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- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784125002255
感想・レビュー・書評
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標高1300メートルの森と湖に囲まれた不思議な不思議な町「時の杜」。外部の人間を寄せつけない奇妙な異次元空間で美少女殺人事件が発生。現場の森では、古い柱時計が時を刻み続けていた。それが過去に前例のない動機による連続殺人の序曲とも知らず、里見捜査官が真相解明に乗り出した。…が、時の杜では駐在所の巡査までが敵だった。全6巻の壮大なミステリー。 (「BOOK」データベースより)
吉村氏がツインピークスに触発されて書いたというこの作品。
私、読めるかなあ、楽しめるかなあと、少し心配しつつ手にしたのですが、それが全6巻だと知って愕然。
うわ、絶対途中で投げ出したくなるに決まってる。
ところが、ところが。
読み始めると、先が早く読みたくてうずうずするくらいで、おもしろくてびっくり。
登場人物が50名くらいの登場人物全員が、一癖も二癖もある個性的な人々で、はじめは混乱するかなと思いましたが、おかげですんなり時の杜の世界に入っていけました。
そんな人いる? とか、そんんことある? とか色々思うところはあっても、楽しめる作品でした。
6巻なんてあっという間でした。
作者さんの保証書にあったように、きちんと論理的な解決が用意されており、謎は謎のままなんてことにはなりません。
前巻までのまとめや「残された50の謎」など各巻の巻頭に整理してあったりして親切ですし。
吉村氏、2012年になくなったことが残念です。
吉村作品は初めて読みましたが、他の作品も読んでみたいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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