遥かなる星の流れに 上 (C・NovelsFantasia か 1-17 デルフィニア戦記 17)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784125005690

作品紹介・あらすじ

リィを嫡子ナジェックの妻とする!勝利の女神を辱め、デルフィニアの戦意を削がんとするゾラタスの卑劣な策に、三騎はタンガへの途をひた走る。王位を捨て一戦士に戻ったウォル、異世界の相棒ルウ、己の意志で行動するシェラ-。昏々と眠り続けるリィだったが…。難攻不落のボナリス城に轟音が響く時、最後の奇跡が始まった。

感想・レビュー・書評

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  • リィを嫡子ナジェックの妻とする! 勝利の女神を辱め、デルフィニアの戦意を削がんとするゾラタスの卑劣な策に、三騎はタンガへの途をひた走る。王位を捨て一戦士に戻ったウォル、異世界の相棒ルウ、己の意志で行動するシェラーー。昏々と眠り続けるリィだったが……。難攻不落のボナリス城に轟音が響く時、最後の奇跡が始まった。
    (1998年)
    —- 目次 —-
    1〜8

  • 改めて
    生まれた
    行き始めた
    もう
    誰かに何かを指示されなくても
    誰かに何かを命令されなくても
    自分で考えて
    自分で行動することができる
    当たり前の様に
    生きている者が持っている
    自分で考えて決めるってこと
    出会った当初は
    誰かの命令を聞くことが全てだったのが
    今目の前から
    考えて
    想像していく
    思いやりと
    優しさを
    今まで貰ったものを
    しっかりと返していく
    今の自分を作ってくれた
    新しく生み出してくれた

  • おわってしまうよー

  • [江東区図書館]

    デルフィニア戦記17巻。
    読んだのは遠い昔。デルフィニアで知った作者、続けてスカーレット・ウィザードも読んだはず。図書館でふと田中芳樹(銀英伝)のシリーズが並べられているのを見たらその手のライトノベルが懐かしくなって、当時好きだった菊池秀幸と茅田砂胡を探してしまった。

    好きと言いつつ記憶力のない自分に感謝。
    大分ストーリーやラストの記憶が欠けていたスカーレットと違って、流石に何回も読み返したこちらのシリーズは割と細かいところまで覚えている、というか読んでもそうそう、と思い出せた。

    ★デルフィニア戦記(王女グリンダ)⇒スカーレット・ウィザード⇒暁の天使たち⇒クラッシュ・ブレイズ⇒天使たちの課外活動⇒トゥルークの海賊⇒海賊と女王の航宙記

    ★桐原家~、もものき~

  • デルフィニア戦記の十七冊目。本編終了まであと一冊。
    前半は前巻の続きで薬で眠り姫になったままのリィでしたが、ようやくルウと(元)国王のウォルが到着。
    すったもんだの末、なんとか一時的に目を覚ましたリィは、解放された力で破壊魔に。城一つぶっ壊し、後から不休で駆け付けた軍勢を唖然とさせます。
    それでもまだタンガとの決着はついてません。
    薬を使われた後遺症に苦しむリィの回復を待つ面々は気が気でなかったでしょう。
    しかし、デルフィニアの軍勢の主だった人々は、優秀であり、情があり、それでいて情勢を冷静に判断できる素晴らしい人々ですが、それには女性も含まれていて、王様の格の違いだよなーとつくづく思うのでした。
    そういう人に私はなりたい…無理だけど。

  • リィ最大のピンチ。キャリガンたちを助けるわずかなチャンスを得るためにタンガにつかまったリィは、麻薬づけにされ、ほとんど意識不明の状態が続く。一時的に玉座をバルロに譲ったウォルとルウ、シエラはリィを助けに駆けつける。本来この世界で使えない力を解放することにより城砦を破壊した彼ら。一気に形勢は逆転する。若いころはこれだけでわくわく読めたのだけど、大人として読むならば、玉座をあまりに軽く扱いすぎ、仲間内で解決しすぎるし、なんとなくいろいろワンパターンなのにちょっとイラついたりして。

  • デルフィニア戦記17

    デルフィニアの王妃であるリィを息子の妻にと企てるタンガ国王。
    薬で意識を喪失したリィの傍には、唯一リィを殺せる実力を持ったレティシアが。
    王座を捨て、リィの助けに向かうウォルは間に合うのか。


    一人であれば、逃げることも、それ以前に捕らわれることもなかったのに、リィの優しさがなんとも。
    リィにもルウにも、確固たる信念があるんでしょうが…もう少し自分のことも大事にしてと言いたくなります。

  •  捕まえられた王妃は薬で眠ったままにされていた上に、タンガの王子の妃にする、と聞いて、ルゥとウォルが大激怒。
     まさかのウォルは王冠をバルロに押し付けて出奔する、という事態。

     その過程でいろいろありえないことが起こる。
     まずはルゥが生き返ってしまったこと。
     ルゥは死なない一族の人間だった、ということ。
     そして、リィがボナリス城一つを吹っ飛ばしてしまったこと……

     いやまぁ、最初からやれるならやっておけよ……

     という気持ちはわからなくもないけれど、それは現世のおきてで無理なようである。
     しかし、そこでこの起きて破りを持ってきた作者さんの意図ってどういうものなんだろう? と思わなくもないですが、それがこの物語の面白いところなんだろうなあ……と思います。
     あくまでも、現世は現世の断りを持って。
     多少イレギュラーでもそうしていく必要があるのかなあ……と。

     そして、次がいよいよ最終巻。
     ここまできて、最後がどのように終わるのか、とても楽しみではありますが、物語が終わってしまうのはちょっと残念です。

  • 護摩に侵され昏睡状態だったリィ、ルゥが傷を受けた衝撃で意識が戻る!体も動かせない状態だったはずが、あれよあれよと魔法の力で城破壊!強い〜!さぁ、次が最終巻!バルロに活躍してほしいな〜!

  • いやもう全く,ルウの強さ,ありえない!

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著者プロフィール

茅田砂胡
5月3日生まれ。牡牛座。デルフィニア戦記シリーズで小説デビューをはたす。
著書に「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウィザード」「桐原家の人々」「王女グリンダ」「暁の天使たち」「クラッシュ・ブレイズ」「祝もものき事務所」「天使たちの課外活動」「トゥルークの海賊」「海賊と女王の航宙記」シリーズ(以上、中央公論新社刊)、「レディ・ガンナー」シリーズ(角川文庫)がある。

「2023年 『天使たちの課外活動10』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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