福祉と正義

  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130101103

作品紹介・あらすじ

本書は経済学の落とし子です。ただし、福祉はひとの善き在りよう(well‐being)の実現を希求し、正義はその実現のあり方を問います。福祉と正義は、エコノミック・シンキング(経済学的思考)のさらなる展開と、その細心かつ大胆な転回を要求するでしょう。

感想・レビュー・書評

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  • 2352円購入2011-02-09

  • 大学時代の集大成として読了。
    その理由は、
    ①公共経済学者による正義論(≒政治哲学や近代立憲主義~の人権思想の文脈を汲む)であり、これまで"意図して広範に行ってきた"4年間の学修成果を意義付けるため。
    ②自身がゼミにおいて「福祉国家研究」を一大テーマとして掲げており、院進こそしなかったものの、今後の生活の中でも関心事として揺らがないことを確信したため。

  • 人権は個人が持つと想定されるのは、特定の国の市民権という徳ではなく、人間としての地位に根拠があるからだ。

    働いて提供することができるなら、そうしないさ、困窮しているなら、受給しなさい。

    ・共時的に存在するすべての個人を要素とするコスモポリタン。
    ・諸社会の間の関係性を規定する
    ・特定の目的、利益を追求し、それを支える内的基準をもつ複数の集団

  • 2009年2月1日
    読んでも意味が分からない。難解な文章。テーマやセンの名前に興味がわいたけど。またの機会に。

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著者プロフィール

1933年、インドのベンガル州シャンティニケタンに生まれる。カルカッタのプレジデンシー・カレッジからケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジに進み、1959年に経済学博士号を取得。デリー・スクール・オブ・エコノミクス、オックスフォード大学、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス、ハーバード大学などで教鞭をとり、1998年から2004年にかけて、トリニティ・カレッジの学寮長を務める。1998年には、厚生経済学と社会的選択の理論への多大な貢献によってノーベル経済学賞を受賞。2004年以降、ハーバード大学教授。主な邦訳書に、『福祉の経済学』(岩波書店、1988年)、『貧困と飢饉』(岩波書店、2000年)、『不平等の経済学』(東洋経済新報社、2000年)、『議論好きなインド人』(明石書店、2008年)、『正義のアイデア』(明石書店、2011年)、『アイデンティティと暴力』(勁草書房、2011年)などがある。

「2015年 『開発なき成長の限界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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