認知科学選書 10

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  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130130608

作品紹介・あらすじ

おもしろい研究はこうやる!強烈なメタ理論的関心をもち、人間の認識を「おもしろく」解明するタネとシカケはこれだ。

感想・レビュー・書評

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  • 認知科学の方法 (認知科学選書10)

  • 認知科学の方法の初歩的な知識を得るためでなく、研究方法論を知るために、一部分読んでみた。どのようなものが「おもしろい研究」とされるのか。どういう状況でそれが生まれるのか。こうした関心がある。1章では、おもしろい研究のアカデミックな場での扱われ方が、実情として説明されている。リサーチの入門書は多数あるが、その実情の生々しさを本書では描いている。この分野の学生だけでなく、様々な分野で研究を志す方が、ことを起こす前に読んでおきたい書である。おもしろい研究という金山を掘り当ててたい。

  • 名著。「おもしろい研究」にこだわりたい人は

  • 著者は、徹底的に「おもしろい研究」を実践することを論じ、そのメタ理論を述べている。
    しかし、そのメタ理論は様々な経験を積み、血反吐の出るような訓練を受けた者にしか持ち得ないだろう。
    「おもしろい研究」をするための方法には、ほとんど触れられていない。
    認知科学の方法を論じることは難しいという文に、思わず笑みがこぼれてしまった。

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著者プロフィール

佐伯 胖(さえき ゆたか)
1939年生まれ。専門は認知心理学。ワシントン大学大学院心理学専攻博士課程修了。東京大学・青山学院大学名誉教授。日本認知科学会フェロー、日本教育工学会名誉会員。おもな著書に、『「学び」の構造』、『「きめ方」の論理』、『「わかる」ということの意味』など。訳書にレイヴ+ウェンガー『状況に埋め込まれた学習』などがある。

「2022年 『人を賢くする道具』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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