トゥルークの海賊1 (C・NovelsFantasia か 1-60)
- 中央公論新社 (2012年7月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784125012087
作品紹介・あらすじ
一世に呼ばれて赴いた先には、ものすごくド派手で威厳と風格と静寂を纏ったトゥルークの僧侶がいた。実は連邦の上層部でとある大事件が進行しており、惑星トゥルークが深くかかわっているらしい。それでケリー・ジャスミン夫婦と僧侶(とその一行)とのご対面となったわけだ。結局その問題の地へ乗り込むことになった怪獣夫婦だが、トゥルークは、かの「常識外」夫婦すらも仰天する変わったところだった-『天使たちの課外活動』とリンクしつつも「大人」が主役?の新作登場。
感想・レビュー・書評
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もうやめておこう、やめておこう・・・と思うのについつい買ってしまう茅田砂胡(-_-;)
これの一つ前の「天使たちの課外授業2 ライジャの靴下」を我慢して買わずにいて、読んでないので分からないことがちょいちょいあったw
そういう、ここから読む人のこと考えない話作りはどうかと思うの!!
だってこっからシリーズ始まるように思うじゃん!!!
まあそうではないと知ってはいたものの・・・
茅田砂胡さんは、是非、もっかい矯めて矯めて、新しいファンタジーをやって欲しいなーと心底思う。
デルフィニアとスカーレット・ウィザードが大好きなだけに。
混ざったとき、嫌がる声もあって、でも元々彼女の中ではこれが原型だったんだよね。
王女グリンダがはじまったとき、既にルゥもいて、怪獣夫妻もいたんだよねーきっと。
その完成形に向けた大きなお話が二つあって、今はもうその二つが完成してしまって、完成したあとのものを書いている。
これがやりたかったのだろう、というのは分かるのだけど、残念ながら、完成したものよりも完成させるまでの過程の方がはるかに魅力的なんです。
多分、そういうものなんだと思う。
茅田さんが悪いというわけではなく。
過程の方が魅力的なんだよ、物語って、多分さ・・・
最近のは単なるキャラ萌え・内輪ネタな感じです。
これまでの経緯を全部知らないと話が分からないし。
川が流れ流れて、湖だか池だかにたどり着いて、そこで停滞している感じ。波はあるけど、流れとは違う。
この先、出来ることなら、茅田さんはやりたいと思っていないかもしれないけど、さっさと池からもう一度更に低きに向かって流れていって、海まで行って欲しい。
完成した世界をもう一度、敢えて壊して、終わらせて欲しい。
そうならないような気はするけども・・・
デルフィニアもスカウィも大好きで、キャラも大好きで、混ざること自体は別に嫌ではない。
だけど、このままだらだらと同人的な内輪ネタを続けるくらいなら、きれいさっぱり潔く完結して欲しい、とつい思ってしまう。
乱暴な感想で申し訳ないけれども。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
たしかにひどい。
前作と今回の作品の間にストーリーがあったらしいのだが、
この本には載っていない。
話が見えない、というほどではないが、
久々の長編のまどろっこしさと相まって、
少々不快。 -
新作だけど新作じゃない!どこまで続くの?茅田先生!?
だけどクラッシュブレイズのような短編集よりも、長編が読みたかったので、とてもとても嬉しい!
正統派ファンタジーとふんわりSF好きなら、是非デルフィニア→スカーレット→暁の天使→クラッシュブレイズ→課外活動→海賊と受け継がれる世界観を楽しんで頂きたい!
ハマったら抜け出せない! -
久々の海賊と女王編という事で。
ドンパチは以下次回ですな。
海賊王の海賊退治が楽しみです。 -
あーもー続きが楽しみだよ!
だけどヨリモバ分が巻末に入るのかと思ったらなかったよ。 -
20220304
3.5評価で四捨五入☆4つ
長い長い間、本棚で寝ていたシリーズ本。
茶番ともいえる世の喧噪やら戦やらを脇に置いて
やっと頼もしすぎる怪獣夫妻に会いに行けました。
あ、課外授業シリーズの方も数冊、溜まってる… -
女王と海賊、そのうえダイアナまでタジタジなトゥルークのまき