ダウン・ツ・ヘヴン Down to Heaven (C★NOVELS BIBLIO)

  • 中央公論新社 (2005年12月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (344ページ) / ISBN・EAN: 9784125009216

みんなの感想まとめ

テーマは自由と束縛の狭間での葛藤で、主人公クサナギが「世間」という敵に立ち向かう姿が描かれています。浮遊感を求める彼の思考が、独特の文体によって巧みにトレースされ、読者はその内面に引き込まれます。シリ...

感想・レビュー・書評

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  • 「ずっと浮かんでいられたらいいのに」

    シリーズ第一作「スカイ・クロラ」は、シリーズのエキスが散りばめられたポエム
    第二作「ナ・バ・テア」はエキスの雫のひとつ“クサナギとティーチャ”のダンス

    そして第三作「ダウン・ツ・ヘヴン』
    立ち向かう敵は“世間”
    粘っこく絡みつく地上と自由で残酷な空の狭間で、クサナギはもがく。
    「雲の上にある天国へおちていけばよい。
    簡単だ。」

    でも、断ち切ることは難しい。

    「もう一度上がって行こう。
    ただそれだけを考えて、僕はこの腐った地面を歩いた」

  • 第三巻
    二巻より先に読んだ。

  • どんどんハマっていく。水が染み込むような、さらさらした感じ。

  • 生と死。尊敬と愛に包まれた人と対決しなければならない物語。中間~終盤にかけて「生きる」ことと「死ぬ」ことが密接して読者に考えさせる作品。大人の事情でレールをひかれた結果になってしまうことを後で知らされること。才能のある人間が、上からの命令で出世しなくてはならなくなる。理不尽な社会を見ているように感じた。

  • 。の多い文体が、登場人物の思考をトレースしているようで読みやすい。この小説のジャンルはSF?かどうかわかりませんが、設定、リアリティ、軽快感が、作者の力。飛行機の操縦の詳細な描写が、まったく解らないが、ビジュアル的にイメージさせる(ように錯覚させる)のも、良い。

  • ノベルズ版が出たので買った。
    戦闘機に乗るために人工的に生まれた人間の話。
    森博嗣の小説の中でこの主人公の草薙水素が一番クレイジーだと思う。

  • だいぶ世界観になれてきた? 謎も増えたけど。クサナギとカンナミって1巻が初対面じゃなかったんだ?(本人達も忘れたのか?)
    ティーチャーとのダンスのシーンは楽しかった 絡んでササクラとのやりとりも良かった。スイトにはササクラをお勧めしたい!(そーゆう話じゃないけどさ…) ついでに そろそろジンロウとの話がでてきてもいいのにな。

  • 例えば自殺寸前の人に向かって説得することだって正義とは限らない、嬉しいから笑うとは限らない、右も左も何かの目安として誰かが決めた指標に過ぎない、ってことを森せんせいはいつも言いたがってるような気がする。
    水素のように軽く、美しく生きられたらとも思うけど、友人として水素に安全なところにいて欲しいと願う甲斐の言い分がごく自然なものに見える私は所詮地上の人間なんだよなあ。

  • 図書館より拝借。

    生とか死とかではなく、
    善とか悪とかではなく、
    ただ純粋に飛ぶことを好きなスイトさんがいた。

    だから、1巻のスイトさんと結びつかない。

  • 草薙水素、好きです

  • 2006年4月6日読了

  • 2008/3/21
    水素の毒にあてられて憂鬱になってしまった。
    水素だけに息苦しい。
    笹倉は好き。

  • 引き続き、クサナギスイトが語り手。軍隊が戦争請負会社になるという、究極の民営化が果たされた世界が興味深い。市街地での空中戦もスリルがある。

  • 070823貸出。
    ティーチャとの関係とか、飛ぶときの心理描写がいい感じ。

  • <内容>
    戦闘中に負傷して入院、空を飛べず鬱屈した日を過ごす草薙。組織にとって守るべき存在となりつつある自分になじめないままに―そしてある日「少年」に出会う。真っ黒な澄んだ瞳。その中に、空がある。そこへ墜ちていけるような。スカイ・クロラシリーズ第三弾。

  • 『スカイ・クロラ』シリーズの第3弾。まだ出てないけどこのシリーズは後2冊出るそうです。

    『ナ・バ・テア』と同じく草薙水素を主人公として描かれていて。最初から打たれます。怪我をした草薙の考えや、飛べるようになっても自由ではない感じ、考えが定まらずゆれる草薙の気持ちが切ない。

    詩のような戦闘シーンなどこのシリーズの面白さは健在です。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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