責任という虚構

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  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130101080

感想・レビュー・書評

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  • 全部の章は読んでない。でも、「虚構」って言ってしまうと全てが虚構?なんて思ってしまった。日本、という国の存在自体も別に個人が生きていくだけなら必要ない存在。「虚構」かな。というか全てが無意味になるんじゃなかろうか、と思った。そう考えると人生は自分の楽なほうに、楽しい方に生きたほうが楽しそう。と、思った文献でした。前向きになれるやも。

  • 責任概念を根本から遡って再考する。

  • 「責任を問う」 や 「責任をとる」。この本を読むと、世に蔓延っている 「責任」 という概念が覆されます。
    私たちは普段自分の意志で自分の行動を決定している。本当にそうなのか。本書はそこから始まって、ナチス・ドイツのホロコースト、死刑制度、冤罪等の検証を通して、私たちが自明のものと思っていることについて、緻密に、冷静に、そして鋭く考察していきます。その上で、著者は否定したり悲観したりせず、ただ、「知っておいた方がいいよ」 と私たちに囁いてきます。

    <国際学部研究生>

    湘南OPAC : http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1544380

  • 過去1年間に読んだ全てのジャンルの本の中で最も面白かった本。(それ以前の本は忘れているので比較しようがない)

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著者プロフィール

小坂井敏晶(こざかい・としあき):1956年愛知県生まれ。1994年フランス国立社会科学高等研究院修了。現在、パリ第八大学心理学部准教授。著者に『増補 民族という虚構』『増補 責任という虚構』(ちくま学芸文庫)、『人が人を裁くということ』(岩波新書)、『社会心理学講義』(筑摩選書)、『答えのない世界を生きる』(祥伝社)、『神の亡霊』(東京大学出版会)など。

「2021年 『格差という虚構』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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