月曜日は最悪だとみんなは言うけれど (村上春樹翻訳ライブラリー)

  • 中央公論新社 (2006年3月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (380ページ) / ISBN・EAN: 9784124034974

感想・レビュー・書評

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  • 「この物語の意味はどうやら、人生というものを拡大させることにあり、さらに言うならば尊厳あるものにすることにあり、またその中に含まれた、解明を必要とされるほの暗い隅っこやくぼみの位置をつきとめることにあるらしい。そのような作業を通して、我々読者がよりまっとうに自分たちの人生を送れるようにすることにあるらしいと。」
    これは、リチャード・フォードがカーヴァーの作品についてのべたものである。
    カーヴァーについて、オブライエンについて、アーヴィングについて、そして彼らのにまつわるエッセイや短編たち。もうすばらしすぎて楽しすぎて言葉を失う。そしてそれぞれのエッセイや短編に、作家や作品にかんする村上氏の短いエッセイがおさめられているのだけれど、それがまたとてもおもしろいし、このオブライエンを見出した彼の作品を再読したいとおもった。置いてきた青春に、また戻ってみよう。最近は、導かれてゆく本にどれも感嘆してまいってしまっている。歳のせいかな。幸せ。

    2025/4/26

  • トム・ジョーンズを読みたいのに手に入らない。
    諸事情あって図書館では借りられない。
    どうか再販してください。

  • ・「HM(ハルキ=ムラカミ)」を猫の姿にかたどったマークがすごくおしゃれ。

    ・村上春樹自身も身近の伴侶に読んで率直な感想を求めていたらしい。やはり信頼できる大三者の視点は良い作品をますます良いものにするはず。

    ・カーヴァーの編集者リッシュの現在の外見的描写がかなり容赦なかった。「長く伸ばした白髪と、だらんとした服装のせいで、まるで打ち負かされた魔法使いみたいに見える」「彼のいくつかの短編小説を読んでいると、文字盤のない時計の歯車を眺めているような気持ちになる」。

    ・トム・ジョーンズの明快で猛烈な感じは気に入った。この人の小説読んでみたい。

  • 米国記事の翻訳集

  • 『ドライブ・マイ・カー』の原作を借りに行ったら70人も予約しているんで、これ借りてきました。村上春樹自身が会ったことのある20世紀後半を代表するアメリカの作家の短編小説やエッセイ、評論文を彼が翻訳したもの、そして短い感想を述べたもの。

    レイモンド・カーヴァー! 初期の短編は「俺ががっつり手を入れてたんだぜ!」っていう編集者の暴露文がエグい。今さら誇るなよって気がしないでもないけれど、問題はそれだけじゃないってところが問題。でも読み返したい、っていうか読み返さなきゃ。

    ジョン・アーヴィングのインタビュー記事はいくぶんツラい。「小説は技術がすべてなんだ」って言われちゃうとなんも言えねぇ。だって彼の最高傑作(あたし基準)『ホテル・ニューハンプシャー』は「技術関係なくね?」っていう突き抜けたお話だもん。

    トム・ジョーンズ! 知りませんでした。ミュージシャンであるトム・ジョーンズのお話かと思ったら別の人でした。ぜひ読みたい! かなりぶっ飛んでる。ちょっとチャールズ・ブコウスキーみたいな感じ? 図書館にあるかな?

    「月曜日は最悪だとみんなは言うけれど、火曜日だって負けずにひどい」

  • 陸軍でベトナム戦争を経験した作家ティム・オブライエンのベトナム再訪記「私の中のヴェトナム」が生々しく印象深かったです。あとはジョン・アーヴィング読んでみたくなりました。

  • 短編の最初に訳者の解説があり,そこだけが頼りでした。各短編は,生活習慣や文化の違いでニュアンスがなかなかわからず,読み進めるのが難しかったです。翻訳の人はすごいとしみじみ思いました。

  • この本がきっかけになってジョン・アーヴィングが好きになった。
    単行本でよんだけど、この翻訳シリーズも好きで買ってしまった。最新エッセイが入っていて、村上春樹が翻訳について語っている。

    「月曜日は最悪だとみんなは言うけれど火曜日だって負けずにひどい」っていうひねくれた感じが好き。

  • トム ジョーンズのエッセーを読み終えたので、読了としてマーク。

  • おれは天才だぜ!と思わずいいたくなる。

  • 1F書庫

  • 火曜日だって負けずにひどい

    レイモンド・カーヴァーやティムオブライエンなどのアメリカ近代文学者のインタビューやエッセイ短編などが収められてる

    この作家のこと知らない・よくわからないんだけどという人でもそれぞれ最初に村上春樹による導入的な紹介やエピソードが書かれていてすぐに入り込める

    あとがきでも書かれているがこれほど多種なアメリカ現代作家の短編や作家に対するインタビューが一冊になったのは「気づいたらダンボールひとはこ分たまっていたから」である

    作家についてよく知っている人にとってはその作家の違う面を知るよい機会になるし
    知らなかった人にとってはこの本を通じて読んでいけるという足がかりになる一冊になるでしょう

  • 後書きがとても興味深かったのです

  • 村上さん本がどうしても味わえなくて。
    タイトルに惹かれてこれならと買ってみたけれど、
    やっぱり読み終われなかった。。
    心境の変化を待つ。

  • この本の後ろのほうに入っている、トム・ジョーンズという作家のエッセイがめちゃめちゃ面白いので、読んでみて下さい。トム・ジョーンズの小説の翻訳、日本でも出ないかなあ…

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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