異郷を結ぶ商人と職人 日本の中世〈3〉

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784124902129

感想・レビュー・書評

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  •  「はじめに」で紹介されている信濃で殺された商人の話(「東大寺文書」十五)について著者が投げかけている問いは、私がはじめて同史料を読んだときにまず感じた疑問だったので、共感をもって手にとった。
     読みやすく、当時の社会的状況について具体的なイメージを与えてくれる本だと思う。

  • 奈良から長野に鍬を売りに行った後に山賊に殺された商人の話をきっかけに、座や市について語りを試みている
    それなりには詳細ではあるし、やや妙な所もあったとはいえ、商業について詳しく検討してくれてはいるのだが、巻末のあまりに凡庸な結びには脱力せざるを得なかった

  • 著者・笹本正治です。アマゾンの本データに編集者の名前しかないよ……?(汗)

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著者プロフィール

1928年、山梨県生まれ。1950年、東京大学文学部史学科卒業。日本常民文化研究所研究員、東京都立北園高校教諭、名古屋大学助教授、神奈川大学短期大学部教授を経て、神奈川大学経済学部特任教授。専攻、日本中世史、日本海民史。2004年、死去。主な著書:『中世荘園の様相』(塙書房、1966)、『蒙古襲来』(小学館、1974)、『無縁・公界・楽』(平凡社、1978)、『中世東寺と東寺領荘園』(東京大学出版会、1978)、『日本中世の民衆像』(岩波新書、1980)、『東と西の語る日本の歴史』(そしえて、1982)、『日本中世の非農業民と天皇』(岩波書店、1984)、『中世再考』(日本エディタースクール出版部、1986)、『異形の王権』(平凡社、1986)、『日本論の視座』(小学館、1990)、『日本中世土地制度史の研究』(塙書房、1991)、『日本社会再考』(小学館、1994)、『中世の非人と遊女』(明石書店、1994)。

「2013年 『悪党と海賊 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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