王女グリンダ (C★NOVELSファンタジア)

  • 中央公論新社 (2000年8月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (512ページ) / ISBN・EAN: 9784125006666

みんなの感想まとめ

物語の舞台は架空の国で、王女リィ(グリンダ)と国王ウォルのキャラクターが魅力的に描かれています。読者からは、ファンタジーとSFが融合した独特の世界観が評価されており、特にリィの戦女神としての活躍や、ウ...

感想・レビュー・書評

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  • デルフィニア戦記の原作。
    シェラ好きには嬉しい、前書きで作者が言っている通りの「リィとシェラの話」。
    デル戦に比べると、言い回しや展開がありきたりでベタな部分もあるけれど、面白さは変わらず!
    IFのストーリーとして、読んで損はない。

  • 目次
    ・デルフィニアの姫将軍
    ・グランディスの白騎士

    デルフィニア戦記の前に書かれていた、デルフィニアの物語。
    出版社が倒産しなければ、こちらが本家デルフィニアになっていたであろう、プレ・デルフィニアの中編二作。

    本編を書き上げてから、こちらの作品を書いたのではない。
    あくまでもこちらを先に書き上げてからのデルフィニアなのだけど、世界観にぶれがない。

    しかしながら、デルフィニア戦記に収録するには登場人物や話の流れに齟齬をきたす。
    というわけで、あくまでもプレ・デルフィニアとして刊行された作品。

    シェラが暗殺者として登場する『デルフィニアの姫将軍』はさておき、リィを正皇太子妃として迎えたいとするグランディスの内実を描いた『グランディスの白騎士』は、本編に収録することができなかった作品。

    子どものために遺せるものを持つようになると、どうしてか子どもに残したくなくなるようで、自分の後を付け狙う能力に恵まれた息子よりも、言われたことを全うするくらいの能力しか持たない息子を可愛がるようになる老いた権力者。
    それは傍から見ると見苦しいことこの上ないけれども、本人からしたら切実極まりないことなのだ。

    それはなかなかに鋭い指摘で、例えば私ごときでも子どもに負けたくはないという思いに駆られることはある。

    しかし作者が書くのはあくまでも、権力にしがみつく見苦しさ。
    そしてそれに巻き込まれるデルフィニアの面々。

    巻き込む方はいつも、悪気はないんだけどねえ。

  • 20160704

  • デルフィニア戦記の元となった本。
    戦記を読んで、あれやこれやと文句をつけてきたが、
    これを書き出しとして、
    他の物語を紡ぎ出すつもりだった、
    多少の変更はあるものの、実際に紡ぎ出した、
    作者の想像力と忍耐力に素直に敬意を表したい。

  • 2021/8/19
    再再再読。

    新たに面白い本を探すのも楽しいが、間違いなく面白い本を再読するのも安定の楽しみ。この本はそんな本のひとつ。何度読んでも面白い、架空の国のファンタジー。王と王女のキャラが個人的にツボ。

    ここから壮大な『デルフィニア戦記』全18巻へと繋がり、さらにまた別のシリーズで宇宙にも繋がる。SFなのか?ファンタジーなのか?と悩ましいが、もちろんどれも再読に値する。


    2014/11/23
    再再読。

    最初にこれを読んでデルフィニアの王女リィ(グリンダ)がとても気に入って、18巻ものデルフィニア戦記を一気に読むきっかけとなった本。現在も延々と続く金銀天使コンビのなれそめが、今となっては懐かしい。何より、国王のウォルが大好き。リィの活躍の影に隠れがちだけど、国王がお出ましになると、読みながら思わず笑みがこぼれる。リィ自体も、デルフィニアで戦女神として剣を振るっている姿が一番いい。これからまたデルフィニア18巻読み返します。

  • 再読

  • へええ、書き直し前は、ここから始まってたのか。
    『暁の天使たち』を読んだときに、なんでルゥは性別変化自在なの!?とか、どうしてリィは王女って呼ばれてんの? 身体の中から人が出てくんの? ラー一族って何!?
    とものすごく謎なまま話が進み。
    じゃあこれは、この話の前にあたるデルフィニア戦記を読めばわかるのか。と思って読んでも、ほとんどふれられていなかったことに唖然とした当時を思い出した(笑)
    リィが元は自分は男だったって主張する部分が後半にならないと出てこないんだから、読み手には意味がわからないですがな。
    これじゃあ確かに別物だから続編なんて書きようがないわな。

  • 冒頭の作者コメントを読むにつけ、この本を出すことは作者にとって不本意だったんだろうなぁ…と思わずにいられない。

    それて゜も最初に「デルフィニア戦記」を知ったのが、妹が聞きこんできたこの本が最初で、倒産した出版社の本を探して、どれだけの古本屋を梯子したことか!と懐かしくもしんどく思い出します。
    だからこそ、デルフィニア全巻読んでも、ずっと「あの本はどんな感じだったんだろうな…」という感がぬぐえなかったので、この本が出てくれて本当に良かったです(^_^)

    で、内容的にも、他の人の感想を読んでいると辛口が多いけど、リィの「ぼく」や、その他のちっょとしたことが気になったけれど、リィやみんなが変わらず生き生きとしているのを見て、旧友にあったような嬉しさで一杯。
    楽しく最後まで読めました。

    本当だったら、どれだけ探してもたぶん出会えなかっただろう本なので、復刻してもらえて本当に良かったです。
    茅田さん、ありがとうございました。
    これからのシリーズも楽しみにしていますv

  • 読了。

  • もともとあまり文を書けないけど、内容がよすぎて、全く書けない!
    とにかくすごくすごく面白かった‼
    デルフィニア戦記最高!

  • 編集者がちゃんとついていなかったんじゃないかと感じだ。
    表現は兎に角冗長的で、人物の書き分けが未熟。
    久しぶりに読み進めるのが難儀だった。
    まさか、その数年後にこの著者がすごい大作を書くとは、この本からは想像できない。
    あれが物語の良い見本なら、こちらは悪い見本かもしれない。

  • 2010/08/05 読了。
    図書館感謝。

  • デルフィニア戦記の前身とのことなので、ほんとは読まないつもりだったけれど、デルフィニア戦記、それに続く暁の天使たち、スカーレット・ウィザード、クラッシュ・ブレイズを一気に読破し、もう読むものがなくなってしまった喪失感に耐えきれず読みました。これはこれで面白かった。なんでこんな途中から話をはじめたんだろう?

  • これはこれで好き。
    冒頭で筆者が述べているように完成された物語というならばデルフィニア戦記に軍杯が上がるのは確か。書けもしない自分が言えたことじゃないけど、地の文に未熟な点が多々見受けられた。というか中央公論新社版よりライトノベル色が強い。緻密性が低かった。
    そして明らかにリィの性格が違う。脇役に納まっているせいかウォルに王様としての風格が無い事が残念。背景が無いからただのわがままにも見えた。
    でもとりあえずこれは別の話として面白い。白騎士、の件も面白かった。個人的にはリィとシェラの関係性よりもウォルとリィの同盟が好きなので、完結した大陸版が後者に主眼が置かれていたことがうれしい。前者に注目したプロトタイプがあった故の大陸版かと思うと、失礼だが倒産した会社に感謝したいくらい。

  •  大陸書房から出ていたデルフィニア戦記を一冊にまとめた物。
    中央公論新社から出ているデルフィニア戦記のプロトタイプ。

     これはこれで好き。

  • 作者買い

  • 「デルフィニア戦記」の元の物語。
    出版社の倒産でこの話がなくなり、
    デルフィニアが生まれた。
    シェラが早くに登場してて、この話もまた面白かった。

  • 全18巻をもって完結した〈デルフィニア戦記〉には、幻のプレ・ストーリーが存在する……。一部のファンに囁かれ続けた『デルフィニアの姫将軍』と『グランディスの白騎士』を完全収録。 兎に角、長いもう一つのデルフィニア!!

  • デルフィニア戦記の前進。
    しかしリィとウォルの物語ではなく、リィとシェラの物語。
    デルフィニア戦記を読んだ後に読んだのですが、十分楽しめました。
    ただ途中で終わってるのでもどかしさが(笑)
    こっちを読んでからデルフィニアを読むとすっきりするかもw

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著者プロフィール

茅田砂胡
5月3日生まれ。牡牛座。デルフィニア戦記シリーズで小説デビューをはたす。
著書に「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウィザード」「桐原家の人々」「王女グリンダ」「暁の天使たち」「クラッシュ・ブレイズ」「祝もものき事務所」「天使たちの課外活動」「トゥルークの海賊」「海賊と女王の航宙記」シリーズ(以上、中央公論新社刊)、「レディ・ガンナー」シリーズ(角川文庫)がある。

「2023年 『天使たちの課外活動10』 で使われていた紹介文から引用しています。」

茅田砂胡の作品

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