クラッシュ・ブレイズ パンドラの檻 (C・NovelsFantasia か 1-41 クラッシュ・ブレイズ)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 791
感想 : 44
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784125009223

作品紹介・あらすじ

標的は『過去』。元巨大財閥総帥にして元賞金首に仕掛けられた罠。姿無き敵の狙いとは。

感想・レビュー・書評

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  • 表紙見て「……何でこの組み合わせ?」とか思ったのだけれど、「なるほど…」と納得。
    死んだ組というのは、それはそれでなかなか悪趣味でいい感じです。
    スカーレットウィザードシリーズを未読で詳しいことは知らなかった私は、ケリーの過去は結構な衝撃でした。
    普段の彼らを知っているだけに、余計にそれが圧し掛かる気がしました。
    だからこそ余計に愛しいとも思えるし。
    彼らには今の生を充実して生きて欲しいな。
    いや、言われなくてもしているけど。
    ヴァンツァーに関しては、もう笑っちゃうくらいマイペースですが(笑)

  • そんな時代があったことを
    忘れない
    忘れないでいるのは
    自分だけでいい
    他の誰も覚えておかなくていい
    もし
    知っているやつがいたならば
    もし
    覚えているやつがいるのならば
    全員
    ここにいる全員
    一人残らず
    命を残さなくて良い
    もちろん
    一人でもできなくはない
    でも
    情報を持っているものがいるならば
    全て奪う
    できないことを

  • [2021年4月現在、江戸川区にあり。
    墨田区には、1巻のみ。
    江東区には、1,4,5,9,10,11,12,13巻の8冊のみ。]

    クラッシュ・ブレイズ4巻。
    デルフィニア戦記とスカーレット・ウィザードで知った茅田砂胡。
    人生の転換期を経てから全くこの手の本を手に取る機会がなくなり、子供が出来てから復活した読書は主に幼児本と育児&家庭本、ついで勉強本といった感じで、それこそ10年ぶりにまたファンタジーの世界を再読するようになったら、、、色々出てる!多少は題名を耳にした気もするけれど、そもそもスカーレットの外伝とか、デル戦も外伝2から恐らく読んでいなかった模様。読み進めるべきシリーズを書き留めておこう。

    今回はケリーの西ウィノア時代をも知る、不老不死(もしくは若返り)狙いの狂人相手の話。とにかく存在すら知らなかった自分の好きなシリーズを読み進めるのに夢中でただただハラハラ面白く読んでいたけれど、地に足をつけて読んでいるファン達にはやや煩雑でストーリー展開や文体に雑さが感じられたらしい。確かに前半は無理して作らず、なんなら問答無用でダンを盾にさっさと誘拐でもなんでもして後半をもう少し長く不自然にならないようにしてくれても良かったし、レティシアとヴァンツァーの出番の薄さとかダンと女性2人の戦っているようで思うようにならないもどかしさとか色々あったけれど、それでも楽しかった。「大陸間弾道ミサイル」。こういうやりとりが面白いんだよなぁ。

    ★デルフィニア戦記(王女グリンダ)⇒スカーレット・ウィザード⇒暁の天使たち⇒クラッシュ・ブレイズ⇒天使たちの課外活動⇒トゥルークの海賊⇒海賊と女王の航宙記

    ★桐原家~、もものき~

  • パンドラの檻
    200218読了。
    今年19冊目今月10冊目。

    #読了
    #パンドラの檻
    #茅田砂胡

    今回の主役はとある共通点を持つケリー、レティシア、ヴァンツァー。
    茅田さんよく考えましたね。

    狙われたのが「過去」なら、ケリーは容赦しない。

    3人は比喩じゃなく「全員抹殺」する。

    最後にいちゃつくケリーとジャスミンが印象的。
    けしからん、もっとやれ。

  • 一度死んで甦った男ケリー・クーアが誘拐された。
    狙いはもちろん不老不死の秘密だ。
    何しろ死んだ時より若い姿で今現在を生きているのだから、こんなに羨ましいことはない。

    とはいえ簡単に誘拐なんぞされないのがケリー・クーアという男。
    ではなぜ誘拐されたのか。
    誰にも知られたくない彼の過去が人質なのだった。

    同じく死から復活したレティシア、ヴァンツァーを囮として、ケリーは一人で敵を殲滅する。
    ジャスミンにもダイアナにも告げることなく。

    だから、フェアじゃないんだよ。
    死から復活できる条件っていうのが一応はあって、ラ―一族にも心を読まれることのない精神の持ち主って言っているけど、それは多分に恣意的。
    作者の好き嫌いなんだと思う。
    だっていけ好かない人は絶対に復活できないもの。

    超人的でいいけど、人でいて。
    と、毎度思いながら読んでいるんだけど。

  •  突然、ケリーに強姦の容疑をかけられる。
     とんでもない事態に、驚いたケリーだが、自ら囮になることで敵陣に乗り込んでいく。
     見覚えのない男が語ったのはケリーの『過去』。
     それも総裁時代の話ではなく、ケリーの出自に関わる部分。自分自身で闇に葬り去ったはずのその時間を知っている男をケリーが許すはずもなく、自分の手で決着をつけることを決意する。

     しかしながら巻き込まれたのは1回死んだ組の2人。

     怒らせてはいけない人を怒らせてしまったそんな状況の話でした。
     暴力だけど、自分の一番大切なものを守るための戦いをする話です。

     テンポも良くて、とても面白かったです。
     意外な組み合わせも相性がよくて、とても面白かったです。

  • 201804

  • 201705読破

  • 蘇り3人の話を書きたいという作者さんの意見だが
    夫婦の絆がさらに深まった回というか。。。  

    今回の解決方法がケリーとしては意外だが レティシアの言う通り彼にとって過去は鬼門だったのだろう。。

  • 「クラッシュ・ブレイズ4 パンドラの檻」ケリーの出生の秘密が明かされる…それは凄惨な過去だった
    http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2015-02-28-1

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著者プロフィール

茅田砂胡
5月3日生まれ。牡牛座。デルフィニア戦記シリーズで小説デビューをはたす。
著書に「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウィザード」「桐原家の人々」「王女グリンダ」「暁の天使たち」「クラッシュ・ブレイズ」「祝もものき事務所」「天使たちの課外活動」「トゥルークの海賊」「海賊と女王の航宙記」シリーズ(以上、中央公論新社刊)、「レディ・ガンナー」シリーズ(角川文庫)がある。

「2023年 『天使たちの課外活動10』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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