トゥルークの海賊2 (C・NovelsFantasia か 1-63)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784125012551

作品紹介・あらすじ

"パラス・アテナ"の前に武装した八隻の宇宙船がずらりと並んでいた。二代目グランド・セヴン達の船と、"ブラック・スワン"二世号とが。探索の依頼を受けてトゥルークに赴いた怪獣夫婦は連邦軍の駆逐隊が壊滅する現場に行き合う。その襲撃者は恥知らずにも伝説の大海賊の名を口にした。-その時、ケリーの顔から表情が消えた。一方、大いなる闇の顕現を告げられたトゥルークの僧侶たちは大混乱。ついにはサリース・ゴオランの僧籍離脱問題へと発展…?内憂外患(!?)な惑星トゥルークの第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • 昔の話が入るのが好き
    今の時間軸ではないのに、
    この時代があったから
    今がある。
    一人の人間と一艘の船が出会ってすぐくらいの挿話。
    その出会いの話ではないのに、
    出会ってすぐくらいの間にこんな話があったんだね。
    お互いを認めながら
    少しだけ近づいて
    あとはいつも離れている。
    お互い船長をやっているからこそ
    できることと、できないことがわかるからこそ
    その関係が出来上がっている。
    思い出の中でも
    大切な場所にいる人たち。
    もう何十年も前

  • 20220315読了

    怪獣夫妻さえも、恐れたじろぐの巻。
    リィの某袋が、このシリーズでも大活躍。

    夫から回って来た大量のミステリ本よりも
    砂胡先生の作品でリフレッシュ♪だな。

    ますますリアル アンビリーバボな世が続いていて
    メディアは相変わらず馬鹿の一つ覚えでフェイクが多く
    煽る事ばかりしていて腹の底から呆れちゃう~

  • リィが猛獣使いのまき

  • [2021年4月現在、近隣三区全てにあり。]

    トゥルークの海賊2巻。
    『天使たちの課外活動』と並行する時間上の話だが、『スカーレット・ウィザード』の登場人物が主で、全4巻。

    天使たちの課外活動を読んでいて、どうもこれはトゥルークを先に読むべきか!?!?という感じになってきたので、シリーズ途中だったけれど割り込む形でこちらを読んでみた。

    そしたら、ドンピシャ!
    やはりこれは割り込んで読んで正解だった。シリーズこそ違えど、筆者のなかでは一つの世界として続いている話で、まさに「天使の課外活動」の1~4の頃と同じ時間軸。この二巻でやっと海賊の話となってくる。ただ、、、最後まで読んでの感想だけれど、"豪華客船"の分捕りは要らなかったんじゃないかなぁ???今回は(も?)色々と謎を多く含ませながら話が進むので行きつ戻りつしたり、あの本参照したい!などとも思ったけれど、最後まで読み切ってもこの強奪した(する予定)船を、一味がどこに使っていたのかは不明。メインの船は特A級感応頭脳をつむ軍艦なんだし、最後沢山出てくる海賊船の足しに(性能的にもしているはずないし)したとしても少なすぎるし。きっとなぞ解きの足掛かりとして用意したってことなのかな?一番の見どころは、やはりリィの"お裁縫"。てっきりシェラも分かっている話だと思っていたんだけれど、、、、あれ?知識としては自分が入れられた袋が何だったかは理解していたんじゃなかったっけ、、、、、?

    ★デルフィニア戦記(王女グリンダ)⇒スカーレット・ウィザード⇒暁の天使たち⇒クラッシュ・ブレイズ⇒天使たちの課外活動⇒トゥルークの海賊⇒海賊と女王の航宙記

    ★桐原家~、もものき~

  • トゥルークの海賊2
    200512読了。
    今年40冊目、今月4冊目。
    #読了
    #トゥルークの海賊2
    #茅田砂胡

    本物は本物が判る。
    グランドセブンとケリーの昔が語られる。
    それがカッコいい分偽物との落差が滑稽。

    お師匠様を助けるために、リィがやったのはデルセンでお馴染みのあの方法。

    リィの価値観ぶっ壊していくこの感じ、好きなんだよなぁ。

    次は「全仕事」だ!

  • 『パラス・アテナ』の前に現れたのは、二代目「グラウンド・セブン」。
     おまけに「ブラック・スワン」二世号と名乗りだした男に、ケリーの顔から表情が消える。

     おまけに「大いなる闇」が現れたと聞いたトゥルークの僧は大混乱。
     前代未聞の僧籍離脱を遂げた二人にまで話は及んで……という話でした。

     いよいよ中も外もぐちゃぐちゃでした。
     作者様らしいテンションで、たくさんの登場人物がしっちゃかめっちゃかで動き回る。
     そんな話でした。
     いつもと変わらないテンションのお話をお望みの方には是非、オススメします。

     いつまでも同じテンションで書き続けられる作者様を尊敬します。

  • 201806

  • 2017/2/27

  • 4年ぶりくらいに読むのを再開。久し振りに読んでも安定する怪獣夫婦と太陽と闇。ケリーが二代目グランドセブン(偽)に対して激怒したことが何よりも嬉しかった。当たり前だが、海賊王は常に海賊王で在るという事が喜ばしい。そして、リィ……よくルゥを麻袋に詰められたな……って思った。リィだから出来ること……うん。

  • 本物と偽物の比較ができてイラストの存在が有難かった。
    が、表紙のケリーが突っ込みを入れているようにしか見えなく。。。

    ダイアナの成長過程が少し覗けて興味深かった。

    二度読みすると、色々伏線があったのだな、と気づく。

    デルフィニアのネタもあって、楽しめた1冊。

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著者プロフィール

茅田砂胡
5月3日生まれ。牡牛座。デルフィニア戦記シリーズで小説デビューをはたす。
著書に「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウィザード」「桐原家の人々」「王女グリンダ」「暁の天使たち」「クラッシュ・ブレイズ」「祝もものき事務所」「天使たちの課外活動」「トゥルークの海賊」「海賊と女王の航宙記」シリーズ(以上、中央公論新社刊)、「レディ・ガンナー」シリーズ(角川文庫)がある。

「2023年 『天使たちの課外活動10』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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