華国神記 奪われた真名 (C・NovelsFantasia く 2-16)
- 中央公論新社 (2011年6月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
- / ISBN・EAN: 9784125011585
作品紹介・あらすじ
下級官吏・鄭仲望の前に現れた少女・春蘭。小さな体で神虎を操り、無表情で尊大に喋る彼女は、自分は真名を奪われた神だと宣言し、4年前に死んだ仲望の兄が犯人なのだからと鄭家に居候を決め込んだ。同じ頃、都では魔物が跋扈し、良家の子女が立て続けに殺される事件が発生。禁軍が出動する事態となっていた。緊迫する街で、とある姉妹を人攫いから助けた春蘭は、都を揺るがす大事件に巻き込まれていく。
感想・レビュー・書評
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古代中国を彷彿させる世界が舞台。
真名を奪われ人となった神様(春蘭)が、真名を取り戻すために人の世界に降りて来る話。
シリーズの初めの巻なので、随所に伏線が張り巡らされ、これからの展開を予感させてくれる。
真名を奪った男の捜索以外は興味がないと言いながら、様々な人との関わりが春蘭を事件に巻き込んでいく。
話のまとまりも良く、これからの展開がとても楽しみ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
キャラクターが極端にクセがあっていらっとした。
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相変わらずこの著者の文章は微妙に読み辛いし、無意味にうざいキャラクターばかりで読んでいて萎える。
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白い虎にまたがり、姿を現した少女。
真名を奪われ咄嗟に人に戻った元・神は、奪った相手の手がかりを求め
示された方角へとたどり着いてみたら、やる気なさげな男が1人。
しかも奪った相手は4年も前に死んだと言われる。
多分ヒーロー(?)のやる気の無さに笑えてきます。
ここまでやる気がない人は初めてではなかとでしょうか?
それとも徐々に一応やってくれるのでしょうか?
最後まで「面倒」と呟いておりましたが。
要所要所で出てくる、怪しげな男達。
一番怪しげなのは、身元不明な某居候ですが
話の流れとしては…かな? と。
まぁ一番怪しげなのは、仮面被ってる参謀…情報通?
人を見た目で判断してはいけません、と言われるような人。
主人公は300歳という状態なので、何が起きてもそれほど動じず。
元が元なだけに、うっかり手を出しているのか
人になっているからなのか…本人も分からず、ですし。
どうでもいい所としては、白虎をもふもふしてみたいです。
多分できないけど。
しかし落ちがそこ。
そこに気が付いたのがすごいですけど、あの噂話(?)は
これへの布石ですか、そうですか。
ある意味自由になってますし、ある意味中から崩せるという状態。
ものすごく嫌な状態ですが、願ったりかなったり? -
一巻だからか、登場人物が多い…
次から次と現れて(ほぼ男性)、一瞬、わからなくなりました。
表紙の虎に惹かれて買いましたが、思ったよりも面白かったです。
もう少し、仲望にヤル気があれば良いのにって思います。他のメンバーがアピールしまくりなので、勝ち残れなさそうで、心配になります。 -
4巻では佳境に入ってきてラブもちょっと展開があってよかったー。あと1冊で終わっちゃうらしいのが残念。
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友人に借りて。
ずいぶん前に借りていたのを忘れていたという。
登場人物とか、書きたいことはわかるんだけど一冊に収めるものとしては多すぎたかなぁという気がしないでもない。全員ちゃんと出したいの、という気持ちはあるけどあるがゆえに浅く浅くしか書けなかったんだなぁという感じ。
それぞれをもうちょっとでも掘り下げて、関係性とか密に書いてほしかった。
白桃ほしい。 -
個人的に好きな著者の新シリーズ。近代、現代、中世ときて今度は中華風のファンタジーと、その引き出しの多さには驚きます。
まだシリーズの1作目ということで、登場人物の顔見せの要素が強いかな?これからが楽しみです。 -
中華ファンタジー。好きです。好きだから今後に期待です。
今回はまだ序盤って感じだし。
神様(幼女)が真名を奪われ、それを取り返すお話。
とは言え、今回はちっとも手がかりに近づきませんでした。
とりあえず、必要な登場人物を揃えたという感じなのかな?
あとはぐうたらの仲望が実はやり手の武官だった・・・とかただの軟弱モノじゃなというとこから、今後どういう展開になってくるのかも気になるかな。
面白い登場人物が多そうなのでキャラだけのお話にならないことを願う。 -
真名を奪われた神様と、やる気の全くない官吏のお話。
真名を取り返すことを第一に考えていた春蘭は、いろいろな人とふれあうことで、神様だった頃に忘れていた人の心を取り戻していきます。
仲望がロリコン扱いされてるのがおもしろいです。