トゥルークの海賊4 (C・NovelsFantasia か 1-68)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 350
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784125013213

作品紹介・あらすじ

ジャスミンには女友達がほとんどいない。だから、その貴重なひとりであるエルヴァリータの就任式に、どうしてもどうしても駆けつけたかった。一方、エルヴァリータは闇の神の託宣により最高位への昇格が決定した以上、どうしても是が非でも、ルウに就任式に参列して欲しかった。かくして、何が何でも絶対に二度とトゥルークには降りたくないダイアナとルウは「そこを何とか」とくどかれまくることになる。この事態にすねまくる彼らは手に手を(!)取ると、家出を決行!さてこの後日談的結末はいかに-?

感想・レビュー・書評

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  • 第四巻。
    もう一つのお話の裏のお話。
    時間は同じで
    キャラクタを変えて
    舞台を変えて
    世界を広げてくれる
    毎日が同じ時間ではないだけに
    いろんなことの隙間に
    あるんですね。
    三巻では終わらないで、
    課外活動でもない、海賊の4巻。
    表紙のキャラクタって
    一体何なの?
    って思ってしまったけど、
    最後まで読んで
    あの場面かぁと
    どっちも人ではないけど、
    まるきり人な表紙

  • トゥルークの海賊の後日談。表紙だれかと思ったよ(笑) リィが活躍するお話が読みたいなー

  • [2021年4月現在、近隣三区全てにあり。]

    トゥルークの海賊4巻。
    『天使たちの課外活動』と並行する時間上の話だが、『スカーレット・ウィザード』の登場人物が主で、全4巻。

    そしたら、ドンピシャ!
    やはりこれは割り込んで読んで正解だった。シリーズこそ違えど、筆者のなかでは一つの世界として続いている話で、まさに「天使の課外活動」の1~4の頃と同じ時間軸。

    四巻+外伝と思っていたのがこの巻が外伝?追加版?と分かって1冊減った悲しみを感じていたけれど、中身は良かった!ダイアナとルゥの駆け落ちは要らなかった?けれど、、、前巻にも出てきたミニヨン連星。これ、言葉としての記憶はないけど、ガス状~はスカーレットの時に出て来た話だよなー、問題はその宙域での話があったのか、なかったのか。そこまでは思い出せない自分が恨めしい。やはり全シリーズ手元に揃えて読んでみたい。
    思えば「天使たちの課外活動」で読みたい、読まなきゃと思ったのは、書かれていないか小話や外伝かもと思っていたクーア夫妻とライジャの両親の初回の出会いと、ジャスミンがダイアナがへそを曲げるからとダンに依頼していたトゥルークでの式典への参加。そういう意味ではトゥルークの海賊本編以上にこっちの方を求めていたんだよな、大体トゥルークがあんなに異常な星と知らなかったし。
    色々読み返したい話もあるけれど、とりあえずタイラーの無事も分かったし、チムニーの"家族"の顛末も分かったし、ラテール・ゴラーナとランバルトの関係が少し気になるけれど、今回も大団円ということで、、、、楽しかった!

    ★デルフィニア戦記(王女グリンダ)⇒スカーレット・ウィザード⇒暁の天使たち⇒クラッシュ・ブレイズ⇒天使たちの課外活動⇒トゥルークの海賊⇒海賊と女王の航宙記

    ★桐原家~、もものき~

  • トゥルークの海賊4
    201002読了。
    今年76冊目今月8冊目。
    #読了
    #トゥルークの海賊4
    #茅田砂胡

    トゥルークに行きたくないルウとダイアナが、“駆け落ち”する。表紙絵や挿絵が非常にインパクト大。
    結局トゥルーク行くんだけどね。

    「トゥルークの海賊」ってあの人を指すのか!妻に指摘されて膝を打った。

    最後のルウの振る舞いが見もの。
    やりとりも最高だ。

  • 積読消化。3巻までの内容を半分忘れてても読める(笑)見どころはラストの黒の天使大暴走。個人的に彼の歌は本気で聞いてみたいけど、聞いたら聞いたで自分の歌が歌えなくなりそうで怖いな。わしの推しは大型夫婦妻の方のはず。

  • まさかの「トゥルークの海賊」4巻。終わったと思っていたけどねぇ。
    後日談だね。前のお話までに入らなかったエピソードをまとめつつ、後への伏線をこっそり張っておく。伏線は回収してもしなくてもいいぐらいで。

    ライジャの地元だから、今後もなにかとあるのだろうけどさ。

  •  全てがようやく丸く収まったと思いきや、最後にもう一つだけ波乱が。

     ルゥのお陰で最高位への昇格が決定したエルヴァリータは、友達になったジャスミンに就任式に出席してほしいという招待状をよこした。
     女友達の少ないジャスミンはどうしても、その就任式に出席したい。
     ただし、その土地で今までの理屈がまったく通用しない目にあったダイアナは断固拒否!
     また、同じくエルヴァリータから招待状をもらったルゥはあの星での出来事を思うととても憂鬱になって、とてもとても行きたくない。
     そんな二人が手に手をとって(?)逃避行に出る――

     という話でした。
     関係ないようで関係のある二人が、結びついて。
     でも結局はいい感じのところに落ち着く……という話でした。
     相変わらず、やいのやいのしてるし、ルゥが歌ったり、ちょっと番外編というか本編じゃないからこそのゆとりもあったりもして、ラストの四巻にとてもふさわしい内容だったと思います。
     これが気に入れば、他のシリーズを読んでも大丈夫です!

  • 201806

  • 3巻で終わりかと思えば4巻があった。
    2017/3/4

  • 後日談ということで荒々しいことは無かったと思われ……る、はず……うん。前半はジェームスの進学騒動、後半はトゥルークに行きたくないルゥとダイアナの駆け落ち騒動(笑)とイベントは目白押しでした。そしてトゥルークでの就任式は圧巻の一言。ここまでトゥルークの掟が緩和されるとは。これもルゥのお陰なのか(本人は行きたくなかったけど)と大いなる闇としての務めを果たしたようにも思われました。
    処で、個人的にはジャスミンは孫であるジェームスを甘ったれだと殴りたくなっていたけど、そもそも周りにいるのはケリーやらリィやらシェラだからジェームスが普通なんだと言いたい(笑)

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著者プロフィール

茅田砂胡
5月3日生まれ。牡牛座。デルフィニア戦記シリーズで小説デビューをはたす。
著書に「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウィザード」「桐原家の人々」「王女グリンダ」「暁の天使たち」「クラッシュ・ブレイズ」「祝もものき事務所」「天使たちの課外活動」「トゥルークの海賊」「海賊と女王の航宙記」シリーズ(以上、中央公論新社刊)、「レディ・ガンナー」シリーズ(角川文庫)がある。

「2023年 『天使たちの課外活動10』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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