スカーレット・ウィザード 1 (C・NovelsFantasia か 1-19)

著者 :
  • 中央公論新社
3.98
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本棚登録 : 1329
感想 : 157
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784125006000

作品紹介・あらすじ

奇妙な仕事が舞い込んだ。一年だけ結婚してくれ、だと?お相手はあのクーア財閥の女王だ。殺しても死なない男がご希望だとか。理由や事情は知らないが、宇宙きってのお尋ね者『海賊達の王(キング・オブ・パイレーツ)』向きの仕事じゃない。一匹狼の海賊の誇りをかけて、決着を宙(そら)でつけることになったが…かなり異色な宇宙恋愛物語(スペース・ラブ・ストーリー)。

感想・レビュー・書評

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  • スカーレットウィザード
    191209読了。
    今年108冊目今月6冊目。
    #読了
    #茅田砂胡
    #スカーレットウィザード

    いやぁハチャメチャだ!(褒め言葉)
    中世ファンタジーのデル戦とは異なり、近未来SF?

    キャラの魅力が突き抜けてる。

    夢中になりすぎて
    行先の異なる電車に乗り間違える
    正しく乗り換えるも乗り過ごす

    なぜケリーが結婚相手に選ばれたのか
    がミソ。

  • 茅田砂胡さんといえば、もう一つのシリーズ『デルフィニア戦記』が有名ですが、葉湖的にはこちらの方が好きかも?です^^
    とにかく、男女二人の主役キャラ達が個性的でカッコイイ!
    『海賊』と『女王』という二つ名がこれ程に似合う男女には、そうそうお目にかかれません。舞台は宇宙ですが、ラブロマンスとしても秀逸だと思いますw

  • 5巻+外伝1巻です。
    二人の主人公が色々なことで桁外れです。
    おもしろいのに最後には泣きました。

  • ゲートと呼ばれる、遠く離れた空間をつなげるゆがみ(ワープポイント)が宇宙に点在し、人類が銀河のあちこちの惑星でそれぞれの文化を発展させている時代。宇宙海賊ケリー(30歳前後)は、宇宙に生きる男たちにキングと称えられるほどの船乗りだ。バケモノ級の操縦技術と自分しか知らないゲートを使って、宇宙連邦政府の追跡の手を十何年もの間逃れてきている。海賊王と異名を持つものの手下は一人もおらず、唯一の相棒も宇宙船の感応頭脳(規格外)であるダイアナ・イレヴンスだけ。ケリーの腕前に惚れ込んで、手を組もうとした名の有る海賊たちは数多くいたが、そのどれの誘いにも乗らず一匹狼を貫いている。そんなケリーの前に超巨大財閥の創始者の一人娘であり現総帥であるジャスミン・クーア(28歳)が現れ、自分と結婚する契約を一年間結んで欲しいと迫る・・・。権力欲しさに陰謀を企むクーア財団幹部たちを相手にジャスミン&ケリーの常識を無視した戦いが始まった。

    ####

    二人の主人公が30前後の男女なので若さへの嫉妬に狂うことなく安心して読める。またケリーとジャスミン両名とも殺しても死なない級の強さなので安心して読める。むしろ敵に同情してしまいそうになるほどのぶっちぎりの破壊力でスカッとすることこの上ない。細かいSF的考証などは気にせずに、ノリと勢いと笑いでガンガン読むべし。(正確に言うと4巻ぐらいまでは、だけど・・・。シリーズ終盤はシリアス展開、涙あり。)

  • ジャスミンとケリーの物語の始まり。
    ジャスミンの経歴もとんでもないが、ケリーの半生もなかなかすごい。この二人が結婚する過程は『暁の天使たち』を読んだときはさっぱりわからなかったが、最初は契約婚だったことを考えれば納得。

  • 今まで
    この腕を欲しいと言ってくれたやつは
    山ほどいたけど、
    腕だけではなく
    そのものを欲しいというやつがいるとは
    あくまでも契約
    確かに契約
    相手が何を言ってくるか
    何となく分かってしまう
    向いている方向は
    全く違うのだけど
    嫌じゃない
    1年とはいえ
    ひとつところにとどまるのも
    こいつとなら
    まぁ酷いことにはならない
    本当に嫌なら
    絶対にやらないし、
    襲われたとしても
    完全に拒否することだってできるけど、
    まぁ嫌じゃないんだろうよ

  • 友人がこれはマジで面白いと貸してくれた本。 まだまだ登場人物や世界観に馴染むだけで精一杯だったけど、先も長いしのんびり楽しんでいこう。

  • [江東区図書館]

    スカーレット・ウィザード初巻。
    読んだのは遠い昔。デルフィニアに次いで知って?出版当時に読み漁っていたはず。
    図書館でふと田中芳樹(銀英伝)のシリーズが並べられているのを見たらその手のライトノベルが懐かしくなって、当時好きだった菊池秀幸と茅田砂胡を探してしまった。

    好きと言いつつ記憶力のない自分に感謝。
    読み始めてすぐ主人公同士のコンセプトや掛け合い漫才のような二人のやりとりは懐かしく思い出されたものの、読んだところまでに相槌を打つ感じのいい思い出し加減で、ストーリー自体は最後まで思い出すことなく楽しく読めた。

    読んでいて思い出すのはルパンとかシティ・ハンター。あの軽妙さとハチャメチャさとたまに少し覗かせる陰と真面目さ。ストーリーの先が待ちきれなくて、でも登場人物たちのやりとりも面白くて、速く、でもいつまでもゆっくり読みたくて、急く自分を抑えてと、困る自分は久しぶり。

    ★デルフィニア戦記(王女グリンダ)⇒スカーレット・ウィザード⇒暁の天使たち⇒クラッシュ・ブレイズ⇒天使たちの課外活動⇒トゥルークの海賊⇒海賊と女王の航宙記

    ★桐原家~、もものき~

  • 宇宙をまたにかけたお尋ね者ケリーが依頼された仕事。
    それは宇宙最大の財閥に君臨するジャスミンと結婚すること。
    そして財閥の副総帥として(名目上)経営に参加すること。

    自由であることが身上の一匹狼の海賊に、そんなことができるはずがない。
    断るケリーにジャスミンは言う。
    「これから10時間、私につかまらずに宇宙で逃げ切ったら、この話はなかったことにしよう」
    それは圧倒的にケリーに有利な条件だったはずなのだが…。

    破天荒な主人公二人の人物紹介の巻。
    ケリーと彼の宇宙船の頭脳であるダイアナは相当にできる設定なのだけど、金持ちで肝が据わっていて身体能力が破格のジャスミンにはかなわない。

    なんだかリィが財閥の総帥でウォルが海賊になったようだ。
    だとするとダイアナはシェラか?

    テンポがいいので、さくさく読める。

  • 201803 始まり ビル破壊

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著者プロフィール

茅田砂胡
5月3日生まれ。牡牛座。デルフィニア戦記シリーズで小説デビューをはたす。
著書に「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウィザード」「桐原家の人々」「王女グリンダ」「暁の天使たち」「クラッシュ・ブレイズ」「祝もものき事務所」「天使たちの課外活動」「トゥルークの海賊」「海賊と女王の航宙記」シリーズ(以上、中央公論新社刊)、「レディ・ガンナー」シリーズ(角川文庫)がある。

「2023年 『天使たちの課外活動10』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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