていたんだもん!
    本当にこんなヤツが血筋ってだけでTOPだったらヤだよね!

  • 1996.03.01購入
    (「BOOK」データベースより)amazon
    頼朝の急逝に日本全土がざわめきたつ。公家を巻き込んだ合従連衡が繰り返されるなか、二代将軍・頼家は謀殺され、実朝もまた凶刃に倒れる。源家の将軍が絶えたいま、鎌倉の実権は誰の手に―。『平家物語』の世界から『太平記』の時代への懸け橋ともいうべき“歴史長篇”完結。平成九年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞。

  • 竹宮先生の作品ではじめて読んだ作品。
    鎌倉幕府の歴史に少し興味を持っていた時期に、薦められて読んでみたら結構おもしろかったです。

  • 上・中・下巻。一族ごとの顔立ちの描き分けがやや画一的? 
    (顔を見ればわかるのでわかりやすいと言えばわかりやすいが)

  • 2004年7月29日

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