シリーズ図書館情報学1 図書館情報学基礎 (シリーズ図書館情報学 1)
- 東京大学出版会 (2013年5月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784130034913
作品紹介・あらすじ
2000年以降の新たな技術的展開を踏まえ,日本の図書館情報学の全体像を示す新シリーズ.第1巻は概論・イントロダクションとして,知識と資料,情報メディア,情報利用,学術コミュニケーション,計量情報学といった図書館情報学を構成する主要なテーマを解説する.
感想・レビュー・書評
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東京大学の根本彰先生が編者となって刊行されたシリーズの1巻です。
本シリーズは図書館情報学の概説書及び標準的な教科書となることを目指しているとのことですが、私の使っていた教科書よりももっと踏み込んだ内容だと感じます。
ただただ受動的に読んでいるだけではもったいない。
うんうん頭を悩ませて考えながら読むことで、何か今後の業務で役立ちそうなヒントを見つけられそうな、骨太な1冊でした。
今後、お仕事の中で特に必要だろう、再度参照するだろうという項目をメモメモ。
○情報行動(特に情報リテラシー)
○オープンアクセス
○図書館専門職
特に今日のネットワークメディアの普及・浸透した社会状況を踏まえた上で図書館情報学の各トピックを取り上げているのがうれしいです。
また、図書館情報学の研究手法をテーマにした「計量情報学」の章がおもしろかったです。
データを収集し、分析し、成果の評価につなげる…ということをやってみたいと思っているので、このあたりのことはもっと勉強せねば。。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
* 購入日20170925
* Amazonで購入した。 -
2015 1/1パワー・ブラウジング。
これもずっと読まねばと思っていた本、棚にはずっと刺さってたけどやっと読めた・・・PBだけどw
これも図書館情報学の教科書で、やはりばしっと決まった説明をとってきたい用語説明の出典とか、大学時代に習ってはいたけどそのレジュメ探すのがめんどうな話とかをまとめて参照したいときにとても有難い1冊。
ただ、いわゆる「教科書」としてどうかと言うと・・・冒頭の解説とかだと「初学者向け」とか書いてあるが、その初学者ってどこにいる人なんだろう感が、冒頭1.1から展開されているという。大事は話だし1章みたいな内容がまとまっているのはとても有難いんだけど、授業で採用するような「教科書」ではないし、冒頭を信じて買うと後悔するかも知れない、この巻は割りと全編そのテイストだし。いやだからこそ面白いんだけど。
3.1.3 「ブラウジングと情報遭遇」はチェック漏れしている話がけっこうあったので後でちゃんと読み返す+引用も辿る。