世界の歴史 (5) ギリシアとローマ

  • 中央公論新社
3.50
  • (2)
  • (7)
  • (13)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 100
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (470ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784124034059

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2017.08―読了

  • ギリシャ史とローマ史で別々の方が執筆を担当しておられるが、ほどよくまとまっており読みやすい。特に本村氏のほうは類書をそのまま濃縮したかのよう。
    ローマはキリスト教という良性腫瘍があっとはいえ、老衰により力尽きた、というのが本村氏の見解。
    ロムルスとレムスから始まったローマが、ロムスによって終わりを迎えるという皮肉。
    皇帝は一人一人が個性的すぎて覚えきれないほど。現代の視点で道徳を考えても、仕方ないかもしれない。

  • マンションで読む。読みたいと思いながら、読まなかった本です。正直、僕にはレベルが高いかなと思いました。案外、読みやすい本でした。再読の価値ありです。

  • ギリシャのスパルタはなぜペルソネソス戦争に勝ったのに没落していったのか。アテネとスパルタの現在はあまりにも対照的。ギリシャからローマにかけての長い歴史を鳥瞰する中で、文明の興亡を雄大な流れを痛感します。滅亡するカルタゴを見ながら過去のトロイの滅亡を思い出し、また将来のローマの滅亡を思って涙を流したという小スキピオの気持ちは2千数百年を経た今も全く同じです。ローマの堕落した文明に今の時代と共通するものを感じます。

  • やや内容を雑に織り込んでしまっているかのような印象を受けた。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1943年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了、博士(文学)。東京大学大学院人文社会系研究科教授を経て、現在、東京大学名誉教授。おもな著書に『古代ギリシアの女たち』(中公新書)、『古代ギリシア社会史研究―宗教・女性・他者』(岩波書店)、『ソクラテスの隣人たち』(山川出版社)、編著に『新版世界各国史17ギリシア史』(山川出版社)、共著に『世界の歴史5ギリシアとローマ』(中央公論新社)『集中講義! ギリシア・ローマ』(ちくま新書)など。

「2023年 『歴史学の始まり ヘロドトスとトゥキュディデス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

桜井万里子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×