黄金の戦女神―デルフィニア戦記〈2〉 (C・NOVELSファンタジア)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784125002651

作品紹介・あらすじ

卑劣な陰謀で偽王の濡れ衣を着せられ逃亡中の国王ウォルと異世界から落ちてきた少女リィ。盗まれた王座を奪回するため旅を続ける二人を慕って志を同じくする仲間が次々と結集する。ようやく国王軍の体を為し首都コーラルに向けて進軍する彼らを阻むべく待ちうける敵の大軍。そしてペールゼンの悪辣な罠が。

感想・レビュー・書評

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  • 卑劣な陰謀で偽王の濡れ衣を着せられ逃亡中の国王ウォルと異世界から落ちてきた少女リィ。盗まれた王座を奪回するため旅を続ける二人を慕って志を同じくする仲間が次々と結集する。ようやく国王軍の体を為し首都コーラルに向けて進軍する彼らを阻むべく待ちうける敵の大軍。そしてペールゼンの悪辣な罠が!?
    (1993年)
    —- 目次 —-
    1〜11
    あとがき

  • 変わらないでいてくれる
    今までとは全く違う立場に立たされたとしても
    変わらないでいてくれた
    それがどれだけ嬉しかったんだろうな
    自分がどれだけ変わらなくても
    周りが否応なしに変えることがあるから
    あの時一緒に遊んだ
    あいつがあの時のまま
    あってくれることって
    すごく嬉しい
    立場は人を変える
    でも根本のところが変わらないから
    王であること
    王になること
    王に戻ること
    だからこそ

  • 魅力的なキャラが目白押し。敵の手強さもなかなか。

  • [江東区図書館]

    デルフィニア戦記2巻。
    読んだのは遠い昔。デルフィニアで知った作者、続けてスカーレット・ウィザードも読んだはず。図書館でふと田中芳樹(銀英伝)のシリーズが並べられているのを見たらその手のライトノベルが懐かしくなって、当時好きだった菊池秀幸と茅田砂胡を探してしまった。

    好きと言いつつ記憶力のない自分に感謝。
    大分ストーリーやラストの記憶が欠けていたスカーレットと違って、流石に何回も読み返したこちらのシリーズは割と細かいところまで覚えている、というか読んでもそうそう、と思い出せた。

    ★デルフィニア戦記(王女グリンダ)⇒スカーレット・ウィザード⇒暁の天使たち⇒クラッシュ・ブレイズ⇒天使たちの課外活動⇒トゥルークの海賊⇒海賊と女王の航宙記

    ★桐原家~、もものき~

  • デルフィニア戦記シリーズ2冊目。
    タウの山賊集団のイヴンと再会し、ドラ将軍と合流し、黒主と呼ばれる随一の黒馬も手に入れ、徐々に味方を増やして着々と首都コーラルに向けて進軍する黄金の戦女神ことリィと国王であるウォル。
    たった二人の行軍から徐々に仲間を増やしていく過程は読んでいても楽しいです。
    ただ、現在国を取り仕切っている宰相のペールゼン侯爵と秘密を握っている女官長の動向は今後も気になります。

  • グライア登場巻

  • 少しずつ味方を集めて、敵にまたは目標に向かって突き進む巻。
    これは面白くないわけがない。

    ウォルの幼なじみで、今は山の自由民(山賊)の副頭領であるイヴン。
    ウォルの育ての親であるフェルナン伯爵の長年の友人であり、ウォルの後見人でもあるドラ将軍とその娘シャーミアン。
    デルフィニア屈指の騎士・ナシアスが率いるラモナ騎士団。

    いっぱしの国王軍の出来上がりだが、いかんせん国王軍が反乱軍となる現状で、なかなかウォルのもとに駆けつける領主たちは増えない。
    しかしあてにならない味方を恃みにすることなく、彼らは自力で前に進む。
    ウォルが心から願っているのは王座の奪還ではなく、人質として幽閉されている養父フェルナン伯爵の解放だから、時間をかけているわけにはいかないのだ。

    それにしても。
    血のつながりが、王の資格たる唯一のものというのは、やはりいろいろな問題を孕んでいるということなんだなあ。
    アルスラーンの部下たちは、血のつながりよりも王としての適性が重要であると、割とあっさりアルスラーンの戴冠を受け入れたけど、実際にそんなことが行われたら革命し放題になってしまうので、国の安寧のために血統を重視せざるを得ないんだろうなあ。

  • デルフィニア戦記2。
    王座を奪還するために首都を目指す国王と異世界の美少女。
    道中再会する武将たちは、敵か味方か。
    国王の存命を知った侯爵たちが仕掛けた罠とは。

    二人の旅にやっと仲間が増えていきますが、その過程で毎回彼女の外見と実力のギャップに対する反応が愉快。
    強く逞しく美しく。
    彼女の戦いっぷりがやはり爽快。

  • ますます面白い!リィの強さは反則だけど、それでこそファンタジー!今回はウォルだけじゃなくイヴンもキャッチ。次は誰がキャッチされるんだろう。新しく登場してきた人たちもみんな魅力的で、これからが楽しみ!

  • コラールでの陰謀,ウォルのもとに集まってくる魅力的な面々,どんどん面白くなってきた.リィが黒主と信頼関係を結んで騎乗するところがとても好きです.

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著者プロフィール

茅田砂胡
5月3日生まれ。牡牛座。デルフィニア戦記シリーズで小説デビューをはたす。
著書に「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウィザード」「桐原家の人々」「王女グリンダ」「暁の天使たち」「クラッシュ・ブレイズ」「祝もものき事務所」「天使たちの課外活動」「トゥルークの海賊」「海賊と女王の航宙記」シリーズ(以上、中央公論新社刊)、「レディ・ガンナー」シリーズ(角川文庫)がある。

「2023年 『天使たちの課外活動10』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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