ソフィアの正餐会 (C・NovelsFantasia か 1-44 クラッシュ・ブレイズ)

著者 :
  • 中央公論新社
3.59
  • (61)
  • (55)
  • (159)
  • (7)
  • (1)
本棚登録 : 752
感想 : 49
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784125009629

作品紹介・あらすじ

ルウがのんびりと言い出した。「ちょっとね、転校してみようと思うんだ」。だが、この人の唐突な言動には慣れているリィは慌てることなく問い返した。「『転校する』ならわかるけど『転校してみる』って何なんだ?」すると黒い天使はにんまりと微笑した。「制服が可愛いんだよね。その女子校」。「はあ?」「ちょっと着てみたいんだよねえ」。大学二年生の男子が言ったら、即座に変態のレッテルを貼られてしまうところだが、この人なら本当に似合うだろうとシェラは思った。ルウは、心臓を貫かれ肉体を原子段階まで分解され完全に消滅させられた。なのに、ようやく動き出した行き先が『女子校』なのか!?これが、新たな事件の募開けなのか。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 若返りの秘薬があったとして
    飲みたい?
    食べたいか?
    若くなって何をしたいのか?
    そもそもそんなことができるのか?
    ほんの少しだけ若くなったとして
    どれくらい変わるものなのか?
    でもそれだけなんだよね。
    何十年の世界で若返られるのならば
    そんな薬があるのならば
    怪しい技術に頼るしかないのか?
    学問と感覚の世界に
    怪しさを絡められてしまうとね。
    こんな怪しさしか頼るものがなくなってしまうくらいの世界。
    体が心を押し退け始めると怖くなる。
    誰かを不幸にしても、
    自分さえ幸せなら良いのか、
    一人の不幸で終わらない
    不幸を振り撒いてしまうのはたまらない。
    自分に手を出されなければ、何もしなければ良かったろうに

  • ルゥ大暴れの巻。ミステリーというにはさすがにファンタジーだけど、真相が明らかになっていくのも楽しめた。

  • [2021年4月現在、江戸川区にあり。
    墨田区には、1巻のみ。
    江東区には、1,4,5,9,10,11,12,13巻の8冊のみ。]

    クラッシュ・ブレイズ6巻。
    デルフィニア戦記とスカーレット・ウィザードで知った茅田砂胡。
    人生の転換期を経てから全くこの手の本を手に取る機会がなくなり、子供が出来てから復活した読書は主に幼児本と育児&家庭本、ついで勉強本といった感じで、それこそ10年ぶりにまたファンタジーの世界を再読するようになったら、、、色々出てる!多少は題名を耳にした気もするけれど、そもそもスカーレットの外伝とか、デル戦も外伝2から恐らく読んでいなかった模様。読み進めるべきシリーズを書き留めておこう。

    ★デルフィニア戦記(王女グリンダ)⇒スカーレット・ウィザード⇒暁の天使たち⇒クラッシュ・ブレイズ⇒天使たちの課外活動⇒トゥルークの海賊⇒海賊と女王の航宙記

    ★桐原家~、もものき~

  • ソフィアの正餐会
    200222読了。
    今年21冊目今月12冊目。
    #読了
    #ソフィアの正餐会
    #茅田砂胡

    学園ミステリの皮をかぶった、強烈復讐劇。

    女の子ルウ安定のバランスブレイカー。

    なぜ「こっちが先」なのか。
    156ページあたりで真相は見える。

    事件は非常に凄惨です。
    「ソフィアの正餐会」っていうくらいだから。
    タイトルも秀逸。
    リィも探偵出来るね。

  • 新たな事件かと思ったら、前作の後始末の話だった。
    ルウをさらって脳を破壊した4人の老人の、不老不死への行き過ぎた情熱から行うおぞましい行為を止めるため、ルウは完璧なる上流社会のお嬢様学校へ潜伏する。

    この作品ではリィもシェラも添え物だ。
    季節外れの転校生が3人、それも超美形揃いが、女子校に2人、男子校に1人。
    作者、書いていて楽しかっただろうなあと思う。
    私も読んでいて楽しかった。
    学園生活の部分は。

    不老不死への希求がおぞましすぎて、本来のテーマはちょっと…。
    でも、ケリーとジャスミンの出番が少なかったのでよかったなあと思っていたら、次作からはまた出番が増えるとのあとがきを読んでがっかり。

  • 201804

  • 201705読破

  • メインの登場人物か誰かで、話の方向性が固まってきた感じ。
    少女コミックのような学園生活内容。(若干血なまぐさいが)
    ちょいちょい主軸とは違うネタを盛り込んでくるが。

    ラスト、メインキャラでない人物で締めるのが珍しかったかと。

  • 「クラッシュ・ブレイズ6-ソフィアの正餐会」ルゥが美少女になり、シェラと共に女子高へ潜入?!
    http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2015-03-15-2

  • 続き。図書館で。
    表紙の可愛い女の子も結局はアイツかよと思うとものすごいげんなりしますね。なんて言うのか作者好き放題やってるよなあ…。個人的には身も心も可愛い女の子の方が癒されるんですけどね~

全49件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

茅田砂胡
5月3日生まれ。牡牛座。デルフィニア戦記シリーズで小説デビューをはたす。
著書に「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウィザード」「桐原家の人々」「王女グリンダ」「暁の天使たち」「クラッシュ・ブレイズ」「祝もものき事務所」「天使たちの課外活動」「トゥルークの海賊」「海賊と女王の航宙記」シリーズ(以上、中央公論新社刊)、「レディ・ガンナー」シリーズ(角川文庫)がある。

「2023年 『天使たちの課外活動10』 で使われていた紹介文から引用しています。」

茅田砂胡の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×