双調 平家物語 4 栄花の巻 3

  • 中央公論新社 (1999年6月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784124901245

みんなの感想まとめ

歴史的な背景を舞台に、複雑な人間関係や権力闘争が描かれた物語は、現代にも通じる共依存の悲劇をほのぼのとした視点で捉えています。聖武天皇や孝謙天皇といったキャラクターは、時に逃げ癖やコンプレックスを抱え...

感想・レビュー・書評

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  • ダメ上司がダメ上司であるゆえん、ダメ上司に過剰適応した挙句自滅する愛されたい部下。共依存悲劇は過去の歴史だから、もぉダメだなあとほのぼのゆるーく他人事として実感できるが、今の世はどうか。橘奈良麻呂の乱あたりまで。平家はまで出てこない。

  • 前半は聖武天皇。
    東大寺の大仏って
    我が家のあたりでは小学校か中学校の遠足で必ず行くところ。
    私も写生したような記憶があります。
    国分寺と東大寺がこんな迷走の末にできたものだったとは・・・・
    この小説の聖武天皇を見ていて思ったんだけど、
    「怖じれば逃げる」タイプが最後に逃げ込むのって宗教なのかなあ。
    そんでそこでも逃げたくなる何かにぶつかって逃げ場所がなくなってますますその宗教にしがみつく、みたいな。


    後半、孝謙天皇は昔のまんがに出てくる頭の固い教頭先生みたいな人として登場。とんがった眼鏡とかひっつめとか似合いそうだ。
    そして影が薄いのも同じ。

    ストーリーは藤原仲麻呂と橘奈良麻呂が中心。
    性格も境遇もついでに名前もよく似た2人の攻防。
    奈良麻呂は生まれるのが遅かった=スタートで出遅れたのが痛かったのかもしれんと思う。
    しかし仲麻呂の運のよさは並大抵じゃないな。

    次巻、仲麻呂に足払いをかけるような人は出てくるのか?
    わくわく。
    (10.02.13)

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    図書館

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著者プロフィール

橋本 治(はしもと・おさむ):1948年、東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。小説、戯曲、舞台演出、評論、古典の現代語訳ほか、ジャンルの垣根を越えて活躍。著書に『桃尻娘』(小説現代新人賞佳作)、『宗教なんかこわくない!』(新潮学芸賞)、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』(小林秀雄賞)、『蝶のゆくえ』(柴田錬三郎賞)、『双調平家物語』(毎日出版文化賞)、『窯変源氏物語』『巡礼』『リア家の人々』『人はなぜ「美しい」がわかるのか』『ちゃんと話すための敬語の本』『思いつきで世界は進む』他多数。2019年、逝去。

「2026年 『「わからない」という方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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