- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784125010946
作品紹介・あらすじ
峻厳な山の谷間にある隠れ里。この地に生まれた異能を持つ子どもは、神子と呼ばれ敬われていた。神子の桜弥は里長である桐矢と共に訪れた花房郷で、里の平穏と引き替えに「オニゴ」-桜弥が兄とも慕う藤哉を差し出せと迫る、謎の薬師に遭遇する。なぜか死をも甘受するかのように振る舞う藤哉に、桜弥は…。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
鬼の里の話。
-
結構楽しんで読めたかな。
-
うーん、やはり鏡ヶ原の方が良いな。デビュー作よりは良い感じ…だが、ちょっと視点が散漫な印象がある。もうちょっと、きりっと一本筋の通った感じに主になる視点を書いた方が感情移入もしやすいと思う。主人公がちょっと物足りない感じだったかな。
-
2011年5月27日読了
なんというか、桜弥の物語と言うより鬼ノ里の物語…という感じだったなぁ。
主人公は桜弥なんだろうけど、物語の中心は桐矢と鵐と藤哉の3人にある因縁・確執・過去の罪なのでイマイチ桜弥が目立たなかったような感じがする。活躍はしているし、今回の事件を治めるに至ってるので、きちんと主人公の役目は終えているんだけど…。
これは序盤からあからさまに何かあるのに「関わるな」とか言っちゃった桐矢や藤哉が悪いな(笑)この時点からすごく縛られてるものなー。3人の確執については誰が悪いわけでもないので、鵐もこれでようやく自身の気持ちを解放する1歩を踏み出せてよかったんじゃないかな?
個人的には桂也が好き。見た目に反して寡黙で、一途なところが可愛いよね!
しかし、何の説明もなかったが…皆似た名前なのは何か理由とかあるのかな…(;一_一) -
途中まで読んだ。
この人の話はどうも説明不足な気がする。
最初読みはじめて、なんかわかってるかのように話が進むからシリーズモノかと思った。
鬼の里の話で、過去から現代へと因縁が続いてるっていう感じだったけど、途中で挫折。 -
タイトルが鬼譚なのでもう少し、流血の多いお話かと思って読み始めましたが、おとなしいお話でした。
過去に囚われ死を望む3人と、そんな3人とは違って未来を見つめて生かそうとする主人公達2人(牡丹も入れて3人かな?)… さて
かわいい男の子と、影のある男たちばかりで、女性向けですかね。
でも、面白く読ませていただきました。