契約の紋章 - 翼を継ぐ者1 (C・NovelsFantasia く 2-11 翼を継ぐ者 # 1)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 137
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784125010885

作品紹介・あらすじ

健康が取り柄の平凡な少女リディアは、シュルベル王国の小さな農村で育った。今の心配は収穫祭に着ていく服のことと、腕にできた「痣」のこと。戦争が始まるという噂も遠い出来事でしかなかった。ある日、村に他領の騎士が乗り込んでくる。「痣」は主家の継承者の証であり、自分たちはリディアを迎えにきたというのだが…。剣と策謀渦巻く異世界ファンタジー、開幕。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で。
    平凡な村の娘のヒロインが何と!講釈家(笑)侯爵家の正当な跡取りだった!彼女の運命がここから始まる!という感じのお話。うん、まぁ、うん。ヒロインは頑張るしかないからガンバレって感じなので、彼女の状況にはちょっと同情するけど…。

    状況だけはどんどん変わっていくんだけど、彼女にきちんと物のことわりを説明する存在が居ないので、登場人物だけが増えるので読んでいる方も疲れる。誰が味方なのか、彼女がどういう立場なのかも皆目見当がつかないし。いきなり貴方がこの領地の当主です、と言われても言われた方だって困るでしょうし、何も知らない小娘を領主としてかしずかなきゃいけない領民だって不幸ですよね、ウン。そしてこの状況になることを想定していなかった侯爵家もアホかって感じだし、彼女の両親も呑気すぎる。というか目に見える形で後継者が確定するなら、どこに逃げても無駄だろ?と個人的には思うし、だったら彼女に英才教育の一つも叩き込んでおくのが親の愛じゃないのか?(読み書きは出来るらしいけど)

    それに彼女を連れ去る時もあまりに乱暴すぎるし、その騎士が側仕えみたいになるのもどうなの?って感じだし。ヒロインには今のところ人を従わせる魅力のようなものも感じないし…なので、まぁここまででいいかな、という感じです。

  • 病弱な母と、出稼ぎにでている父とこじんまりと幸せに暮らしていた娘の手にいきなり現れたあざ。それは、彼女の運命を変える紋章だった!「西の善き魔女」ばりに惨い現実を押しつけられる主人公……なんだけど意外とあっさりとなじんだな。もっと逃避してもいいぜ?なかなか面白かったです。
    女の子主人公もいけるではないですか。この作者さんは、「ヴェアウルフ」のシリーズがなかなか好きなのですが、こちらも一枚岩ではいかないような政治劇が展開されそうなので楽しみ。ちょっとイラストが見分け難しいけど、他はかなり満足でした。「王族」の役割についての設定がなかなかおもしろかった。これからに期待。

  • リディア、素直な性格だからこそこの展開なのね。
    面白い。

  • 設定は王道のファンタジー。
    文章は読みやすい。

  • 珍しくファンタジーをチョイスしてみた。結構途中で読めなくなって挫折するのが多いのだけれども、読み切った(第一巻)少女が実は王家の血を引いており、自分を導く騎士たちと冒険に旅立つというそんな感じ。ストーリーや人物はありきたりだけど文章はいいなあと思う。すごく読みやすいのと、情景が悪くない。続きも読んでみたくなった。

  • 一巻にふさわしく伏線が張り巡らされており続きが気になります。

    しかしあっさりと母親が死にましたね…
    過去を吹っ切るためには必要だったのかもしれませんが。
    あと、全体的に為政者が若過ぎる気がします(笑

    なんやかんや言ったところで面白かったです♪

  • 何となく借りてみたのだけど、結構面白かった。
    謎が解明されていくだろう、二巻以降を読むのが楽しみ。

  • 西洋、ではなくファンタジー。養母が娼婦でいいのか。

  • 読みやすかった。平民の女の子がある日腕に現れた紋章を理由に公爵として扱われることに・・・。
    紋章の謎も周りの登場人物についてもまだナゾだらけといったところ。
    正直カタカナの名前がずらりと並んで、誰が誰やらさっぱりわからないけど、次巻以降それぞれの個性をわかりやすく描いてくれれば・・・と思うところ。
    主人公の素性も気になります。

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著者プロフィール

九条菜月
八月一一日生まれ。『ヴェアヴォルフ オルデンベルク探偵事務所録』にて、第二回C★NOVELS大賞特別賞を受賞し、デビュー。
主な著書に「ゆら心霊相談所」「洋菓子店アルセーヌ」「私の彼は腐ってる」シリーズがある。

「2023年 『華国神記3 終わりし神の残影に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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