キャンディ・キャンディ 全6巻文庫セット

著者 : いがらしゆみこ 水木杏子

• 中央公論新社 (1998年5月1日発売)

感想・レビュー・書評

[ユキエさんの感想 · 2019年9月3日]

孤児院で育ち、笑顔の絶えない明るいキャンディ。
悲しい事があって泣いてるところに金髪青い目の丘の上の王子様登場。そして、お嬢様の話し相手として引き取られた先でのイジメにもめげずに、アンソニーブラウンと初恋、メキシコ送り、からのアードレー家への養女。
浮いた途端にアンソニーとの死別、悲しみを乗り越えさせるアルバートさん、そしてロンドン行きの船の上霧の中でテリュース との出会い、恋、そしてまた別れ。
辛い思いをたくさんしているから絶対にキャンディには幸せになってもらいたいとみんなに言われるキャンディ。だけどキャンディは与えられる幸せではなく自分で掴みに行く強さも持っている。
ストーリーも引き込まれる、第一次大戦の時代背景も、アメリカ、スコットランド、ロンドンと金髪翠の目
少女漫画の王道です。
最後は幸せになったはず、な終わり方。
もう、胸がキュンキュンします。

[あかりさんの感想 · 2013年10月10日]

永遠の少女漫画の名作です。
このセットを売ってしまった今、激しく後悔してます（泣）
今はもう、古本かオークションでしかお目にかかる事は無いですが（しかも高値で）
たまに図書館にもあります。
私は最近、図書館にて借りました。

そして何年経っても、アニーとの別れ、テリィとの別れそして再会、別れには涙涙・・・。
大人になってより味わい深く、身近に感じられる作品です。
そして自分の少女時代が、少し遠くへいってしまった、そんな後味のある作品です。

早く所有権解除になりますよーに！

[くんたろうさんの感想 · 2012年6月4日]

これは大人が読むべき漫画なのかもしれない。

子どもの頃に観た（読んだ）キャンディーには明るいという印象しかない。

それとアンソニー。何をおいてもアンソニーの印象が強い。
あぁそれなのに。アンソニーは全6巻におさめられている文庫版キャンディーの
1巻目にして死んでしまうのです。
嘘みたい。
あんなにアンソニーの思い出が多いのに。←私にね。

キャンディーが従軍看護師になりそうになったり、
テリーと愛し合っているのに結ばれなかったり、
大人が読んで十分な読み応えがあるストーリーなんです。

キャンディー、本当に可愛い。愛される子（人）ってこういう子なのよね。
私もキャンディーみたいな女の子になりたいな。・・・今さらだけど（汗）

[1855さん · 2015/12/21]

わかります！
私もほとんどアンソニーの話だったとばかり思って何十年ぶりに再読したら、文庫版１巻で…。思わず「うそっ！」と声こをででてしまいました

[くんたろうさん · 2016/01/09]

>1855さん
最近読んでなかったので、私も読み返そうと思います。そしてやっぱり「えぇ!?　アンソニー！」と思う気がします。だって今、アンソニーの最後が思い出せないんですもの（笑）

[ちゃーちゃんさんの感想 · 2012年5月2日]

私のマンガ歴の原点です。
大人になって文庫を手に入れました。オークションで・・・。
高値でしたが涙をのんで(笑)

でもよかった。
やっぱり手元においとこう。

[ゆうさんの感想 · 2017年8月11日]

子供の頃アニメ見てた事と、その主題歌くらいしか記憶になく、内容がとても気になっていました。
持ってる友人に借りて初めて読破しました。
…その内容にビックリ、キャンディの人生波瀾万丈すぎ！！
恋人候補っぽいキャラクターが亡くなったり、かなり重い理由で別れたり……最終的にくっつくのはまさかのあの人？？と匂わせる展開で終わっていたり……
版権問題で復刊されないのが本当におしい作品です。

[1855さんの感想 · 2015年12月21日]

私がかつて少女だったころの愛読書。
久しぶりに
読みたいなと思っても漫画喫茶には見当たらず、Amazonで買おうかと思ったら…あれ？文庫版６冊で8600円からって？！
どうも絶版らしく、中古か新古品のみのようでした（2015年12月）
しかし、思い立ったが吉日。この機会を逃すと一生読むことがないかと考え、大人らしくオトナ買いしましたよ。
感想は最高です！こんな現実ばなれした設定なのに泣けるのはなんでなんでしょうか。
ひとまず周りの同年代の友人に読ませて懐かし語りをしたいです。

[くんたろうさん · 2016/01/09]

それにしても、今はそんなに高いんですか！　まさにオトナ買いですね！　驚いた!!

ぜひご友人に聞きたいのですが、あなたは子どもの頃「アンソニー派？　テリュース派？　それともテリー？　それとも？」
私は王子様派でした＾＾

[1855さん · 2016/01/12]

ね！すごくお高いですよね！！
子どもの頃ってアルバートさんの魅力に気がつきませんでした。
私はなぜかステア派でした。今読むとパティをキープしてる感じがして、びっくり。
まわりの人気はアンソニー派とテリー派に分かれてますね(^^)

[rinakoさんの感想 · 2014年8月18日]

人生の濃さ、ドラマチックさ、艱難辛苦乗越度、という意味では風と共に去りぬも軽く超えてるような。負けてるのは、、音楽？

[鶏の唐揚げさんの感想 · 2022年9月23日]

ドンピシャ世代ではないが、小学生の時に少女漫画雑誌るんるんの付録についていたことがきっかけで読み始め、続きが読みたくて文庫版を購入。集めてから20年以上経過しているが、今は作者の著作権問題で絶版となっており、なかなか手に入らない状況のため、絶対に手放せない本となっている。キャンディのどんな困難にも諦めず立ち向かう姿は何度読んでも感動するので、今後、この名作がまた気軽に手に入れられる状況になってくれることを祈るばかり…

[なおきさんの感想 · 2022年4月9日]

2022.04.09　朝活読書サロンで紹介を受ける。イラストレーター vs. 原作者の対立により、再出版されない。

[midoriwatanabeさんの感想 · 2017年3月4日]

中学生の時に夢中になりました。
大好き。

著者プロフィール

いがらしゆみこ

1950年、北海道旭川市生まれ。漫画家を志し単身上京、東京の高校に編入する。1968年、高校３年在学中にデビュー、その後、少女漫画誌「なかよし」の専属作家として活躍する。75年以降、精力的に長篇を発表し、77年、第１回講談社漫画賞受賞。漫画家生活20周年を契機に文章を書く仕事も始め、漫画の原作および少女小説も執筆。主な作品に『キャンディ・キャンディ』（原作・水木杏子）、『ジョージイ！』（原作・井沢満）、『ムカムカパラダイス』（原作・芝風美子）、『メイミーエンジェル』『赤毛のアン』『ロミオとジュリエット』『おーい！動物キャラバン』他多数ある。画業50周年を契機に「週刊女性自身」に「エレクトラ」（原作・佐藤博之）を執筆中。

「2020年 『ワイド版 マンガ日本の古典13 とはずがたり』 で使われていた紹介文から引用しています。」