御伽草子―マンガ日本の古典 (21)

  • 中央公論新社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784124032994

感想・レビュー・書評

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  • 室町〜江戸初期にかけて作られた短編小説のコミカライズ。

    打ち出の小槌には、継子いじめの要素もあるのかな?
    姫君が冤罪で屋敷を追い出される時に、姫君は先妻の子なので後妻である継母は姫君がいなくなるのが嬉しくて夫に取り成しをしなかったシーンでそう思った。

    鉢かづきも継子いじめの話だ。最後の方は父親への恩返しの要素もあるの?返すような恩は受けてないだろ。

    長谷雄草子 天安の門でおなじみの長谷雄だ。
    死人との婚姻未遂譚?

    ものくさ太郎
    辻取り 誘拐婚
    http://www.tagataisya.or.jp/
    多賀大明神の縁起話?なにこれ。

    酒呑童子
    討伐祈願の手応えって何?
    夢の中で神仏に応援されたとか?

    原典でもカニバリズムが描かれているの?

    猫の草子

  • かなり絵も内容もユルい感じの1冊。
    そのユルさに味があったけどね…(笑)

    「一寸法師」では、彼の腹黒さに驚きました。
    都のお姫さまを自分の妻にしたいがために、お姫さまに濡れ衣を着せて実家から追い出させるとか、船も漕げないのに船に乗せて危険な目に遭わせるとか、何なのこいつ?

    小さいときに(ある程度の年齢までずっと小さかったけれど…)お父さんに嫌われていたってのがポイントなのかな?
    育ちに問題あり?!

    「ものくさ太郎」だって、単なる問題児じゃん。
    なんで、こんなダメ男が出世するんだろうか?
    オンナをゲットするためになら動くとか、かなり気持ち悪いんだけど…。

    わからんと言えば「猫の草子」は確実に作者のまとめ方がわからん。
    話のメリハリ間違えてるんじゃ?

    いずれにしても御伽草子は、とても身近に聞いて育った日本の昔話がいっぱいでした。

    まぁ、テレビ「日本昔ばなし」の絵本の方が面白かったかな~。

  • 2004年11月20日

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著者プロフィール

漫画家・エッセイスト・詩人。
東京都世田谷区に生まれる。1969年『COM』5月号にてデビュー。
『com』廃刊後は『ガロ』にその後は発表の場を移す。
結婚育児による休筆ののち1978年に復帰。作品の数々は、女性漫画と称され、その後の女性たちに大きな影響を与えた。
漫画、詩、エッセイの多方面で活躍。『しんきらり』『性悪猫』『ゆらりうす色』『空に落ちる』『しあわせつぶて』
『樹のうえで猫が見ている』『愛のかたち』ほか作品多数。2009年5月没。

「2021年 『ねこのふしぎ話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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