巷説百物語 (C★NOVELS BIBLIO)

  • 中央公論新社 (2002年2月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (520ページ) / ISBN・EAN: 9784125007496

みんなの感想まとめ

多様な短編が織りなす独特の世界観が魅力の作品で、登場人物たちのユニークな行動や奇想天外な筋書きが読者を引き込む。アニメ版とは異なる深い内容が楽しめ、特に短い話が多いため、スムーズに読み進められる点が好...

感想・レビュー・書評

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  • アニメの方は見たことがあったけど全然内容が違った。
    京極夏彦だし、さぞ読むのに時間がかかるだろうと構えていたけれど、一つ一つの話は短くてとても読みやすかった。
    登場人物たちのやってることが京極堂の逆なんだなと、勧めてくれた友達に言われるまで意識してなかった。

  • 「鵼の碑」を読み終えたので、未読だったこのシリーズにも手を出してみました。京極版、仕掛人といった感じですが、最初はなかなか物語に馴染めませんでした。
    面白くなったのは、中盤のとぼけた味わいのある狸の噺からでした。
    シリーズの続きも、読んでみたいと思います。

  • 2度目の読了

    前巷説百物語を読んだおかげで
    今回、非常に面白く読めた。

    小股潜りの又一が仕掛ける
    奇想天外な筋書き。

    その解説が早く知りたくて
    サクサク読めた。




  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 【同時並行で事件が進む「続巷説百物語」を併読するとこちらも面白くなってきた】

    百鬼夜行シリーズの長さに慣れると巷説百物語シリーズの短編形式が新鮮に感じる。
    新しいメンバーに慣れる頃、最初の一冊が終わった。
    妖怪の力を借りて問題を解決するという百鬼夜行シリーズとは逆の感じですな、妖怪ツールが解決者側にありという。
    又市 は田辺誠、おぎんさんは遠山景織子、今は亡き谷啓さんも21年前テレビドラマ出演していたのだなあ。

  • 京極夏彦の著作で、あらゆる場所に顔を出す又市が主役のシリーズ。
    ほんと、全ての元凶はこいつちゃうか(なぜ関西弁)というくらい、ちょこちょこ存在を見せる小悪党。
    物語としては、勿論好きですよ。キャラクターも良い。百介がいい味出してる。
    哀しい話も多いんだけど、あまり残らない感じがある。何故だろう?
    やっぱり京極堂シリーズが好きだなあ。

  • 【読間】
    時代物の連作中編集。

    京極夏彦に初挑戦。
    ………もとから好きだった宮部みゆき、大沢在昌と仲良し(?)の作家さんだということで、以前から興味はあったのだが………①作品がどれもとんでもなく分厚い②作風は妖怪もの=ファンタジーは好きくない、という理由で敬遠していた。

    ちょっと前に企画モノアンソロジー(「小説こち亀」競作短編集)に載せられた短い話が面白かったので、読む決意が高まった。


    さて、現在、一編目を読み終えたところ。面白い。漢字使いは難しいが読みやすい、かつ、十分に引き込まれる文章は、先が気になり一気に読まされた。

    “もののけ”の存在が大きなポイントとはなるが、危惧していたファンタジー要素は皆無。“妖怪とは人の心が自分に見せるもの”という大前提のもと、でも科学だけでは説明できない“不思議”もある………というスタンスが、イイ。
    ………だって、現実世界にも、妖怪や幽霊の姿は誰も見たことなくても、科学で割りきれない不思議って、あるものね。

    そういうリアリティが、好きだな。
    続きが楽しみ。
    2012.09.06.書。

    【読了】
    上述の感想は、ちょっと間違っていた(苦笑)。「でも、科学で割り切れない“不思議”もある」と・・・書いたが、そんな“不思議”ですら全く“無い”ハナシだった。

    小悪党たちが繰り広げる“勧善(?)懲悪”の連作中編。
    必殺仕事人か?ルパン三世か?

    魅力的なキャラが盛りだくさんなので、続編にも期待大。
    また、京極さんの長編にも、興味がわいた。

    ★4つ。8ポイント。
    2012.09.10.了。

  • やっと読み終わった。
    何カ月読んでいたか解らない。
    内容はそれなりに面白いんだけど、とにかく長い。
    そして重いから持ち運びしにくい。
    けど、短編で京極の雰囲気が味わえるから結構楽しかった。

  • 『嗤う伊衛門』に続き、『巷説百物語』も新書化されたんで、早速買いました。
    伊衛門で狂言廻し的な存在だった、又市が仲間と供に、御上が裁けぬ悪を仕置きする、さしずめ京極版仕掛人といった内容の中編集です。
    本家の仕掛け人とは違って、実際に手をくださずに、大掛かりな仕掛けで、悪人を罠にはめます。
    しかも、その仕掛けがみんな妖怪にちなんでいるのも京極夏彦らしいとこです。
    かなりおもしろかったです。。
    この作者の作品のなかでは、講談社の百鬼夜行シリーズ本編を除いたなかでは一番好きです。
    映画のスティングのような騙しのカタルシス!!
    又市の口先三寸は、京極堂の憑物落しに通じるものがあるね、爽快です。
    WOWOWでドラマ化(もともとドラマ用に書いたのかも…)されてましたが、そっちはイマイチ。

  • 最初は悪人を懲らしめる(我ながら古臭い言い方だな)動機が明らかでなかったので確信を持てなかったが、読後にはこれが京極版必殺仕事人であることが明らかになった。
     ただ彼らは直接悪人達に仕置きをしてはいない。悪人達が自滅の道をたどるような舞台を設定しているに過ぎない。例えるなら、彼らは悪人を転がり落ちる坂の上に連れていっていくだけで別に背中を押しているわけではないのだ。もしかしたら、坂の手前までも連れていっていないかもしれない。また、彼らも運命(偶然)の一部として坂の近くにいるに過ぎないのかもしれない。

  • 京極堂シリーズとはまったく逆の手法を用いる一味を主人公とする物語。妖怪が「いることにする」。

  • 巷説百物語シリーズ1作目

  • 京極はこのシリーズが一番好き。

  • 雨で立ち行かなくなり、粗末な小屋に身を寄せた見知らぬ面々。
    僧侶、商人、山猫廻しに御行・・

    気まずい雰囲気の中、百物語が始まる。
    小豆洗い、白蔵主に舞首・・・それは現か幻か、

    ―りん― 御行の鈴が鳴る

    「御行 奉為(してたてまつる)―」


    怪談話と思いきや、怪談になぞらえた悪人退治ものでした。
    昔の悪事が、怪談となって語られる『小豆洗い』。やがて聞こえてくる「しょりしょり」という音・・心に疾しさを抱えた者には、さぞ恐ろしいだろうと。

    御行こと、小股潜り(詐欺師みたいなものかな)の又一が、だんだんかっこよく思えてくるから不思議だわ。

    なんとなく、遣る瀬無さが残るものの、面白かったです。

  • 2006年3月26日読了

  • 京極さん、裏切りません。
    文字欲に応えてくれる上に面白いし。

    読書したすぎ!って時は京極さんっす。

  • この世の裁かれぬ悪。<br>
    積もる憎悪。
    <br><br>
    御行の又市らの語る怪異はなんの意味もなく語られ、仕掛けが廻りだす。
    <br><br>
    御行奉為。

  • 連作短編集でと〜っても読みやすかったです。
    時代は江戸。小股くぐりの又一をリーダーに、山猫廻しのおぎん、
    事触れの治平、考物の百介の元小悪党四人が
    妖怪の仕業に見せながら、悪人を次々懲らしめていく痛快な物語。
    まさに「京極版 必殺仕置き人」です。
    最後に語られる仕掛けが見事でした。おぎんかっこいい!

  • 妖怪ホラーに見えて、実は怪異という名の完全犯罪。

  • お見事。適度な長さに驚きの面白さ。「舞首」が好きかな。

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著者プロフィール

京極 夏彦(きょうごく・なつひこ):一九六三年北海道生まれ。九四年『姑獲鳥の夏』でデビュー。同作を含む〈百鬼夜行〉シリーズで人気を博す。九六年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。その後も泉鏡花文学賞、山本周五郎賞、直木三十五賞、柴田錬三郎賞、吉川英治文学賞を受賞。〈巷説百物語〉シリーズ、〈豆腐小僧〉シリーズなど著書多数。

「2025年 『東海道綺譚 時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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