謀略熱河戦線 (C★NOVELS)

  • 中央公論新社 (2000年12月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784125006888

みんなの感想まとめ

歴史の転換点を描いた作品では、国際的な緊張感とともに、日本の機甲部隊や後方支援の重要性が浮き彫りにされています。特に、熱河省への侵攻を背景に展開される謀略と作戦の緊迫感は、読者を引き込む要素となってい...

感想・レビュー・書評

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  • 『謀略熱河戦線』はリットン調査団による調査後のジュネーブで国際連盟による会議が行われた裏で関東軍が熱河省へ侵攻を開始するという国際的な信用のガタ落ち間違いなしの事態
    思っていたよりも日本の機甲部隊が活躍している事と後方支援としてトラクタが活躍している事が印象的だったな。
    断章は歴史が変わったなとおまさもわせてくれる内容だった。
    『黒竜江陸戦隊』は黒竜江沿岸での馬賊の抗日運動を叩く話と護衛駆逐艦の急速造艦に関する話
    急速造艦演習の話は読んでいて面白かったな。徹底的に簡略化した設計とブロック工法の導入、溶接の積極的な採用と「新技術の導入に恐れるな」とした佐久田中佐はかっこよかった。
    [more]
    前巻の『オホーツク海戦』で北満州の情報収集を行っていた陣内大尉が中尉として登場している。この人は幼少をアメリカで過ごしている為か、陸軍内で異色の考えを持っているのが面白かった。
    急速造艦で作成された護衛駆逐艦は思っていたより現場からは好評だったようだ。黒竜江で製造した哨戒特務艦『禄剛』も沈みにくくした原型駆逐艦と同じく沈みにくく、思っていた通りの性能を発揮し、成果を生み出せたようで未来が明るいな。

  • 覇者の戦塵シリーズの第5作、第6作です。
    謀略熱河戦線では、少し時代が戻って陣内中尉と趙、石原中佐や上村尽瞑との関わりが明かされます。また熱河作戦に関わる謀略も、読み応えがありました。
    黒竜江陸戦隊では、史実と異なる歴史の動きを踏まえ、これまで地道に描かれてきた、技術的な方向転換が実現しました。そして海軍陸戦隊と陣内機関の、黒竜江での共同作戦も緊迫感があって面白かったです。

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著者プロフィール

1951年兵庫県生まれ。青年海外協力隊などを経て作家デビュー。SF小説、冒険小説、山岳小説など広い分野で高い評価を得ている。96年「白き嶺の男」で第15回新田次郎文学賞を受賞。主な著作に「航空宇宙軍史」シリーズ、「覇者の戦塵」シリーズ、『白き嶺の男』などがある。

「2019年 『硫黄島航空戦線』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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