西の善き魔女 1 (C・NovelsFantasia お 2-1)
- 中央公論新社 (1997年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784125004914
感想・レビュー・書評
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2008/2/22読了
面白いです。文の量は多いのに割りとさくさく読めました。お兄様らぶ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
辺境に住む田舎娘だったはずの主人公は、じつは王女さまで…
「空色勾玉」以来の萩原作品。1日で読み終わった。
「西の善き魔女」とはSF女王、ル・グィンの異称。
実は彼女の代表作の一つ「闇の左手」のタイトルがついている5巻まで読破するのが目標。
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RDGが面白かったので、こちらも読んでみました。
田舎に隔離?されていた運命の少女な主人公、パートナーに
なりそうな幼馴染、引っ張ってくれそうな美少女と
共通する部分も感じますが、泉水子ちゃんと今回の
フィリエルは性格が全く違いますね。
フィリエルと共に物語が動きだしたらぐいぐい惹きこまれました。
今回は起承転結の起ですが、次巻も気になります。
フィリエルと共にもう一人の主人公とも言える幼馴染の
ルーンも気になります。 -
完全に物語の序章。ちょっとまどろっこしいかな。
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かなり前から、何度も読み返している大好きなシリーズです。
この作家さんの本は色々読んでいますが、西の善き魔女シリーズが1番好き。
ファンタジーが好きなら、是非オススメしたいシリーズです。 -
ずっと読もう読もうと思いつつ、その機会を持たずにいた作品です。
荻原先生のファンタジー。毎回世界設定は違えど、やはりその世界観と言いますか、ファンタジー愛好家を魅了して止まないものがありますね!
本作は筆者初のノベルスとのことで、どの辺が違うのだろう、と読んでいたのですが、勾玉三部作、これかぎシリーズと比べ、肩の力を抜いて尚且つのめり込める感がありますね。
文庫サイズなのもあるかと思いますが、他作品は読む前に気合いと言いますか、“よし!これからこれを読むぞ!”と言うのが必要なんですね。
でもこちらは取りかかりやすいと言いますか。するっと入れます。
だからって内容が薄いと言うことも無く、本当に主人公と共にハラハラさせられ、疑問を抱き、哀しみ、喜び、学べる作品です。読み進めれば読み進めるほどワクワクドキドキが増します。
またやはり登場人物が魅力的!
誰をとっても愛おしいのです。人間臭さがあるんですよね。貴族でも実に素朴な面を持ち合わせていたり、どこかしら共感できる部分があり、完璧でないところ、どこか欠けているところが良いと思います。
中でも女性陣の賢さ、強さ、柔軟性は読んでいて気持ちが良いほど。
本作を読んで一番に考えたのが、“柔軟に器用に生きる”と言うこと。建て前だプライドだ立場だ・・・そんなものに雁字搦めになって好きに生きられないのは損だなあ、とシミジミ。確かに時には頑固なくらいが美徳とも思えますが、臨機応変に頭をやわらかくしてみれば見いだせる光も少なくないのも確かですよね。
実に勉強になります。
効率と意地とのせめぎ合いですね。
ノベルス、と言うものの性質かはわかりませんが、重くなりすぎず、コミカルな描写もチョコチョコあって読みやすいと思います。女王候補とBL小説の関係、とか。
割とフランクです(笑)
まだシリーズのプロローグ部分ですから、まだ先がたっぷりあると思うと嬉しくなりますね(^o^)
遅読の私が一晩で一冊読めたので、興味のある方は構えず気楽に手にしてみてください!
因みに“ちょーシリーズ”がお好きでしたら是非オススメしたいです♪むしろあちらが本作にインスピレーションを得た作品やも知れませんね! -
テスト期間直前に読み始めて、面白すぎて後悔したことがある、続きが気になって気になって。全部面白いけど、特に一巻の引き込み方がすごいと思う。
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違うシリーズで読んだけど忘れてそうなので再読。
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空色勾玉と比べると少し見劣りしてしまう感じがあった。
『西の善き魔女』は知識の幅よりも想像の幅の方が広い気がして若干の不安定さをもってるようだ。
勝ち気で夢みがちな主人公は、今思うと赤毛のアンと似てなくもない…かも。
まだ話は始まったばかりなので続きがどんな展開になるか楽しみ。