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- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784130100984
作品紹介・あらすじ
最晩年のルーマンが,自己のシステム理論の諸概念装置を明快に解説しながら,子供という媒質(メーディウム)と取り組む教育システムの特性を描く.初期から一貫して教育に関心を持ち続けたルーマンのシステム論,円熟の到達点.
感想・レビュー・書評
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人間とは作動の閉鎖性と構造連結の差異をたえず生産する極度に複雑なシステム
生体システムと同時に意識システム
動機とはコミュニケーションのために仕立てられた行為の記述
二重の不確定性=循環命題
社会システムが形成されるためにアプリオリに与えられる、または時間の次元に移して解決できる
社会というシステムは二重の不確定性とみずからが生み出した無知の体制に服さざるを得ない
designed inconsistency
平凡でないシステムが平凡なシステムを装う方法を得る
知識の学習は大幅に決定することの学習に置き換わる
自己記述は仮想現実を構成し、自己に自己を包含する論理的問題を解決する
カウフマンの自己組織化など複雑系の影響を強く受けた社会論、そして教育論。難しい、、、が得るものも多い。一回ではわかりきれた気がしない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
N・ルーマンの晩年の一冊
彼自身の言葉によって彼の概念なども説明されており
ルーマンの入門書としても、大変に重宝するであろう一冊
一読の価値アリ
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