スカーレット・ウィザード 5 (C・NovelsFantasia か 1-27)

著者 :
  • 中央公論新社
4.00
  • (170)
  • (82)
  • (166)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 972
感想 : 54
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784125007014

作品紹介・あらすじ

おまえ本当に優しい男だな、海賊。巨大なクーアの権力にも何の興味も無かったくせに、おまえは私につきあってくれた。だから-だからもう終わりにしよう。最重要課題であるダニエル救出作戦はジンジャー主演で華々しく開幕し…そしてラヴロマンスも終幕を迎えるスカーレット・ウィザード最終巻。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 前巻終わりで子どもを誘拐された二人は、ゲート事故に見せかけて殺されそうになり、一時的に死んだことにして身を隠すことに。
    その間に子どもを手に入れた幹部たちは、クーア財閥の技術を駆使した難攻不落の要塞をクーア財閥の本社として機能させ、どこからも攻撃を付けつけないような態勢をとって備えた。
    一方夫婦はジンジャーを巻き込み、軍を利用し、名だたる海賊たちまで協力させ、子ども奪還作戦開始。
    そして最後はめでたしでめでたしで終わると思いきや。
    ケリーの古い記憶とジャスミンの幼い頃の記憶。
    それが交錯する前にジャスミンは眠ってしまった。
    これが『暁の天使たち』への布石になるのだけど。
    結構好きだったわ、この夫婦。

  • 最初に読んだ時には
    ものすごく驚いた展開でした
    改めて読み返すと
    こういう物語だったんだね
    ラブストーリィ
    後書きでは
    ハーレクイン・ロマンスと言っていることに
    納得です
    ここで本編はおしまい
    この後の展開を思い出すように

  • 完結。 二人の異質なラブラブっぷりが楽しい。 そして驚きの結末。 これで終わりかー。外伝でどれくらい触れられてるんだろう。

  • [江東区図書館]

    スカーレット・ウィザード5巻。
    読んだのは遠い昔。デルフィニアに次いで知って?出版当時に読み漁っていたはず。
    図書館でふと田中芳樹(銀英伝)のシリーズが並べられているのを見たらその手のライトノベルが懐かしくなって、当時好きだった菊池秀幸と茅田砂胡を探してしまった。

    好きと言いつつ記憶力のない自分に感謝。
    読み始めてすぐ主人公同士のコンセプトや掛け合い漫才のような二人のやりとりは懐かしく思い出されたものの、読んだところまでに相槌を打つ感じのいい思い出し加減で、ストーリー自体は最後まで思い出すことなく楽しく読めた。

    毎回どう解決するんだろう?と思うんだけれど、ホントにまぁ物語の筆者さんたちはよく考え着くというか、それをやりたいがために作り上げた無茶な舞台というか。でもやはり、この「映画撮影」があるからこそのジンジャーだったんだろうなぁ、きっと??

    ★デルフィニア戦記(王女グリンダ)⇒スカーレット・ウィザード⇒暁の天使たち⇒クラッシュ・ブレイズ⇒天使たちの課外活動⇒トゥルークの海賊⇒海賊と女王の航宙記

    ★桐原家~、もものき~

  • 完全無敵の要塞の中でダニエルを養育し、クーア財閥としての権力を行使する誘拐犯であるクーア財閥の重役たち。
    息子を救出するためにケリーとジャスミンがとった行動は、映画会社を動かし、政府経由で連邦宇宙軍を動かし、海賊たちをも動員したものだった。

    そうしなければならないほどの焦燥感に襲われていたことはわかる。
    そうできるだけの権力も人脈も持っていることは知っている。
    でも、目的が正しければ手段は違法でも非人道的でも許されるの?

    『デルフィニア戦記』も、最後は違法な手段で敵を殲滅したけれど、今回もそうなんだもんなあ。
    つまり、作者は広げた風呂敷を違法にたたむことでしか話を終わらせることができないということなの?

    途中までは勢いがあって、スケールが大きくて好きなんだけど、顛末がねえ…。

    なんて思って読んでいたら、最後のどんでん返し。
    これは…最終巻って言えるの?
    最終巻なのに続きが気になるところで終わるって、うまいなあ。

  • 201803 子供救出 冷凍冬眠

  •  とんでもないどんでん返しにあった……というよりも、呆然とするしかない。
     まさかこんなオチが待っているのかって。

     はっきり言う。つぅか、言わせてくれ!! 断じて、これはハッピーエンドではない!!(絶叫)
     こんなことってありえない。
     おまけに、メリバでもないんだよ!!
     メリバってさ。
     バッドエンドなのに。
    「これでよかったんだ」
     って雰囲気が流れて。
     読んでる側もあー……まあ、それならそれで仕方ない……? って無理やりにも納得させれるものなんだけど。
     断じて、誰一人、これでいいなんて思ってもいないのに、誰も悲しんだりしてなくて、真っ直ぐ前を向いていて、本当に、本当に、心の祖からありえない。
     私はこんなラスト納得しないから!!
     って、色んなものを叩きつけたくなりました。

     とりあえず、こんなラストは私は納得しないからな!! と言うだけ言って終わっておく。
     台無しになったわけじゃない。
     外伝もあるし、なんだかスピンオフのようなややこしいような小説もあるから、そっちで再会できることを楽しみにしてます。

     私はここで終わったと思ってないからな!!

  • いやー良い話だった。
    あとがきを先に読んでしまい、ハーレクイン・ロマンスとは?と不思議に思ったのですが、最後まで読んで納得。巨大などんでん返しを食らいました。
    いやー良い話だった。

  • 20160717 読了

  • わかりやすいSF。子供時代に戻った気分で、一度に2~5巻まで読んでしまいました。
    またジャスミンが復活する予感がするのと、ジャスミンが4歳の時に母を亡くして、父に育てられたのを思うと、おや?これは、また、ループになっているのかなあと思わせる展開。ジャスミンの父も海賊だった。そして、今の財閥を担うのも、、、元海賊、、、
    ふう。
    楽しめました。

全54件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

茅田砂胡
5月3日生まれ。牡牛座。デルフィニア戦記シリーズで小説デビューをはたす。
著書に「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウィザード」「桐原家の人々」「王女グリンダ」「暁の天使たち」「クラッシュ・ブレイズ」「祝もものき事務所」「天使たちの課外活動」「トゥルークの海賊」「海賊と女王の航宙記」シリーズ(以上、中央公論新社刊)、「レディ・ガンナー」シリーズ(角川文庫)がある。

「2023年 『天使たちの課外活動10』 で使われていた紹介文から引用しています。」

茅田砂胡の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×