ルームメイト (C・Novels 49-6)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 115
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784125004877

感想・レビュー・書評

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  • 大学合格に伴って上京した萩尾春海は、下宿探しの不動産屋で出会った女性と部屋をシェアすることに。真面目で育ちの良さそうな彼女は1ヶ月もすると別人のように変貌してしまう。ついに失踪した彼女を探す春海。見つかった彼女は既に死体で……。メインは多重人格。ダニエル・キイス著「24人のビリー・ミリガン」に想を得ている。作中にも登場する。
    でも多重人格がメインと初期からどどーんと開示してあるために、犯人が予想できてしまう。だから途中の引っ掛けや謎解きが非常に緩慢に感じる。しかしラストシーンのドキドキ感がうまい。
    この作者の作品はこれが初読なのだが、どれもこんな感じだったら読まなくても良いかな。
    私が読んだのは新書版でしたが現在は文庫化されてます。

  • 不気味であり淡々と進む展開
    比較的中盤で犯人が分かるが どんでん返し

  • 大学へ通うために上京してきた萩尾春海は、京都から来た西村麗子という女性に出会う。お互い下宿を探す苦労を語り合ううち、育ちの良さそうな彼女に心を許した春海は、彼女と部屋をシェアして暮らすことに。お互いを干渉しない約束で始めた生活は、都会的で快適に思えた…。が、そのルームメイトは一ヶ月も経たずに、変貌。化粧も濃くなり、食べ物の好みまでも変わり、スナックでバイトをしているようなのだ。そして遂に失踪―私は彼女の事を何も知らなかったのでは?謎の残るままに、彼女の足跡をたどる春海。すると、彼女が名を変えて、二重、三重生活をしていたという事実が明らかに。呆然とする春海の目前に、既に死体となったルームメイトが。
    (BOOKデータベースより)

    ***

    初めましての作家さん。
    文章がとても読みやすかったです。

    犯人は意外でした。
    思い込みってダメね。
    モノローグ4は、方向は良いけど中身が…何故?って感じ。

  • サイコスリラーとでも言うのだろうか。
    推理小説としては、中盤くらいから犯人やネタがバレてきている割に、犯行の動機が弱く、楽しめなかった。
    文章は上手かった。

  • プロットとしては何度かのどんでん返しを経て真相に辿り着くように作られているが、著者が結構律儀に伏線を張り、次の展開を仄めかしつつ物語を進めて行くので、何度もあっと驚くような物語ではない。それでも、疑惑の矛先を変えながらテンポ良く謎解きを進めて行く展開は読み易く、読後の納得感もそこそこ。

  • 多重人格者による殺人を巡るお話。

    楽しくは読めましたが、『多重人格』という設定でごまかされてる感もあり。
    最後のシーンはない方が良かったかも。

  • う~~~ん。

    最終的に、「多重人格」って、便利だなあ、
    ってなっちゃうのが残念。

    ミスリードさせて、実は犯人は別、ってのは、
    途中でわかったけど、
    最後の最後とか、蛇足な気もする~。

  • 多重人格がキーワード。わりと面白かったけど、、結末が好きでない。

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