追放者の矜持 ヴァルデマールの絆 (上) (C★NOVELSファンタジア)
- 中央公論新社 (2012年4月25日発売)
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感想 : 11件
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784125011974
みんなの感想まとめ
物語は、武術指南役アルベリッヒの過去と成長を描き、彼がどのようにして使者となったのかを探ります。これまでの作品で描かれていた「悪の枢軸」とされるカースの存在を通じて、彼の内面的な葛藤や信仰との折り合い...
感想・レビュー・書評
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ヴァルデマール年代記本編で、要所で良い味を出してた武術指南役アルベリッヒの物語。
アルベリッヒはとても気になる存在だったので、今回彼がどうやって使者になったのかを読めたのは嬉しいですね。
既刊ですでに語られていた「アルベリッヒがいるから使者たちは「カースからくるのは盗賊と悪天候ばかり」という諺を使わない」というネタふりが、こんなに遠大な下地をもって語られていたとは。
これまでの物語で、カースとはいわば現実世界での「悪の枢軸」のような扱いのことが多かったのですが、既刊で語られていたアルベリッヒの性格や考え方からすれば、彼が善きカース人であったことは間違いなく、かつ、太陽神の敬虔な信徒であったであろうことも予想できたので、それゆえにどうやって信仰と新たな価値観との間で折り合いをつけていくかに興味がありました。
上巻の一番の読みどころは、彼がどのようにしてカースを追われ、追われながらも故郷に忠誠を捧げ、同時にこれまで悪魔とその乗り手と信じていた「共に歩むものと使者」である自分、そして選びしものを受け入れていくか…だったと思います。
悪魔と信じていたものが実は善で、しかも自分を選んだというのは、アイデンティティ・クライシスどころではない話だったでしょう。
また、唯一神というものがいかに地上の権力と結びつきやすいかということも、話の進行にあわせてさらりと語られていて、やはりラッキー女史はさすがだなぁと思いました。
もともとラッキー女史は同性愛を否定してはいないものの、ここのところヴァニエルの三部作でBL系の話が続いていたので(それはそれで私個人は面白く読んでましたが)、今回は超硬派な主人公がとっても新鮮に思えました。 -
感想は下巻で。
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武術指南役として、いくつかの作品で名わき役を務めてきたアルベリッヒが主役の作品。
マーセデス・ラッキーの作品ではめずらしい男性らしい男性が主人公の作品です。
とは言っても、思っていたより内証的なのですね。これはしかたないかw -
カース国生まれの軍人アルベリッヒがいかにしてヴァルデマールにかかわっていったかの物語。女性はまだそんなに出てこないけれど、やっぱりラッキーってフェミニストよね。
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ヴァルデマールの渋くて熱いアニキ、アルベリッヒが主役。
アルベリッヒファン必読。 -
アルベリッヒ、ハンサムでにやり。戦士だし、火刑もあったから、もっと近寄りがたい感じでもいいなー。
ところで、巻頭の「~に捧ぐ」にびくり。あの時期に書かれたのか。
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