心の多様性: 脳は世界をいかに捉えているか

  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (79ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130031516

作品紹介・あらすじ

トリ,ヒト,それぞれが視る世界は同じものではない.赤ちゃんはいつごろから自分を自分と認識するのか.心の働きの多様性を比較認知科学・発達認知科学の視点からわかりやすく解き明かす.大学出版部協会創立50周年記念出版.

感想・レビュー・書評

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  • トリとヒトはいずれも視覚に大きく頼って生きている生き物である。それぞれの動物たちが自分たちに重要な情報を、環境からどのように抜き出して世界を視ているのか、脳がどのように働いているのか、脳が世界をどう捉えているのか。視覚と心の働きについてコンパクトにまとめられていて大変読みやすい。
    この本を読んでトリの錯視についてもっと知りたくなった方には、中村先生の「動物の錯視」をおすすめする。

  • 【選書フェア】
    資料ID:98141070
    請求記号:481.37||K
    配置場所:工枚選書フェア

  • 動物によって見ている世界は大きく違う。
    訓練すればハトは西洋画と日本画の区別も見極める。
    自分自身が見ている世界が唯一ではないという考え方は、グローバル化が進む中で異文化に出会った時、それらを判断する手助けにもなる。自分自身を知ることも重要だが、自分と違う他者を理解することは、社会を生きていく中で重要。

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著者プロフィール

千葉大学先進科学センター特任助教
京都大学文学部卒業。同大学院文学研究科修士課程・博士後期課程修了。文学博士。日本学術振興会特別研究員を経て,2011年より現職。鳥類とヒトの知覚・認知について,行動実験をもとに分析している。

「2013年 『動物の錯視』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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