風のケアル 3 嵐を呼ぶ烽火 (C★NOVELSファンタジア)

  • 中央公論社 (1998年9月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784125005560

感想・レビュー・書評

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  • 全体的にドタバタとした感じ。これでもか、というくらいに様々な問題が次々と起こり、息つく暇もないという感じ。それが、物語をより勢いづけて面白く感じる、というわけではないのは、やはり人物像に大きなブレがあったり、途中、なぜここでこのシーンかな?と思うような展開があるからだと思う。あんなに事態が揺れているのに休暇って……。それに、ピアズ・ダイクンに関する船だけいつも無事に航海できるというのも都合がよすぎる。

    結局、エリとは一体どういう人物なのか。今回は、ケアルとはまったく絡まないでいるせいもあると思うけれど、どう見てもただの物分かりの悪いガキでしかない。
    そして、ピアズ・ダイクンの描き方にも減滅。あれだけの立志伝中の人物として書かれていたとにも関わらず、娘に関してはあの体たらくで、そのせいか、その後は沈みゆくばかり。噂をも操って成りあがってきた人物が自分に関する噂を収集しないわけがないし、あんなに噂が広がるまで気づかないなんてはずはないと思う。

    デルマリナとハイランドを代表する二人がそれぞれに危機を迎え、今後どうなっていくのか。次の巻に期待したい。

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