英本土奪還: 鋼鉄の海嘯 (C・Novels 55-63)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784125010847

感想・レビュー・書評

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    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    この巻から先の物語は完全に蛇足だった。
    しかし、日米の決戦が終了した時点で物語が終わる架空戦記の中で戦後の日本の立場が書かれているのは余り読んだことがないので楽しめた。
    しかも、日米は講話したものの、日本は辛勝で次の攻勢は耐え切れなかっただろうから必然的にアメリカに従う立場になっているのが印象的だった。欧州派遣艦隊が少しでも日本の立場を良くするために行動しているのも中々に良い感じだった。
    アメリカ艦隊が囮に誘引され、日本海軍のみがドイツ軍の輸送を防げる状況というのは中々に歩い演出だった。ドイツ海軍との艦隊決戦は潜水艦からのドイツ製酸素魚雷による襲撃や硬いドイツ艦の奮戦が良かったな。
    最後に艦隊決戦で傷を受けた比叡と榛名が金剛級の生産国で修理を受ける演出は感動できた。そして駆逐艦で唯一無傷な「雪風」は相変わらずだね。

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著者プロフィール

横山信義
1958年生まれ。長野県出身。東京工業大学卒。本田技術研究所勤務の傍ら『鋼鉄のレヴァイアサン』で作家活動を開始。著書に『八八艦隊物語』『修羅の波濤』『修羅の戦野』『蒼海の尖兵』『海鳴り果つるとき』『砂塵燃ゆ』『ビッグY』『零の守護者』『戦艦「大和」最後の光芒』『擾乱の海』『南海蒼空戦記』『旭日、遥かなり』『不屈の海』『蒼洋の城塞』などシリーズ多数。

「2023年 『連合艦隊西進す6 北海のラグナロク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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