社会の教育システム

  • 東京大学出版会 (2004年9月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (312ページ) / ISBN・EAN: 9784130100984

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  • 人間とは作動の閉鎖性と構造連結の差異をたえず生産する極度に複雑なシステム
    生体システムと同時に意識システム

    動機とはコミュニケーションのために仕立てられた行為の記述

    二重の不確定性=循環命題
    社会システムが形成されるためにアプリオリに与えられる、または時間の次元に移して解決できる

    社会というシステムは二重の不確定性とみずからが生み出した無知の体制に服さざるを得ない

    designed inconsistency

    平凡でないシステムが平凡なシステムを装う方法を得る

    知識の学習は大幅に決定することの学習に置き換わる

    自己記述は仮想現実を構成し、自己に自己を包含する論理的問題を解決する

    カウフマンの自己組織化など複雑系の影響を強く受けた社会論、そして教育論。難しい、、、が得るものも多い。一回ではわかりきれた気がしない。

  • N・ルーマンの晩年の一冊
    彼自身の言葉によって彼の概念なども説明されており
    ルーマンの入門書としても、大変に重宝するであろう一冊
    一読の価値アリ

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著者プロフィール

ニクラス・ルーマン(Niklas Luhmann) 
ビーレフェルト大学名誉教授。1968年から1993年までビーレフェルト大学社会学部教授を務めた。著書は『社会システム』の他、『社会の……』や『社会構造とゼマンティク』のシリーズなど多数。1927年-1998年。


「2020年 『社会システム 下 或る普遍的理論の要綱』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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