雨月物語―マンガ日本の古典 (28)

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  • 中央公論新社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784124033069

感想・レビュー・書評

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  • 初版 表小ヨレ

  • 上田秋成さんの『雨月物語』のなかから、次の4篇を木原敏江さんがまんが化したもの。

    「菊花の約」
    「浅茅が宿」
    「吉備津の釜」
    「蛇性の婬」

    なんか絵と男性陣のキャラがかなりイマイチで、崇高な文章が美しい格調高い妖怪譚であるオリジナルをパロディ化したもののようにしか見えませんでした。

    男性が全員ダメンズ。
    こんな男性に惚れる女や関係者もダメンズ好きの自己愛者(こんなにダメな○○くんを愛してあげられる自分って優しくて心が広い良い女♪って思ってるタイプ)かと思ってしまう。

    どうせなら、夢枕獏さんの『陰陽師』をまんが化した岡野玲子さんの「初期の頃の」雰囲気で読ませて欲しかったなぁ~!

  • 1997.01.09購入
    (「BOOK」データベースより)amazon
    畏るべきは人の心。深い情愛のかげに潜んだ執念が織りなす妖美怪奇の現象―。流麗な雅文で綴られた上田秋成の怪異小説集から「菊花の約」「浅茅が宿」「吉備津の釜」「蛇性の婬」の四篇を収める。木原敏江の巧みな人物造型を得て抒情豊かに蘇る不可思議の物語。平成九年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞。

  • これは何と私好みの黒髪お姉さん…。
    そんな軽い気持ちで手に取ってみたら絵の上手さに驚愕。
    読み終わった後wikiったら24年組の先生とのことで納得でした。

    漫画を読んでいて面白かったのは勿論、絵もとても自分好みだったので強い力で持って物語に引き込まれていきました。

    またあとがきで先生が原作の白蛇の淫(でしたっけ)で封印されたおまろたちがかわいそすぎると指摘していた点にもとても共感して、この方の漫画をもっと読みたいなと純粋に思いました。

    ちなみ著書は図書館の何度も読み返してしまう本という企画棚で見つけました。いい出会いを提供して下さった司書さんに本当に感謝です。

  • 雨月物語ってお化けの話だったんだ。
    おもしろかった。

  • 文章が苦手な人はここから入った方がいいかも

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著者プロフィール

木原敏江

1948年(昭和23年)、東京生まれ。1969年「別冊マーガレット」に掲載された『こっち向いてママ!』でデビュー。77年、旧制高等学校に通うふたりの少年を描いた『摩利と新吾』を発表する。この作品は、その後7年間にわたって描き継がれ、明治末から大正、昭和と、三つの時代を舞台に展開する一大大河ロマンに結実した。84年『桜の森の桜の闇』『とりかえばや異聞』の発表で始まった連作「夢の碑」シリーズも、97年まで執筆が続いた大作。85年、同シリーズにより第30回小学館漫画賞を受賞。『アンジェリク』『大江山花伝』『紫子―ゆかりこ―』は宝塚歌劇団で舞台化された。そのほかの作品に『どうしたのデイジー?』『エメラルドの海賊』『銀河荘なの!』『天まであがれ!』『杖と翼』などがある。

「2021年 『ワイド版 マンガ日本の古典28 雨月物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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