妖雲の舞曲 (C・NovelsFantasia か 1-11 デルフィニア戦記 11)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784125004440

作品紹介・あらすじ

国王を人質にし戦端をひらく-愚劣であるが確実な作戦をもってなお戦には敗北した。デルフィニアの進撃を止めなくてはタンガ・パラストは滅亡する!二国の王は恐怖した。大華三国の均衡は守られねばならぬ。かくして二国再連合とスケニア、さらにファロット一族を巻き込んだ陰謀が始まった。

感想・レビュー・書評

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  • コーラルに恋の嵐が吹くその2。
    恋というか、もう結婚前提なのだけど、
    ウォルとポーラがくっつかないかなーってそればっかり考えてるから、ページを繰る手が早まっていけない。
    (もしかすると内容が頭に入ってないかもしれない)

    とりあえず次巻へ!
    二人が落ち着いてくれないと、こっちもおちおち寝ていられないー!

  • 国王を人質にし戦端をひらくーー。愚劣であるが確実な作戦をもってなお戦には敗北した。デルフィニアの進撃を止めなくてはタンガ・パラストは滅亡する! 二国の王は恐怖した。大華三国の均衡は守られねばならぬ。かくして二国再連合とスケニア、さらにファロット一族を巻き込んだ陰謀が始まった。
    (1996年)
    —- 目次 —-
    1〜9
    あとがき

  • お慕いする
    自分の気持ちはどこにあるのか
    好きとは言えない
    お慕いする
    どこに自分の気持ちがあるのか
    相手から奪いたいくらいの気持ちはあるのか
    相手の立場
    いわゆるよくある人ではなくて
    国王と呼ばれる
    国のトップに
    いる人だからこそ
    私はそこにいてもいいのか
    分不相応と感じてしまうのは
    なぜなのかね
    身分を
    どう描いていくのかね
    良いねぇ
    当たり前のように
    身分がある世界にいるのだからこそ
    こんな考え方になるのかな
    今の私が
    こんな世界にいた時に
    王様という存在が当たり前に感じられるのかは
    わかりません。
    貴族と呼ばれる人たち
    王と呼ばれる人が
    いる世界

  • おお、そういう流れかー。ポーラの人柄がいい。このタイミングでこのポジションで登場しても愛せるこのキャラクターってすごい気がする

  • [江東区図書館]

    デルフィニア戦記11巻。
    読んだのは遠い昔。デルフィニアで知った作者、続けてスカーレット・ウィザードも読んだはず。図書館でふと田中芳樹(銀英伝)のシリーズが並べられているのを見たらその手のライトノベルが懐かしくなって、当時好きだった菊池秀幸と茅田砂胡を探してしまった。

    好きと言いつつ記憶力のない自分に感謝。
    大分ストーリーやラストの記憶が欠けていたスカーレットと違って、流石に何回も読み返したこちらのシリーズは割と細かいところまで覚えている、というか読んでもそうそう、と思い出せた。

    ★デルフィニア戦記(王女グリンダ)⇒スカーレット・ウィザード⇒暁の天使たち⇒クラッシュ・ブレイズ⇒天使たちの課外活動⇒トゥルークの海賊⇒海賊と女王の航宙記

    ★桐原家~、もものき~

  • デルフィニア戦記十一冊目。
    初っ端からこれでもかという国王夫妻の夫婦喧嘩。部屋中壊して殺すか殺されるかという激しさに、騎士団長まで出張る始末。皆の心配をよそに、夫婦は相殺する前に何とか事を治めるのでした。
    敗戦国の戦後処理とロザモンドの妊娠に親戚問題、国王の愛妾問題と一時的とはいえ少し平和な一冊。もちろん殺し屋はまたもやリィに狙いをつけ、敗戦国と言えどこのままでは終われない状態。つかの間の平和という感じでしょう。
    今まで三国だけで進んでいた話に、この先は周辺諸国を巻き込んでの戦乱になるらしい。

  • 盛大な夫婦げんかの果てに、再び日常を取り戻すデルフィニア王宮。
    で、ウォルに愛妾を作戦やら、消息不明のロザモンドの従兄弟とタウのジルは同一人物なのか問題やら、イヴンの両親とジルの関係はいかなるものか問題など、伏線ばらまきの巻。

    あとはそうだな、ファロットの本拠地がスケニアにあったのが判明したな。

    ライトノベルというのは、概ねキャラクターがストーリーを動かしていくのだけれど、その割にというか、そのせいでキャラクターに深みがなく性格がデフォルメされているので、何というか…ストーリー以外に余り書くことがないんだよね。
    特に一気に三冊も読んじゃうと、ほんと、書くことに困るわ。

    備忘録のつもりで書いているので、許してね。

  • デルフィニア戦記11

    隣の二国の陰謀と、無事に戻った国王の壮絶な夫婦喧嘩。


    リィが人間じゃないとわかってるつもりでも、やっぱり思い込みは捨てきれず。
    人間の常識の中で生きていたから、それを覆すものを受け入れるというのは、登場人物たち同様、私も難しく。
    二人に名実ともに夫婦となってほしいと願ってしまうのは愚かなことなんだろなぁ。

  •  国王を人質にしても、タンガとパラストの二国で攻め入っても、デルフィニアが勝利を収めた。

     負けてしまったパラストは、今度はタンガの誘いに乗ることにして、タンガはスケニアにも援軍を頼むことで、今度は三国で攻め入ろうという計画が浮かび上がる。

     そんな中、再び訪れた戦乱と戦乱の間の平和の中、再び、それぞれの恋愛話が動き始める。
     特にポーラをウォルの愛妾にしようとする動きは、ウォルの周囲の人間まで巻き込んでかなり大掛かりな仕掛けになっていた。
     そして、リィがポーラを説得しようとして出かけたところから話が更にこじれてしまう。

     それぞれが、それぞれの譲れないものを持っていて、それがぶつかり合って、こじれたりする……という流れになっています。
     ついにリィがウォルに三行半を突きつける、という驚愕の内容。
     あー……型破り夫婦もここまできたかあ……と思うのと同時に、リィがどんどん帰る段取りになっているなあ……というのをひしひしと感じます。
     残念だけど、これは最初から予告をされていたことだから受け入れるしかないのか……と思うと、とても残念です。

  • リィとウォルの夫婦喧嘩から始まり、離婚騒ぎで終わる。

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著者プロフィール

茅田砂胡
5月3日生まれ。牡牛座。デルフィニア戦記シリーズで小説デビューをはたす。
著書に「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウィザード」「桐原家の人々」「王女グリンダ」「暁の天使たち」「クラッシュ・ブレイズ」「祝もものき事務所」「天使たちの課外活動」「トゥルークの海賊」「海賊と女王の航宙記」シリーズ(以上、中央公論新社刊)、「レディ・ガンナー」シリーズ(角川文庫)がある。

「2023年 『天使たちの課外活動10』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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